銀の狐と幻想の少女たち 番外編   

「永江衣玖は、酔っ払うと――」
※地霊殿編突入前の、秋の一幕ということでひとつ。





「――おおっ、貴女は天女様! 暗くてよく見えませんが今宵もきっとお美しいのですね付き合ってください!」
「気持ち悪いです。近寄らないでください」
「ありがとうございますっ! ――あっ待ってください電撃はまだちょっとワタクシめには早すぎるかなあと思う次第でできれば最初は生ゴミを見るような目で睨むとかそういう初心者向けのトコロから」

 道中で鴉天狗を一匹焼き鳥にして処分し、永江衣玖は空の世界から遥々地上までやってきた。
 本来であれば、これは極めて珍しい現象だといえる。龍宮の使いは生涯のほとんどを空の世界で暮らし、滅多なことでは地上に姿を現さない。ではその『滅多なこと』がなんであるかといえば、例えば大きな災害が発生する前など、龍神が地上へお告げを発した際に、その言葉を代理で伝えて回る場合である。
 しかしこのところの幻想郷では、龍宮の使いの姿を見かけるのがあながち珍しい現象だともいえなくなってきていた。
 永江衣玖が、だいたい月に一~二度の割合で地上へ下りていくからだ。
 龍神のお告げを伝えて回るためではなく。
 同僚に知られたら呆れられそうなほど、実に個人的で下らない――けれど衣玖本人にとっては至って重要な、ある用事を済ませるために。

 話はやや逸れるが、幻想郷において永江衣玖は、どういうわけか龍宮の使いとしてではなく天女としてその存在が知れ渡ってしまっている。正真正銘の天女である比那名居天子を差し置いて、である。というか、天子は天使(・・)、衣玖は天女という謎の図式が主に山の天狗衆を中心に形成されていて、天子から聞いた話によれば『衣玖さんマジ天女!クラブ』などという気味の悪い組織が水面下で活動を繰り広げているらしい。
 地上へ下りてくるたびにキモチワルイ鴉天狗に絡まれてしまうのも、そのせいだ。
 本当に迷惑極まりない。衣玖はのんびり屋の面倒くさがりであり、一人で自由気ままに生きるのが好きで、赤の他人にはまったく興味がない。赤の他人に興味がなければすなわち赤の異性にも興味なんてかけらもないわけで、そんな相手から天女だとか綺麗だとか言い寄られたところで嬉しくもなんともなかった。自分は天女じゃないと何度説明しても聞く耳を持ってもらえないし、挙げ句の果てには天子までもが「でも、私よりもぜんぜん天女みたいだよね……スタイルいいし……」と主に衣玖の胸のあたりを凝視してくる有様で、衣玖も心底参ってしまっている。
 やはり、人の前に姿を出すとロクなことがない。自分みたいな社交性のない面倒くさがりは、地上を遠く離れ、雲の世界でのんびりと一生を過ごすのがお似合いなのだ。
 ではなぜそんな衣玖が、月に一~二度の割合でわざわざ地上まで下りてくるかといえば。
 その理由が、いま衣玖の目の前にある。

「……はあ、やっと着いた……」

 月明かりの映える白で飾られた温泉宿――水月苑。
 ここの温泉を贅沢にも一人で貸し切り、のんびりゆったり日頃の疲れを癒やすのが、昨今における永江衣玖のささやかな楽しみなのだった。

「ごめんくださーい」

 ノックをして、玄関の引き戸を開ける。一歩足を踏み入れた瞬間、玄関に点在する行灯が一斉に煌々とした火を灯した。
 来客に反応し、月見の妖術で灯される陰火。普通の炎よりずっと明るい上に、熱くないので火事の心配もないという幻想郷では便利な代物だ。炎によって不均一に照らし出される空間はなんとも幻想的で、それだけで衣玖は、途中の面倒を綺麗さっぱり忘れさせられる気分になった。

「いらっしゃい、衣玖」

 暖かな白の光が、渡り廊下の方から歩いてきた背の高い人影を浮き上がらせる。この温泉宿の主人にして、幻想郷では音に知れた狐の妖怪――名を、月見。

「こんばんは、月見さん」
「ああ、こんばんは」

 衣玖にとっては唯一といっても過言ではない、そこそこ親交のある異性の知り合いだった。
 冷静に考えれば、自分はとんでもないことをやってるなあと衣玖は思うのだ。いくらこの屋敷が温泉宿という名目だからって、綺麗に手入れされた温泉があるからって、男の家まで湯船を借りに来ているのだから。もしかすると、女として不用心にもほどがあるのかもしれない。万が一襲われでもしたら、貸し切りである以上助けなんて来てくれないし、十一尾の大妖怪が相手となっては衣玖如きでは為す術もないだろう。
 けれどそんな邪推がまるで無意味と思わされるだけの雰囲気が、この月見という男にはあるのだった。

