銀の狐と幻想の少女たち 番外編   

「橋姫様のホンネ。そのさん」
※地霊殿編終了~第110話「いつか陽のあたる場所で ①」あたりの出来事ということでひとつ。





「――おい、聞いたか? 月見の旦那、こないだの騒動で怪我したって話だぜ」
「本当かよ? 藤千代さんも勇儀姐さんも服ボロボロになってたし、やっぱ相当すげえことになってたんだなあ……」

 聞き捨てならない言葉が聞こえた。
 今、誰かが「月見」って言った。そう認識した私は脊髄反射で耳の全神経を覚醒させ、近年稀な極限の集中力で会話の出処を弾き出した。少し前にすれ違った、通りの隅で酒を呑んでいた二匹の鬼だ。足の全筋肉を総動員して民家の陰に隠れ、続け様に目の全神経を総動員してその姿を捜す。
 二秒で見つけた。すれ違ったときと変わらない場所で、その鬼どもはいかにもぐうたらと酒を呑みながら立ち話をしていた。目の集中を解き、代わりに再度耳を研ぎ澄ませて、二人の会話を一言一句聞き逃すまいと神経を尖らせる。水橋パルスィ、情報収集もーど。

 地底を原因不明の異常現象が襲ったのは、つい昨日の話だ。例年通りのはずだった雪の日々が突如として終了し、なぜか急に気温が上昇。夏まで逆戻りしたかのような突拍子もない気候を前に、積もり積もった雪が片っ端から解けてしまい、住人たちは慌てて箪笥の奥から夏服を引っ張り出す羽目になったのだ。
 更には地震が何度も何度もひっきりなしに起こったり、遠くの空に星のような謎の光が出現したり、なんか火柱が上がってたりと、旧都始まって以来の異常現象だったと記憶している。詳しい原因がわからずとも、「このままではマズいんじゃないか」と直感で感じてしまうほどだった。
 藤千代がいなければ、人々はパニックに陥っていたかもしれない。
 藤千代がいたので、「まあ大丈夫か」と人々は冷静だった。実際騒動は一日で終結し、気温は下がり地震はやんで謎の光も消えて、今まで通りの冬の気候が帰ってきたのだった。
 どっかの命知らずな妖怪が粋がって暴れて、藤千代にぶっ飛ばされたのだろう――その程度にしか考えていなかったけれど。

「で、旦那は大丈夫なのかよ?」
「さあ……ただ藤千代サンに担がれてたみたいだから、自分じゃ動けないような傷だってこったろうなあ」

 月見が地底に来ていたなんて――そう衝撃を受けた途端、私の中で沸々と嫉妬の炎が燃え上がった。なによ、こっち来てたんだったら一言声掛けてくれてもよかったのに。まあ確かに地底が変な状況だったし私も家に引きこもってたから仕方なかったかもしれないけど、どうせ私以外にもたくさん友達がいるんでしょうけどっ、でもなんだか無視されたみたいでちょっと寂

「げふげふ」

 と、とにかく。私個人の感情は一旦置いておいて、重要なのは月見が怪我をしたらしいということだ。

「おいおい、どこの馬鹿の仕業だよ……藤千代さんに死合を申し込むようなもんだ、きっと生きちゃいめえ」
「旦那、今は地霊殿で休んでるらしいがねえ」
(な、なんてこと……)

 私は戦慄した。月見が地底に来ていたのみならず、まさかあの騒動の中で怪我をしていたなんて――それも恐らく、ちょっとやそっとでは済まない大怪我を。頭の中がすっと冷たくなっていく感覚がして、今すぐあの鬼どもに月見の容態を問い詰めたい気持ちに駆られる。しかし嫌われ者の私にそんな勇気があるわけもなく、できることといったら、目から光線を飛ばしかねない眼力でやつらを凝視するくらいである。

「……ん?」
「どうした?」
「いやなんか……誰かにめちゃくちゃ見られてるような気が」

 そうよ、見てるわよ。だから早く月見の詳しい容態を教えなさい。じ――――――――。
 私の視線の意図に気づいたのか、鬼の片方がハッとして、

「ま、まさか、どこかのかわいこちゃんが俺様に一目惚れして物陰から……!?」

 死んだ方がいいんじゃないかしらあいつ。

「あっこれ違うわ、なんかすごい背中からぶっ刺されそうな視線になったわ。やっぱいま冬だわ」

 鬼のもう片方が、相方の肩にそっと手を置いて、

「なあ……知ってるか、夢は寝て見るもんなんだぜ?」
「おうどういう意味だコラ」
「てめえが一目惚れされるんだったら俺なんかとっくの昔に嫁ができてんだよ現実見ろ」
「あーん?」
「おーん?」

 このダメ鬼どもが。
 私は肺が空になるくらいのため息をついて、超至近距離でガンの付け合いをする鬼どもから視線を外した。あんたらなんて、雪で転んで腰と後頭部をしたたかに打ちつけて一人憐れに悶え苦しめばいいのよ。ばーかばーか。
 さてと。路地を奥の方に進んで、私は一人ひっそりと思考の海に飛び込む。
 とにかく、月見がいろいろあって怪我をしてしまい地霊殿で休んでいる、これが重要だ。なぜ怪我をしたかといえば、鬼どもも言っていたが昨日の異常現象のせい。知人友人が多い彼のことだし、地底の知り合いに助けを求められて――といったところなのだろう。嫉ましいわね、私もそんな風に駆けつけてもら

「んんっ……」

 ともかく、なんとかして月見の詳しい容態を知りたいところだ。あいつならどうせピンピンしてるでしょうけど、動けないくらいの怪我だったのならちょっと心配

「げっふげっふ」

 いや、別に心配なんてしてないけど。それに、あいつなら心配してくれる知人友人なんかたくさんいるでしょうしああ妬ましい妬ましいネタマシイ……。

「……」

 ……いい加減に集中しよう。
 とにかくとにかく、月見の詳しい容態を確認する必要がある。別にあいつの心配なんて欠片もしていないけれど、わからないままにしておくくらいなら、はっきりさせた方がいいのは自明の理だからだ。でも、どうやって確かめればいいのだろう。月見は、地霊殿で休んでいるという。地霊殿といったら旧都で知らぬ者はいない、覚妖怪が住んでいる洋館だ。そして覚妖怪といったら、人の心を読んでからかうのがお好きともっぱらウワサなイジワル妖怪だ。もしも月見の前で心を読まれたらと想像すると、もうそれだけで軽く死にたくなってくる。
 そもそも嫌われ者で根暗な私に、自分から誰かの家を訪ねる勇気なんてないわけで。
 でも、確かめたい。でも、勇気がない。「でも」「でも」が頭の中で無限ループを始める。

「…………」

 ど、どうしよう。








 悩んだときは、橋に向かうのが私の日課だ。
 というか、悩んでいようがいまいが関係なく、とりあえず橋に向かうのが私の日課だ。
 元は橋に祀られる道祖神の類だった、橋姫のサガとでも言おうか。欄干に頬杖をついてぼんやりしている時間が、なんだかんだで一番落ち着くのだ。なので私は、雨が降ろうが雪が降ろうが寒かろうが暑かろうが、基本的に毎日欠かさずここまで足を運んでいる。異常現象が発生した昨日も、事態が本格的に怪しくなるまではここでぼーっとしていた。
 それになんとなく、橋でぼんやりとしていれば、また月見が会いに来てくれるような気がしたから。いや断じて私が月見に会いたがっているというわけではなく、向こうから来てくれたらこっちから行く手間が省けて都合がいいって、それだけの話でっ。
 けふん。

「……ふう。やっぱりここは落ち着くわね」

 地上へ続く洞穴から、旧都へと至る一本道。それを真っ二つに遮る形で、小さすぎず大きすぎずな川が流れ、我ながら雅な反橋が一本架けられている。地底にも橋というのは何本かあるが、ここが私のお気に入りであり、テリトリーでもある場所だった。
 一応鬼子母神様から、通行人の監視みたいな役目を任されたりしているのだ。とはいえ地上と地底に不可侵の決まりがある手前、通るやつなんて月見と鬼子母神様当人を除いて皆無だし、旧都からある程度離れているお陰で賑わいとは無縁。まさに、根暗な私のために架けられたような橋なのである。
 いつものように反橋の真ん中で頬杖をついて、水のせせらぎを聞きながら物思いに耽る。月見のこととか、これからどうしようかとか。さすがに地霊殿まで直接様子を見に行くのは無理なので、思いきって旧都の誰かに訊いてみるか。もしくは、月見がいま地底にいるならそのうち地上へ帰るはずだから、ここで辛抱強く待ち続けてみるか。というか、月見は怪我をするし鬼子母神様まで服がボロボロだったって、一体どれほどとんでもない妖怪が暴れ回っていたのだろう。
 恐らく、だいぶ長い間ぼんやりしていたはずである。

「……あ、あのー」

 誰かから声を掛けられた気がして、私はゆっくりと思考の海から浮かび上がってきた。それからハッとして、お尻に火をつけられたみたいに状況確認を始める。待ちなさい、こんな嫌われ者で根暗な私に声を掛けてくる物好きっていったら、

「つく、」
「みさんじゃないのよねー。残念だったわね」
「ふしゃあああああああああ!!」
「ふわひゃああああああああ!?」

 そんなオチだろうと思ってたわよばかっ!!
 という気持ちを詰め込んだ私の咆吼で、後ろに立っていた青い髪の少女が尻餅をついた。その隣には、巫女服を着た少女もいた。青髪の方がじわりと涙目になる一方で、巫女服は驚くどころかイヤらしく笑って、

「あんた、そんなに月見さんに会いたいわけ? だったらこんなとこにいないで会ってくればいいのに」
「はあっ!? 別にそんなことないし言いがかりだし事実無根だしっ! ってかあんた、」

 どこのどいつよ、と勢いのまま叫ぼうとしたところで気づく。あれ、そういえばこの巫女って確か――。
 頭の片隅でヒットした。

「……思い出した! あんた、昨日もここに来たやつじゃない! そんでいつの間にかいなくなってた!」
「へー、覚えてたんだ」
「なんなのまた来たの!? またいつの間にかいなくなるの!? ばかなのしぬの!?」

 昨日の、まだ異常現象の兆しがほとんどなかった頃だ。この巫女ともう一人、ほうきに跨った魔法使いらしき少女がここにやってきて、異変についてなにか知っているかと尋ねてきた。その問答の中で彼女らが月見の友人であるとわかり、あははは異性の友達までいるなんて月見サンはサスガデスネーと私が妬んでいる間に、綺麗さっぱりどこかに消えてしまっていたのだ。
 こいつがいま再び私の前に姿を現し、しかも旧都の方向に背を向けているということは、

「あんた、やっぱり旧都に行ってたのね!?」

 巫女はまるで悪びれもせず、

「当たり前でしょ、異変だったんだから」
「地上の人間は立ち入り禁止なのに……その無鉄砲な行動力が妬ましい妬ましいネタマシイ……」

 ちょっと分けてほしい。そうすれば私にだって、月見の容態を誰かに訊いて確かめるくらいはできるのに。

「あ、あのっ」

 青髪だった。お尻のあたりを払いながら立ち上がり、だいぶ頑張って気を取り直した感じで、

「えと……はじめまして、比那名居天子ですっ」
「はぁ? ……ああいや、ごめんなさい違うの。名乗られるとは思ってなくて、その」

 私の愛想ゼロ、いやいっそマイナスといっても過言ではない反応に、青髪の少女が石化してピシピシひび割れを起こしている。ああもう、また私はこんな反応ばっかり! 月見のときよりはまだマシだけど!
 とにかく、名乗られたんだから名乗り返した方がいい……のよね?

「み、水橋パルスィよ」
「あ……う、うん。よろしくっ」

 うぐ、と私は怯んだ。な、なんて顔して笑うのよこの女。すごく女の子らしいというか、同じ女の私すら見惚れかねないくらいかわいらしい笑顔だった。綺麗で純粋で、軽く光を放っているようにも見えた。
 あー、これはあれね。この天子って女は、私と真逆の側にいる存在ね。笑顔を見ればわかる、こいつはきっと性格だって綺麗で純粋なんだと思う。明るくて優しくて、誰にだって好かれて、たくさんの人々に囲まれた光の当たる場所にいる女だ。暗くて性格が悪くて、誰からも避けられている私とはまさに対極ってわけ。あー妬ましいこと。
 睨んでいたら、天子がぷるぷる震え出した。