「道中、大丈夫だったかい?」
「天狗を一匹、焼き鳥にしてきました」

 月見はため息、

「またか。お前も人気者だねえ」
「心底迷惑ですけどね」
「代わりになるかはわからないけど、ゆっくりしていってくれ」

 幻想郷の男がみんな月見さんみたいなら楽なのに、と衣玖は心の底から思っている。一応、何度も何度も天狗から言い寄られているのだし、自分が標準以上の容姿を持っているらしいと自覚はしている衣玖である。そんな衣玖を見てもまったく目の色を変えず、それこそ宿の主人が客をもてなすように迎えてくれる姿は好感が持てた。
 空気を読むというのは、相手の考えを読むのと同じだ。だから『空気を読む程度の能力』を持つ衣玖は、その場の雰囲気から相手の思考までをも――本当にうっすらとではあるが――感じ取ることができる。月見は、衣玖に対してまったく下心を抱いていない。別に衣玖に限った話ではなく、彼は誰にだってそうなのだ。それこそが、彼が幻想郷で人気の温泉を経営できている所以であろう。
 ……まあ一方で、男としてそれはそれでどうなのかとも思うが。やっぱり何千年も長生きしている妖怪だけあって、なんというか、色欲的な部分が悟りの領域に入ってしまっているのだろうか。衣玖でさえこの有様なのだから、スタイルで大きく劣る天子なんてまさに絶望的だろう。総領娘様も、随分と厄介すぎる相手に心を許してしまったものだ。
 もっともあの少女なら、そこがまたいいのだとか宣って惚気そうだが。
 ともかく今は、そんな余計な考え事など忘れてしまおうと思う。

「ありがとうございます。それと……なんだか申し訳ありません、いつもいつも私のわがままを聞いてくださって」

 衣玖は得てして一人でいるのが好きな妖怪で、人目の多い場所はいかんせん苦手だ。特にそういった場所で自分の肌を晒すのなんて大嫌いであり、だから衣玖は、暑い夏であろうとも長袖とロングスカートでぴっちり全身をガードしている。誰かと一緒に入浴するなんて、たとえ仕事でも絶対に御免だと思っている。
 けれど一方で、温泉と聞けば女として胸が高鳴ってしまうのもまた事実。温泉には入りたいけど、誰か他人がいるのは嫌――そんな面倒なジレンマを抱える衣玖のため、月見は快く温泉を貸し切りにしてくれているのだ。
 月見は微笑み、

「いいんだよ。日頃から元気なお客さんが多いからね、静かな時間を確保するいい口実にさせてもらってるよ」
「そう……ですか。そう言っていただけると、私も気が楽になりますわ」

 このお人好しともいえる懐の広さも、彼が多くの人妖から認められる証であろう。

「私は茶の間にいるから、用があれば遠慮なく」
「わかりました」

 立ち話もそこそこに、衣玖は早速奥の脱衣所へ向かう。客は衣玖以外にいないし、誰もやってこない。月見であればまさか覗かれる心配もなく、思う存分長風呂をしても気にしないでいてくれる。まさに、衣玖にとっては最高の温泉宿であるといえよう。
 ちょっぴりご機嫌な小走りである。
 貸し切りっ♪ 貸し切りっ♪ と。
 まるで年頃の女の子な顔をしていると、もちろん、衣玖が自覚したことはまだ一度もない。







 温泉を心ゆくまで堪能しつやつやお肌になった衣玖が茶の間へ向かうと、月見が酒の席を整えていた。
 そういうこと、なのだと思う。でなければ誰もいない向かいの席にまで、猪口や桃の載った皿を置いたりはしないだろう。

「おかえり。羽は伸ばせたかな」
「あ、はい……どうもありがとうございました」

 月見が、向かいに座るよう衣玖を手招きした。

「よければ、一服していかないかい」

 月見にこうして誘われるのははじめてではないし、衣玖も決して、嫌というわけではなかった。これが鴉天狗の変態共なら、即刻ビリビリの刑で焼き鳥だけれど。月見の口から地上での天子について聞かせてもらうのは、それなりに好きなことだった。

「はあ。ですけど……」

 その実断るつもりなどないのに遠慮の言葉を口にしてしまったのは、きっと性分なのだと思う。

「もちろん、気が進めばさ」

 月見は手元の、桃が載った一枚の皿を指差して、

「天子が、またたくさん置いて行ったからね。食べるの、手伝ってくれると助かるよ」
「……そうですか」

 総領娘様ぁ、と衣玖はため息をついた。なんていうか、頑張る方向が微妙にズレてるんですよねあの人――そう思う。息を切らせてたくさんの桃を運ぶ手間と労力と根性を、もっと別のところで有効活用すれば、月見との距離もずっとずっと縮まりそうなものなのに。
 大方、地上で過ごす毎日が充実しすぎていて、今の距離感で満足してしまっているのだろう。恋愛経験皆無の衣玖だけれど、断言しよう、そいつは百パーセント負けフラグである。月見は温泉あがりの衣玖を見ても一瞬の劣情すら催さず、たくさんの少女に囲まれる日々を送っても間違いのひとつだって犯さない、いろんな意味で絶望的な相手。守りに入っては絶対に勝てない。きっと八雲紫や蓬莱山輝夜のように、鬱陶しいほどグイグイ行くくらいでちょうどいいのだ。
 ぽそりと呟く。

「私が月見さんと仲良くなったら、総領娘様も焦ってくれますかねえ……」
「うん? ……すまない、なんの話だ?」
「いえ、なんでも」

 しかしなるほど、と思う。天子に焦燥感を抱かせるため、敢えて衣玖が月見と距離を縮める――作戦としては悪くないかもしれない。月見が相手なら、それで妙な誤解が起こることもないだろうし。天子も、まさかの衣玖が、となればさすがに危機感を覚えるに違いない。
 ――まあ私、男の方とのお付き合いとか、そういうのぜんぜんわかりませんけどね。
 でも、「わたし実は、月見さんとたまに二人きりでお酒呑んでるんですよねー」だけでもかなり効果はありそうな気がする。
 よし。

「それでは、お言葉に甘えて……」

 内心頷いて、衣玖はしずしずと腰を下ろした。
 月見の真横に。

「……衣玖?」
「まあまあ。お酌、しますよ」

 どうせやるなら、「月見さんと二人きりでお酒呑んでるんですよねー。ええ、それはもう隣同士に座って仲睦まじく。しかも月見さんの方から誘ってくださるんですようふふ」の方がより効果抜群だろう。「なななっなんでどーして衣玖がぁ!?」と驚天動地で大慌てする天子を想像したら、なんだか無性に楽しくなってきた。
 不思議なもんだなあ、としみじみ思う。自分は他人になんて興味がないはずなのに、天子と月見に対してだけはどうも事情が違うらしい。月見の背中をトテトテ追いかける天子に、非常に興味をそそられる。追いかけるだけで終わってしまうのか、追いついて隣に並ぶことができるのか。もしも叶うのであれば、並んで歩けるようになればよいと思う。八雲紫や蓬莱山輝夜など、立ち塞がる壁は多く高いけれど。

「……それじゃあ、お言葉に甘えようかな」

 やんわりと笑んだ月見が、向かいに置いていた猪口と皿を衣玖の手前まで持ってきてくれた。その隙に、衣玖は月見のところから徳利を手に取っている。とりあえず、お酌は女性からするもの、というイメージ。実際正しいのかどうかは知らない。

「これじゃあ、どっちが客だかわからないね」
「月見さんはここの旦那様なんですから、堂々としていればいいんですよ」

 月見が差し出した猪口に、間違ってもこぼさぬよう細心の注意でお酒を注ぐ。その途端、驚くほど芳醇な香りがはっきりと立ち上がってきて目を見張った。

「……これ、かなりの上物では?」
「さあ。萃香が置いていった酒だよ」

 衣玖は呆れた。桃は天子で、酒は萃香。この徳利と猪口も、さしずめ屋敷が造られた当初から備えつけられていたものに違いない。
 今この水月苑に、月見が自分で買い揃えた物というのが、果たしてどれほどあるのやら。

「月見さんって……なんだか、みんなからの貰い物だけで生きていけちゃいそうですよね」

 事実、しているのではないか。
 ピク、と月見の猪口が揺れた。どうやら気にしているポイントだったらしく、月見は呻くような声音で、

「……一応言い訳すると、私から頼んでいるわけでは決してなく、みんなが有無を言わさずにだね」
「断ろうと思ったことは?」
「この世の終わりみたいな顔をされるんだぞ。断ろうにも断れないよ」