「あ、あの……私なにか、怒らせるようなことしましたか?」

 すると巫女がメンチを切りながら、

「あんた、天子がせっかく話しかけてるのにいい度胸ね」
「う、うるさいわね!」

 なによ、なんであんたが怒るのよ! 友情を見せつけてるの!? 友情なんて言葉とは無縁な私への当てつけなの!? ばかなの!?
 はっきりと言ってやった。

「私は、橋姫なのよ! 私なんかに構ってないで、さっさと通ればいいじゃないっ!」
「……ああ、なんだそういうこと。なら仕方ないわね」
「そ、そうならそうって早く言ってよっ。あーよかったー」

 ちょっと待ちなさい、なんでそこで二人ともすんなり納得するの。おかしいでしょ。特にそっちの青髪、よかった要素なんてどこにもなかったでしょ。
 巫女が、またニヤニヤとイヤらしく口端を曲げて、

「橋姫って、嫉妬深いっていうアレよね。なるほどねえ。こいついかにも根暗そうだし、天子の明るい感じに女として嫉妬したわけね」
「ぶっ飛ばすわよあんた!?」
「ま、仕方ないわね。天子って地上じゃ超人気者だし」
「やっぱりそうなのね妬ましいいいいいいっ!!」
「ごごごっごめんなさぁい!?」

 青髪が頭をガードして縮こまる。若干涙目である。なによその小動物みたいな感じは! あざとい! 女の私にそんな反応するってことは、それがあなたの素の性格なんでしょうね! そりゃあ男たちの庇護欲を刺激して人気者なわけだわコンチクショウ!
 ふんだ。
 もういいわよ。はいはい、あなたが私なんかと違って人気者な女だってよくわかったわよ。私の完敗ですよーだ。なんで私に話しかけてきたのよ。さっさと地上に帰っちゃえばいいじゃないばかばか。
 と、そこでふと気づく。
 ……そういえばこいつらって、地上の人間よね。そして、旧都の方向からやってきた。ならば先ほどまで地霊殿で月見と一緒にいて、今が地上への帰り道という可能性は考えられないだろうか。
 こいつらに訊けば、月見の詳しい容態がわかるのではないか。

「……ねえ」

 向こうから声を掛けてきたこのチャンス、訊いてみて損はない。

「月見って、怪我をしたって聞いたけど。本当なのかしら」
「あ、やっぱり月見のこと知ってるんだっ」

 青髪の表情がぱっと明るくなる。なによ、共通の話題が見つかって嬉しいなーとでも思ってるわけ? なんでそんなのが嬉しいのよ。私なんて、たくさん友達がいる月見が妬ましいわよ。へー、さすが人気者は性格がいいですねーすごいですねー、私なんかとは違いますねー。ふんだふんだ。

「月見の知り合いなの?」
「今は私が質問してるんだけど」
「あ……そ、そうだよね。ごめんなさい……」
「……あぁーもうわかったわよ言い過ぎたわよっ! だからそんなショック受けた顔しないで頂戴!?」

 この青髪、相手の言葉をいちいち受け流せないで真に受けちゃうタイプなのかしら……やりにくい。無愛想な私とは、致命的に相性がよくないかもしれない。あまり関わらない方がお互いのためになりそうなので、さっさと会話を終わらせるべきだと判断。

「月見とは……まあ、ちょっと話したことがある程度よ。地上と旧都を行き来すると、意図的に避けない限りはここを通るでしょ。その中で何回かね」
「そうなんだ……」

 もしかしたら、巫女の方も同じような判断をしたのかもしれない。青髪がまた脱線するより先に、軌道修正してくれた。

「月見さんなら、確かに怪我したわよ。もう目を覚ましてピンピンしてるけど」
「あ、そう……」

 安堵が表情に出かけたので、咄嗟に我慢した。なるべく素っ気ない風を装って、

「ふうん。じゃあ、そんな大した怪我じゃなかったのね」
「いやもうぜんぜん。人間なら普通に死んでたわねあれ」
「えっ」
「妖怪っていいわよねえ。あんな大火傷の包帯まみれになっても平気で歩き回ったりできるんだもの」

 お、大火傷!? 包帯まみれ!?
 さすがに、この動揺を隠し通すのは不可能だった。

「は、はあ!? 一体なにがあったっていうのよ!」
「……ごめんなさい」

 青髪が、未来永劫拭えないかのような強い悔恨で唇を噛み、

「月見が怪我をしたのは、私のせいで」
「とりゃあああああ――――――――っ!!」
「ふみゅ――――――――っ!?」

 巫女が青髪のほっぺたを、むいんむいんむいーん!! と強烈に引っ張った。

「あんたはまたそうやって、私のせい私のせいってうじうじとぉ! そういうトコこそ月見さんを見習いなさいよ! 後悔するなとは言わないし責任感じるのも大事だけど、押し潰されないで乗り越えんの! おわかり!?」
「ふ、ふあいふあいふあいいいいいっ!?」

 くっ……なんて柔らかくて弾力のあるほっぺなのかしら。改めて観察すると、柔らかさも然ることながら、生まれた当初から欠片も老いていないかのようにつるつるすべすべだと気づく。きっと肌荒れで悩んだためしなんて皆無に違いない。あーもう妬ましいったらありゃしない。この青髪は妬ましさの塊だ妬ましい。
 巫女が、青髪のほっぺから両手を離して振り向く。

「ま、いろいろあったのよ。でもさっきも言った通り、ピンピンしてるから心配するだけ無駄よ。ほんと、人の心配を返せってくらいなんだから」
「……」

 青髪が涙目でほっぺをさする傍ら、私は地霊殿にいるという月見の姿を想像して――それから、内心でふっと吹き出した。
 確かに、そうね。大火傷を負って包帯まみれだとしても、あいつは「いやーひどい目に遭った」とでも言って普段通り笑っているのだろう。苦しいとか、もう駄目だとか挫けている姿なんて、想像世界だけの産物に違いない。
 巫女の言う通り、心配するだけ無駄な話か。いや、そもそも、はじめから心配なんてしてなかったけどねっ。なので私は最後まで素っ気なく、

「そ。じゃあいいわ」

 洞穴の方向を指差し、

「ほら、行くならさっさと行けば。あんまり長居してると、人間嫌いの妖怪に見つかるかもよ」
「あ……」

 青髪が、なにかを迷った。話したところでつまらない相手だとわかっているだろうに、両手の指を交差させながら、少しおっかなびっくりと、

「ね、ねえ、パルシィ」
「あん?」

 思わず飛んだ私の低音に、青髪が巫女の後ろに隠れてがたがた震える。またやってしまった――が、しかし、こればっかりは謝ろうとは思わない。謝ってたまるか。

「あのねえ……パルシィじゃなくて、パルスィよ! パ、ル、スィ!」
「え? ……あ!? ご、ごめんなさい!?」

 私は天を仰いで呆れた。

「あーもう。月見も同じ間違いやってたけど、そんなにややこしいのかしら私の名前」
「……そ、そうなんだ。月見と、おんなじなんだっ……」
「うううゥゥれしそうな顔してんじゃないわよコンニャロ――――――――ッ!!」
「ぅひいいいいい!? ごごごっ、ごめんなさ――――――――い!?」

 弾幕ぶっ放して追い払った。青髪はあたふた逃げ惑っていたし三発ほど当たったのでいい気味だったが、巫女にはぜんぶ余裕の表情で躱されて腹が立った。
 なによ。
 なによ、だらしない顔なんかしちゃって。月見とお揃いなのがそんなに嬉しいか。惚気か。つまりそういうことか。あーそうですか、いかにも幸せな女の子って感じですねー。妬ましい妬ましい妬ましい妬妬妬妬妬……。

「……」

 まあでも、そうよね。あれが、女としてあるべき姿なのだと思う。私みたいに嫌われ者じゃなくて、根暗じゃなくて、独りぼっちじゃなくて。元気で明るくて、とある誰かを、気にしてみちゃったりして。月見の周りに立つには、ああいう素敵な性格の女こそが相応しいのだと思う。

「…………」

 邪魔者がいなくなり静けさが戻ってきた橋の上で、私はぼんやりと、誰に向かうでもなく問い掛けていた。
 ――月見って、なんで私に声を掛けてきたんだろう。





 ○


 そこからの日々は、なんだかあまりよく覚えていない。覚えておく価値もないほど淡白な生活だった、ということなのだと思う。橋姫の本能だけで橋へ向かい、ぼんやりと無為な時間を過ごして、家に帰って寝る。そんな毎日を、もう何回も繰り返したはずだった。
 はっきりと覚えているのは、たった二つ。ある日、いつの間にかまた地上に行っていたらしい鬼子母神様が、見知らぬ少女二人を引きずって元気に旧都へ戻っていったこと。そしてまたある日、旧都の方で鬼たちが次々とお星様になる怪現象が起こったこと。わいわいぎゃーぎゃー賑やかな喧騒を聞いて、まったく妬ましく思わなかったのは生まれてはじめてだった。
 そして私は今日も、いつもの橋で欄干に頬杖をついて、ぼーっと無為な時間を過ごしているのである。

「……はあ」

 なんというか。
 昔の私に、戻ったような気がした。月見と出会う前の、退屈でつまらない生活ばかりを送っていた私に。

「パルスィ」
「にゃー」

 思考が、どんどんネガティブな方向に落ちていく。あの巫女の話だと、大怪我をした月見はものの一日で目を覚まし、心配するこっちがバカらしくなるほどピンピンしていたという。それから、今日でもう一週間近くが経つ。妖怪だったら、とっくに外も出歩けるくらいに回復していると思う。でも、未だ月見の姿は見かけないし、それどころかなんの連絡ひとつだってやって来やしない。
 ため息。

「やっぱり、忘れられてるのかしら……」
「……なにがだ? おい、パルスィ?」
「にゃーん?」

 きっと、そういうことなんだろうな、と思う。あいつは私の存在を忘れている。もしくは、わざわざ連絡を取るほどじゃないと考えている。だって、それほど仲がいいわけでもなく、旧都へ向かう際に顔を合わせるだけの行きずりの相手だから。
 一言で知人友人といっても、その中では優先順位や格差ってものがある。
 私はたぶん、最底辺で。
 あの青髪みたいに素敵な女の子が、上の方にいるんだろうなと

「にゃー!」
「わひゃああああああああああっ!?」
「み゛ゃああああああああああっ!?」

 いきなり後頭部になにかが飛び掛かってきたので驚いてブン投げたら、黒猫だった。
 黒猫はクルクル縦回転しながら感動的な放物線を描き、川に落ちた。

「……」

 私が呆然と見下ろす先で、ふみ゛ゃーふみ゛ゃーと哀れな鳴き声とともに猫が流されていく。

「……パルスィ」
「はっ」

 いつの間にか、横に月見がいた。

「つっ――、」

 声が出るまで、五秒くらい掛かってしまった。不意を衝かれるあまり逆に身動きひとつできないまま、私は呻くように、

「……つ、月見」
「ああ。しばらく」

 質素な着流しの上に和服用のコートを引っ掛けただけの寒そうな恰好で、間違いなく月見がそこにいた。

「あ、……えっ、と」

 頭の中が真っ白になっている私をよそに、しばらく振りの彼は川を覗き込んで、

「おーい、お燐ー? 大丈夫かー?」

 あの猫の名前だろうか。どこまで流されていってしまったのか、もはや返事は返ってこなかった。
 正気に返った。

「……い、いきなりなにするのよ!? びっくりして、あ、あの猫ブン投げちゃったじゃないの! バカ!!」

 そう思わず口走ってから、なに言ってるのよ私そこは謝るとこでしょ!? と内心で自己嫌悪した。いきなり飛び掛かられて驚いたからって、猫だとわからなかったからって、川にブン投げるのはさすがにどうかしてる。
 しかしやはりと言うか、月見はまったくこたえた様子もなく、それどころか笑みすら見せて、

「ごめんごめん。何回か呼んだんだけど、返事がなくてね。それで飛び掛かったんだと思うけど」
「人の考え事を邪魔するんじゃないわよ!」

 あーまた勢いでそういうこと言っちゃうー。飛び掛かった方も方だけど、呼ばれても気づかないくらい考え事に耽ってた私だって大概じゃない。例えば私が月見に声を掛けたとして、どんな理由があれ無視されたら怒る。そう考えれば、私にだって充分に非はあるはずだった。
 とはいえまさか、私の口から素直な謝罪が飛び出るはずもなく。

「なにしに来たのよバカ! おバカっ!」

 おバカはどっちか。
 なにしに来たはないでしょ!? せっかく、偶然とはいえ月見と会えたのに――いやっ、別に会いたかったわけじゃないけど! ともかくもっとマシな言葉があるでしょうにっ!