 衣玖は小さく息で笑った。確かにそんな顔をしそうだ、特にあの総領娘は。
 今度は衣玖が、月見に酌をしてもらう。やはり香りが、普通の酒とは一線を画して豊かだ。鬼は総じて酒の味にうるさい種族だが、その鬼の中の鬼ともいえる伊吹萃香の置いていった酒なのだから、金で買おうとすればとんでもない値段になるのではないか。

「いいんでしょうか、これほどのものを……」
「いいだろう。誰かと呑んじゃダメなんて言われてないしね。……それに、いい酒は」

 徳利を置き、猪口を衣玖へ向けて浅く掲げて、

「呑む相手だって、選びたくなるものだよ」
「……もぅ」

 あまり上手くは、笑えなかった気がする。不意打ちだったせいで。鴉天狗の変態共なら、「気持ち悪いです」の一言で終わりなはずなのに。この男の場合、世辞を言っているわけでも下心で褒めているわけでも妙な意図があるわけでもなく、純粋に、心から、文字通りの意味で言っているのだとわかってしまうせいだ。
 人柄というのは、本当に恐ろしい。たとえ彼の言葉が、単に「いい酒は物静かな相手と呑みたい」といった程度の意味であっても。これでは変な誤解をされるどころか、こっちの方が――。
 誤魔化すように、軽く乾杯をして、猪口を傾けた。
 もやもやが一発で吹っ飛んだ。

「――あ、美味しい……」

 鬼が置いていった酒というから、一体どれほどキツい喉越しかと思えば。もちろん辛口ではあるけれど、それも常識の範囲内であり、芳醇な香りがすっと鼻に抜けて後味が爽やかだ。それなりに身構えていたので、いい意味で拍子抜けした。

「これ、本当に萃香さんが置いていったんですか?」
「そうだよ」
「それにしては随分と普通で――ああいえ、決して変な意味ではなくてですね」

 でもあの伊吹萃香なら、「なんだいこんなのただの水だよ水」とでもダメ出しして見向きもしないのではないか。衣玖たちにとっての呑みやすい酒は、ほとんどの鬼にとって超甘口なのだ。
 猪口を一口で空にした月見が、ひとつ頷いてみせる。

「そういう意味では、贈り物というより、要らない物を押しつけられたのかもしれないね」
「はあ……」
「ああ、もしかして気にするかな。そんなものを客に出すなって」
「いえ、そんな。素敵なお酒だと思いますよ」

 猪口に残っていた酒を、衣玖も一口で空にした。それでもやはりさっぱりと澄んでいて、辛口の割に重さはちっとも感じない。本当に美味しいお酒だと思う。
 月見が言葉もなく、徳利を衣玖の前に出してくる。

「あ……ありがとうございます」

 とっくりとっくり、衣玖の猪口をまた透き通る色が満たす。もちろん、衣玖もすぐに酌をして返した。

「ありがとう」
「いえ……」

 静かだなあ、と衣玖は思う。月見と二人きり、品もなく騒ぐ輩はどこにもおらず、外から聞こえてくるのも涼しげな秋の虫の声だけ。衣玖は元々口数が少なく、月見もそんな衣玖に合わせてか普段にも増して物静かで、けれどその静寂に不思議と心が安らぐ。
 月見の言った通りだ。
 酒は、ともに呑む相手を選ぶのが大切なのだと。

「桃も、どうぞ」

 月見が改めて、桃の載った皿を勧めてきた。

「たくさんあるからね、おかわりは自由だよ」
「……総領娘様、どれだけ置いていったんですか?」
「台所に積んであるけど……見るか?」
「……いえ、結構です」

 総領娘様ぁ。
 積んであるって。衣玖はため息をつき、今度総領娘様と会ったら詳しく話をしないとなあと思いながら、

「また、地上での総領娘様のお話、聞かせてくださいますか?」
「ああ。……といっても、いつも通りだけどね。よく笑ってよく失敗して、あいかわらず人気者だ」

 月見が語る天子の話に耳を傾けながら、衣玖はまた、酒をひとつ。
 何度も言うが、本当に美味しい。
 気をつけないと、ついつい呑みすぎちゃいそうだなあ。





 ○


「――はっ」

 そして衣玖は、布団の中で目を覚ました。

「ふえ。……あれ?」

 寝惚け眼で現状を把握するまで、二十秒くらい掛かった。
 そこはもちろん知らない天井で、知らない和室で、知らない布団だった。衣玖の本能が条件反射で記憶を遡ろうとし、しかし頭の中が霞がかっていて、なにがどうなっているのかまるで理解が追いつかない。