「なにって、お前の顔を見に」
「あーもうバカ! バカバカバカっ!」

 はいそうですわたしはばかです。
 ようやく落ち着いた口を閉じて、私は自己嫌悪で打ちひしがれた。なんというか、開けば憎まれ口しか出てこないのも然ることながら、罵倒の知能レベルが著しく低下しているのではないか。バカみたいにひたすらバカバカ連呼って、子どもか私は。月見の視線が、そこはかとなく生暖かい温度になっている気がする。
 実際、笑われた。

「あっはっは、お前はあいかわらずだなあ」
「は、はあ!? なに笑ってんのよ! バカにしてるわけ!?」

 またバカって言う。
 ってかこいつも「あいかわらず」って言ったわね!? さては私が、いつも怒って悪口ばっかり言ってる女だと思ってるわね!? ……その通りだなあ。
 泣いてなんかないもん。

「元気そうでなにより。このあいだ、いろいろあったと思うけど大丈夫だったか?」

 このあいだ? ……ああ、突然気温が上がったり地震が起こったりしてたあのときかしら。

「別になんともないわよ、家でじっとしてただけだし。……ってか、あんたも相当ひどい怪我したって聞いたけど?」

 見た限り月見の出で立ちに不審なところはなく、特に怪我を引きずった様子はなさそうだ。あの巫女と青髪からピンピンしてるっては聞いてたけど、こうして実際目で見ると安心――するわけないでしょっ。ええ、心配なんてしたわけありませんともっ。お見舞いに行こうとか一回も考えなかったわよ。当然でしょ。

「ああ、怪我はもう治ったよ。心配掛けたね」

 不意打ち。

「は、はあ!? バカじゃないの、心配したとか一言も言ってないんだけど!?」

 タイミングが悪すぎたせいで、笑えるくらいに声が裏返ってしまった。ち、違うわよ! これはちょっと予想外の一言に驚いちゃっただけで、断じて図星を衝かれて狼狽えたわけじゃないし! というか、心配掛けたと自分で思ってる図々しいところが頭に来ただけだしっ!
 もちろん、この程度で月見が表情を変えるはずもなく。

「ふふ、冗談だよ。……ああ、怪我が治ってるのは本当だから。ご心配なく」
「だぁから、心配したなんてひとっ言も言ってないでしょうがぁ!? ブン投げるわよ!? 川底にっ!」
「悪い悪い」

 こいつ……私をおちょくって遊んでるわね!? ほんっとあいかわらずなヤツだわ! 女で遊ぶなんてサイテーよ! あ、でもこの感じもなんだか久し振りだなあ……。
 ――別に嬉しくなんて思ってないわよ!?

「ってかなんでさっきからそんな楽しそうなのよ! 私に罵倒されて喜んでるの!? そういうシュミなの!? この変態ッ!!」

 心の中が暴走状態のせいで、罵倒にもちょっと勢いが戻ってきた。せっかく会いに来てくれた相手を変態呼ばわりなんて、私ってほんとバカ。
 さしもの月見も、虚を衝かれたように目を丸くした。それを見て、私の頭の中がようやく冷静になってくる。ああ、そりゃあいくら月見でも変態呼ばわりは心外よね。軽い人格否定みたいなものだし。変態っていうのは、鬼子母神様にぶっ飛ばされて勇儀に埋められるようなヤツらを言うのであって、月見はむしろ二人から酒に誘われる側だろう。それってすごく妬ましいわね……。
 ともかく、月見が本当に変態なのだったら、あの天人みたいな女の子が惹かれたりするわけもない。
 やっぱり月見の隣には、ああいう性格がよくてかわいい女の子が似合うのだ。

「……ふむ、そうだね。楽しんでいるといえば、確かにそうなのかもしれないね」
「そうよね、やっぱり私ってほんと――なんですって?」

 こいつ今なんて――ま、まさか、本当に罵倒されて悦びを感じる変

「お前って話しかけるたびにすったもんだしてくれるから、見てて面白いし」
「あんたそのまま動くんじゃないわよ!? 川底に!! 沈めてやるっ!!」
「待て待て、落ち着け」

 やっぱり私をおちょくって遊んでるんじゃないこいつううううう!!
 さ、最悪の回答! 口下手な私にわざと話しかけて、「こいつはほんっとコミュニケーション下手くそだなーぷーくすくす」とかやってたってわけ!? いじられて悦ぶ方じゃなくていじって喜ぶ方か! サイテー! サイテーっ!

「ど、どーせ私は口下手でコミュニケーション音痴ですよーだ! ふんだっ、友達たくさんいるあなたからしてみればそりゃあ大層滑稽で面白いでしょうね! 笑えばいいじゃない! 笑えばいいじゃないのよコンニャロ――――――――ッ!!」
「待てってば。誤解だよ、変な言い方して悪かった」

 月見は尻尾を使って上手く私と距離を取りつつ、

「今となっては、お前みたいにズバズバ忌憚なく会話してくれる友人もほとんどいなくてね。話していて楽しいっていうのは、そういう意味だよ」
「へ、」
「それにお前、自分で言うほど口下手でもコミュニケーション音痴でもないだろう。お前以上に口下手な妖怪を私は知ってるぞ」

 ……、……………………ふうん。
 へ、へー。私なんかが相手でも、話してて楽しいんだ。
 なるほど。月見の周りには、あの天人のように見た目も心も綺麗な女が多い。だから私みたいに口が悪くて捻くれた女は、反って彼の目には新鮮に映るらしい。誰からも恭しく距離を置かれてきた身分の高い人物が、無礼なほどズバズバ接してくる主人公に反って好感を抱く――そんな物語をなにかの本で読んだ記憶があるけれど、彼の場合も似たようなものなのだろうか。鬼子母神様と知り合いというなら、位が低い妖怪ということはないはずだし。
 つまり私は彼にとって、ただの「数多くいる友人の一人」ではなく、「数多くいる友人の中でも特別な一人」だったりするのかしら?
 ………………………………へ、へぇー。ふぅーん。

「そ、そう。そういうことなら、まあ……別にいいわ」

 それが、私なりの精一杯素直な言い方だった。そ、そこまで言うんだったら、特別に水に流してあげないこともないわね。本当に特別よ!
 とりあえず、顔が赤くなったりしてると嫌だからさっさと話題を逸らそう。

「ってかあなた、なにしにここに来たの? 怪我が治ったから地上に帰るとか?」
「ん? さっき、お前の顔を見に来たって言ったろう」
「ええ言ってたわね、見事にからかわれたわ」
「いや、からかってないけど」

 ……………………?

「からかってないって。お前に会いに来たんだよ、どうしてるか気になって」
「?」
「……パルスィ?」

 ええと。
 私は、今しがたの月見の言葉をゆっくりと咀嚼する。会いに来た。誰に。私に。どうして。どうしてるか気になったから。なんで。
 なんで?
 ――話していて、楽しいから。
 それって、つまり。
 つまり、月見は。

 私のことをちゃんと覚えていて、
 どうしてるのか気になって、また話をしたいと思って、
 こんなところまでわざわざ、
 私に会うために、

「ふん、…………………………………………バッカじゃないの」

 うん。
 なんというか、その。
 そうとしか、ちょっと言えない。

「そうかな」
「そ、そうだわ。ほんとバカなやつね、あなた」

 私は月見に背を向け、橋の欄干に頬杖をついて、わざとらしく大きめなため息をつく。いかにも無愛想で不機嫌な反応。普通だったら「なんだこいつは」と見限られたっておかしくない、こんなことしかできない不器用な私。
 でも、

「まあ、いいじゃないか。さっき言った通り、お前と話すのは楽しいからね」

 私の背に、ちっとも堪えた様子のない、月見の楽しげな声が、

「――私はお前のこと、結構気に入ってるんだ」

 ああ神様、今だけは、今だけはどうかお願いです。
 ――どうか、顔が赤くなっていませんように。

「ところで随分と上の空だったけど、なにを考えてたんだ?」

 隣に並ばれなくて、本当に助かったと思う。私の後ろの立ち位置を変えないまま問うてきた月見に、私は小さく吹き出して、

「なんでもないわよ」

 そう。本当に、なんでもない。
 なんでもなくなった、のだ。もう。

「教えてくれないのか」
「教えるわけないでしょ、ばか」
「ふふ、そうか」

 変に距離を縮めようとして馴れ馴れしくなるわけでもなく、距離を取りすぎてよそよそしくなるわけでもなく。近すぎず遠すぎず、私にとってちょうどいい距離感を保って、ただ自然体でそこにいる彼。
 この間の騒動で一体なにがあって、彼はなにをして、どうして怪我をしてしまったのか。気にならないといえば、真っ赤な嘘になるけれど。
 でも、まあ、いいや。彼は私を忘れないでいて、こうしてちゃんと会いにきてくれたのだから。一応、その、友達っていうか? 私はぜんぜん認めてないけど、向こうがそういう関係になりたくて仕方ないみたいだし? そこまで言うなら特別に、本当に特別にっ、付き合ってやんないこともないしね。
 自分の隣の欄干を、べしべし手で叩いて、

「どうせ来たんだから、なんか話でもしなさいよ。暇だわ」
「ああ。了解」

 穏やかに答えた月見は私の隣に来て、橋の下を覗き込んで一言、

「お燐、どこまで流されてったんだろうねえ」
「……」
「お前がぶん投げた黒猫だよ」
「わかるわよそれくらいっ!?」

 だ、台無しっ! せっかくなんかいい雰囲気になってたのに、よりにもよってその話題!? いや、私もちょっと気になってたけど! まさか溺れ死んだりしてないわよね!?

「――おにいいいいいさああああああああああんっ!!」

 あ、戻ってきた。
 川下の方から、赤いお下げの少女が絶叫しながらすっ飛んできた。一発であの黒猫だとわかった。だって、冬の昼日中にもかかわらず全身がみすぼらしくずぶ濡れだったから。
 お燐なるお下げ少女は、月見の目の前で急停止するなり涙目で、

「おにーさんのばかっ! なんで助けに来てくれないの!? 助けを求めるあたいの声が聞こえなかったの!? 放置なの!?」
「はっはっは、川に落ちた程度でどうかなるほどヤワな妖怪じゃないだろうお前は」
「うんそうだね、お陰ですっごく寒くて死にそうだよ!!」

 ぎゃーぎゃー騒ぎ立てるもののその声に覇気はなく、水の冷たさと気温の低さのダブルパンチで顔は真っ青、震える体はもはや痙攣しているのと大差ない。見てるこっちまで鳥肌が立ちそうだ。
 私は思わず、

「ちょっと、こっちまで寒くなるからやめてよ」
「誰のせいだと思ってるの!?」

 当然、脊髄反射の速度でロックオンされた。

「ひどい! ひどいよ! いくらびっくりしたからって猫を川に投げ捨てるなんてひどすぎるよ! 残虐! 極悪! 動物虐待ッ!!」
「う、うっさいわね!? 人が考え事してるとこにいきなり飛び掛かってくる方が悪いでしょ!? 因果応報よ! 自業自得よ!」
「ふかーっ!!」
「きーっ!」

 一度こうして噛みつかれてしまったら、私にできるのは噛みつき返すことだけだ。自分の過ちを素直に認めて謝るなんて夢のまた夢。私とお燐はものの十秒で臨戦態勢に突入し、うぐぐぐぐぐと至近距離で睨み合いを始める。月見が「こらこら、喧嘩はダメだよ」なんて呑気に言っているけれど、私もお燐も聞く耳を持たず、

「そもそもあんた誰よ!」
「火焔猫燐、地霊殿のペットだよ! お燐って呼んでね!」
「あーそう私は水橋パルスィ、橋姫よ!」
「へー噂で聞いたことあるよ、いつもここで独りぼっちでいる妖怪でしょ!」
「あんた覚悟しなさいもっかい川に叩き落としてやるわ!!」
「こらこら」

 なんかもう、ほんとにいろいろと台無しで、

「お燐、猫の姿に戻るといい。尻尾でくるんで温めてやるから」
「ほんとっ? わーい!」
「随分と仲がよろしいようでねェェェたましいわねええええええええっ!?」
「ふしゃぁ――――――っ!!」
「きぃ――――――っ!!」
「……ああもう」

 結局、ぎゃーぎゃー口論したり激しく弾幕ごっこをしたりした結果、お燐経由で地霊殿の覚妖怪に私の話が伝えられ、やがては思い出すのもクツジョクなあの邂逅へつながっていくことになるのだけれど――。
 それは、今はまだ、先の話なのです。









2017.09.17(日) 22:00  /  COMMENT(20)  /  TRACKBACK(0)

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3711/ Re: モフっ狐さん

モフっ狐さん>
 恥辱と屈辱の赤面涙目でぷるぷる震えながら上目遣いで一生懸命睨みつけるパル……ふぅ。
 ツンデレパルパルは定番故に至高。この訴えはこれからも続けて行こうと思います。
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.11.05 11:57 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3680/

ツンデレパルパルは至高。
涙目でプルプルさせたい今日この頃。


2017.10.29 06:58 / モフっ狐 #- / URL[EDIT]
3656/ Re: カズさん

カズさん>
 残念美人!(挨拶
 パルパルパルスィ!(挨拶
 九月はブログだけの更新だったので、ハーメルンやなろうを更新告知代わりに使っている方は気づかなかったかもですね。
 まあそれはともかく、一見素っ気ない子が内心では案外優しくていじらしいのって、いいですよね。最後の方でフラグが立った通り、「そのよん。」も計画しておりますゾ。
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.10.15 20:25 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3648/ パルパルキターーーー!

残念美人!

パルパルキターーーー!
とか言いながら1ヶ月近く更新に気付きませんでした…。
相手のことを想ってるのに素直になれないパルスィがなんかいじらしくて好きです。僕もパルパルされたい!!


2017.10.11 14:22 / カズ #- / URL[EDIT]
3605/ Re: 修復さん

修復さん>
 素直になれない女の子がてんやわんやする姿は至高。それはおくうちゃんで証明されていますよねっ。素直になれないからこそツンデレは可愛いので、それって要するに素直になれる日はやってこないってことですよネ(無慈悲
 ではでは、コメントありがとうございました。

P.S.
 ひじりんめっちゃ書きてゐ(まがお
 ひじりんは銀狐ではじめて書くって決めてるんだからあ……! ・w・)≡3


2017.09.24 15:21 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3604/ Re: アセロラジュースさん

アセロラジュースさん(非公開コメント)>
 残念美人!
 ツンツンパルちゃんを養分にするなんて……この変態さんめ! ・w・)≡3
 さてご指摘にあります「沸々と」ですが、意味を調べてみますと「ある感情が強くわき起こるさま」というのが出てくるんですよね。ふーむ、なら「燃える」と続けてもセーフじゃね ・w・)? と思ってできあがったのが本文になります。
 ……まあ一般的に見かける表現ではないので、激しくグレーゾーンな気はしますが笑 誰か日本語の専門家はおらぬか!
 そしてそして、当ブログの看板娘であります星見の活躍を、そのように期待していただけるのは光栄なことです。しかしながら私自身、あのIF話を書いて実感したのですが、星見ってかなり動かしづらくてですね……ぶっちゃけ、本編に登場させなくてよかったなあと安堵しているくらいで(無慈悲 それにオリ主のオリ娘とかどこからどう見ても完璧に地雷d
 なので実は、アセロラジュースさんのその妄想だけでもうお腹いっぱいだったり。
 はてさて、そんなワタクシの個人的な事情を吹っ飛ばし、「ヒャアこれは書くしかねえぜ!」となるような素晴らしいネタが降ってくるのか……すべてはそこに懸かっていますネ(シリアス顔
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.09.24 15:19 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3602/ Re: 翁。弁当さん

翁。弁当さん>
 拙作のヒロインズで翁さんの心が癒やされるのなら、物書きとして最上級の誉れでございます。こちらこそありがとうございます。
 ツンデレは暴力に走らなければとっても魅力的だと思うのです。思えば、ツンデレに暴力のイメージを植え付けたのは誰のシワザだったのか……やっぱりくぎみーキャラあたりでしょうか。ISもアヤシイ。
 ではでは、コメントありがとうございました。

P.S.
 私はむしろパルさんに氷の眼差しで見られたい! というわけで、今ここに『パルさんに氷の眼差しで蔑まれ隊』を設(壊滅


2017.09.24 02:16 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3601/ Re: sukeiさん

sukeiさん>
 残念美人! こんな田舎の辺境ブログまで足を運んでくださいまして、誠にありがとうございます! ・w・)ゞ
 ツンデレパルスィがかわいい……真理ですね。
 涙目天子がかわいい……真理ですね。
 天子想いな霊夢がかわいい……真理ですね。
 すっかり不遇ポジが定着したお燐がかわいい……真理ですね!
 まったく、残念美人は最高だぜ!
 ちなみにこれからも、お燐の不遇な出番は増えていきそうです。やっぱりお燐には可哀想な目に遭ってるのが似合う。お燐は犠牲になったのだ。
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.09.24 02:15 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3600/ Re: 最果てのカウボーイさん

最果てのカウボーイさん>
 残念パル美人!
 私が使ってる術は「残念美人」っていいましてね。ヒロインを残念、つまり敢えて不完全かつ等身大な姿で描くことで、親しみやすさと微笑ましさと尊さを同時に発揮することができるのです。私程度の物書きでもこうして皆さんに楽しんでいただけているので、その効果は非常に高いといえます。だからみんな書けよォ!!(血涙
 ここの霊夢は天子をかなり贔屓というか、優先順位高めで思考してる感じです。天子に関しては、特別いろいろと思うところもあるのでしょうナ(緋想天編⑫参照
 なにはともあれ、今回も楽しんでいただけてなによりでした。次回は拍手SSSですが、またニヨニヨしてもらえるよう頑張りますん!
 ではでは、コメントありがとうございました。パルパル。


2017.09.24 02:13 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3599/ Re: 因幡の物置さん

因幡の物置さん>
 残念美人!
 地霊殿編は完全に地霊殿メンバーがメインでしたからねえ。当初はパルさんも活躍させようかと目論んでたりしたのですが……まあ、現実は儘ならぬということでしょうか(´-`)
 パルさんには、是非とも面白可笑しく嫉妬しまくってほしいものです。設定上シリアス路線が目立つキャラですけど、ギャグも結構イケる口だと思うのですよ。

>まさか雨宮さんの心の声を代弁してもらっているのでしょうか?
 ふう……遂に気づいてしまいましたか。この真実を知られたからには生かしておけない。心苦しいですが残念になってもらうとしましょう(残念ビーム
 はあ、残念美人を赤面涙目にして上目遣いでぷるぷるされたいなあ……。

 ではでは、コメントありがとうございました。残念美人!

P.S.
 なるほどハリネズミですか……たしかハリネズミを食べようとした蛇が、針に口中をやられて死んだとかいうニュースがあったような気がします。マスコット的なイメージが強いですが、ハリネズミの針って怖いんですね。
 つまりこれは……知らない人に近づかれたとき丸まってしゃがみガードする小動物パルスィ! ふふふ、これは針で痛い目見るのも本望ってヤツですネ! え、そういう話じゃない?


2017.09.24 02:12 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3598/ Re: カオマッカォさん

カオマッカォさん>
 パルパル残念美人!
 パルさんが書いててあまりに楽しいので、つい専用の番外編ができあがってしまったのサ。
 もしかすると、お燐はウボァに三回くらい食べられそうになったのかもしれない……お燐、気がつけばすっかり地霊殿の不遇ポジションが定着してしまっている気がします笑
 カリスマガード、いいですよね。びくびくカリスマガードしてる天子ちゃんに涙目で見上げられたいです。どうして天子にはここまであざとい言動がマッチするのか ・w・)≡3
 ゆかりん……地霊殿編が始まって以降、(宴会編のすやすやゆかりんを除けば)もう一年も出番がないんですね。こんなにも出番に恵まれない超絶メインヒロインがいただろうか。
 もちろん、春はまだまだ遠いのでまだまだ長期欠席は続きます。春になる頃には二年くらい経ってるんじゃなかろうじゃなかろうか(無慈悲

>最後の一文 あ っ (察し)
 うふふ。

 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.09.24 02:09 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3596/ Re: トミーさん

トミーさん>
 パルパルパルスィ!(挨拶
 本編で出番が少ない代わりに、ちゃっかりとメインの番外編を勝ち取っていったパルさん。ある意味で一番恵まれてますね笑 それに引き換えゆかりんは……(いつもの
 そんなパルさんは天使すぎる天子にパルパル嫉妬して、そして天子は睨まれて涙目でビクビクしてればいいと思います ・w・)≡3 パルさんと天子と月見を合わせたらすごく楽しいことになりそうですネ。

>地霊殿の覚妖怪、クツジョク的な邂逅‥‥あっ(察し
 「橋姫様のホンネ。そのよん」フラグである。

 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.09.23 21:52 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3595/

いつもご執筆お疲れ様です
素直になれないパルスィ いいですね〜 なんて可愛らしいんだ いつ素直になれるんでしょうかねw まだまだ先な気がしますがw また続きを楽しみにしてますね!
ps 雨宮先生の書かれるヒロイン聖(予想)を早く拝見したくなってしまいました


2017.09.19 08:08 / 修復 #5e6b/deo / URL[EDIT]
3594/ 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます


2017.09.18 13:57 / # / [EDIT]
3592/

パルスィ可愛い。その可愛さにパルパル。
あーこれで最近の荒んだ心にも余裕が出てきましたわ。ほんとありがとうございます。
いいよね、こういう素直になれない感じの女の子って。見ててニヤニヤするよね。

P.S.
ククク、地獄を離れたところにある、この橋の上ならさしもの藤千代様とてカバーできまい。
さあ、諸君!
『パルスィさんに妬まれ隊』の隊員を募集し(哮拳


2017.09.18 11:18 / 翁。弁当 #- / URL[EDIT]
3591/

残念美人!
番外編見たさにハーメルンから来ましたよっと。

ツンデレのパルスィかわいい。
パルスィに睨まれて震えてる天子かわいい。
天子のためにメンチ切る霊夢かわいい。
川に投げられて叫んでるお燐かわいい。
つまり、みんなかわいい!(真理

そして、川に流されていく猫お燐を想像して笑ってしまったのは私だけでしょうか?


2017.09.18 09:41 / sukei #- / URL[EDIT]
3590/

パルパルパルパル…

残念美人!


なんですこの可愛い橋姫は。堪らなすぎて妬ましい(理不尽)

パルパルパルパルパルパルパルパル×20セット

なんでこうも雨宮さんの書く、いや描く少女たちはかわいいのですかねぇ…マジで雨宮さん何かの術で使っていますか?

何か久しぶりに見た二人が居ましたけど、いやホントにいいコンビになりましたねぇ…羨ましいと言うか妬ましい(だから理不尽

さて、ここいらで締めますね。
今回も面白い話でした。いやニヨニヨが止まらなくてこれ書いてる間も口角がつり上がったまんまですw
ではでは、次回の更新お待ちしております!

パルパルパルパルパルパル……


2017.09.18 00:38 / 最果てのカウボーイ #- / URL[EDIT]
3589/

 残念美人!

 今回は地霊殿編だというのにいまいち影が薄かったパルスィさんのメイン回でしたが、やはりナイスツンデレですね。
 橋姫という種族の特性上、嫉妬ばかりですが、ここまでニヨニヨできると寧ろ『もっとやれ』と言いたくなります。

 相変わらずモブ妖怪(鬼)は紳士(笑)が多いようで。まさか雨宮さんの心の声を代弁してもらっているのでしょうか?
 ……罪袋の素質アリ?

 素直になれないパルスィと月見のやり取りにパルパルしつつ、いつもので終わります。

 残念美人!!


P.S. 何処かで見かけましたが、パルスィを動物に例えるとハリネズミだそうです。親しくなりたくて近付いても体に生えた針のせいで触れ合えないジレンマ、まさしくパルスィを表していると思います。


2017.09.17 23:59 / 因幡の物置 #- / URL[EDIT]
3588/

パルパルパルパルパルパル(挨拶)

残念美人!(間髪いれずに2度目の挨拶)

パルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル

↓意訳

( パルスィかわいいなぁぁ癒されるなぁぁ……(´ω`)
お燐…あんたの落ちた川って「ウボァー」って鳴く5本足位のUMAもといMGさんが住み着いてるんやで…
しっかし、天子がヒロインしてるのも咲夜さんと同じく久しぶりな気がする。天子のカリスマガードはかわいいッ!(真理)
誰も知らないところ(?)(霊夢は察したのかな?)でまた1人女の子をオトした月見さん………ゆかりんっ!うかうかしてるとメインヒロインの座が本気で危ないゾッ!
>最後の一文 あ っ (察し) )


2017.09.17 23:59 / カオマッカォ #/qK1GPBI / URL[EDIT]
3587/

パルスィパルパル(挨拶

久々登場なのにこちらをニヤニヤさせてくれるパルスィ。
なんだかんだ言いながら心配でしょうがなかったみたいですね。
いつの間にか天子達とも絡んでいたようで。
こうしてみると本当に正反対ですねwこの二人の絡みはもっと見たいものです。

そして最後の最後に月見登場。 サラリと「お前の顔を見に来た」とか流石すぎるわ‥‥。

今回のラストはとても気になる引きになりましたね。
地霊殿の覚妖怪、クツジョク的な邂逅‥‥あっ(察し


2017.09.17 23:03 / トミー #- / URL[EDIT]

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