「……えーっと、」

 とりあえず、起き上がる。口の中に、ほのかな酒の香りが残っている。それが呼び水となって、衣玖の頭の中がみるみると覚醒を始めた。ああそうか、昨日は水月苑の温泉に入りに来て、そのあとお酒を呑みすぎて眠っちゃったんだってちょっと待て、

「――…………」

 なんとなーく昨夜の出来事を思い出した衣玖は、唇をまっすぐ引き結んでぷるぷる震えた。
 あれ?
 これもしかして、やっちゃった?

「あ、あはははは……」

 衣玖は乾いた笑みで状況を再確認する。服はしわくちゃになっているもののちゃんと着ているし、帽子と羽衣は綺麗に畳んで枕元に置かれている。周囲にはほつれひとつない美しい畳、別世界への扉めいて荘厳な掛け軸、季節の彩り折々の瀟洒な生花。広くて小綺麗な純和室は、そのまま旅館の客室として開放できてしまいそうだ。
 ここがどこかなど、衣玖の頭に浮かぶ答えはひとつしかない。
 水月苑。
 要するに衣玖は昨夜、
 あのまま酔っ払って、
 酔った勢いで、
 月見に

「――衣いいいいい玖うううううぅぅぅっ!!」
「ふわひゃああああああああああっ!?」
「ふわみ゛ゃあああああああああっ!?」

 いきなり人影が飛び込んできたのでびっくり放電したら、天子だった。

「……ああっ!? だ、大丈夫ですか総領娘様!?」
「……いく……わたし、なにかした…………?」

 放電の餌食となった天子が畳に崩れ落ち、ぴくぴくと痙攣している。天界の桃の効果で頑丈な天人の体も、電撃びりびりには敵わないのだ。

「も、申し訳ありません……! 月見さんと間違えてしまって、」
「――へえ。じゃあ、元は月見をびりびりするつもりだったんだ」
「いえあの違わないけど違うんですなんていうか言葉の綾で、待ってください総領娘様怖いですごめんなさい」

 ハイライトの消えた天子の無表情は、鳥肌が立つくらいに恐ろしかった。月見の影響を受けて良い方向へ変わった天子は、月見の周りに集まる少女たちの影響までバッチリと受けて、ちょっと余計な方向にも変わりつつある。

「おい、なんかすごい声が聞こえたけどどうし」
「ひゃああああああああああっ!?」
「びゃああああああああああっ!?」

 廊下の方から月見の声が聞こえたので、衣玖はまたびっくり放電した。一番近くの天子が犠牲になった。

「おいどうした!」
「なななっなんでもありません! あと十秒、いえ二十秒待ってくださいお願いですからぁっ!?」
「あっ待って衣玖バチバチ、すごくバチバチって――つくみたすけてえええええっ!!」

 たぶん、それなりに長い年月を生きていた衣玖の人生の中で、最もドタバタなひとときだったと思う。

「……ほ、本当に、お騒がせしました……」

 結局のところ四十秒掛かって、衣玖はようやく人前に出られる恰好になっていた。部屋に姿見があって本当に助かった。もっとも寝癖がついた髪としわくちゃの服を超特急で整えただけなので、みっともない感じは誤魔化しきれていないだろうが。
 しかし、そこは月見である。彼は特に気にした素振りもなく、それどころか衣玖の方を見てすらおらず、

「とりあえず私より、天子に謝った方がいいね」
「う゛――――――――…………」
「……ごめんなさい」

 月見の視線の先――彼の背中に隠れて、天子が涙目で衣玖を睨みつけている。どこからどう見ても小動物なその姿に和んでいる場合ではない。天子の髪があちこち元気に飛び跳ねているのは、てんやわんやの衣玖が無意識に放ち続けてしまった電撃のせいなのだから。
 天子は恨みたっぷりの声音で、

「私、わかった。慌てる衣玖に近づくと危ないって……」
「ふ、普段は大丈夫なんですよっ? 今回は、その」

 そういえば、能力が暴発してしまうほど取り乱したのは今回が二度目だ。しかも一度目も二度目も、原因は月見であり、月見が見ている前で失敗している。普段は龍宮の使いのイメージ通りきちんと振る舞えているのに、よりにもよって月見の前でばかり失敗するのは呪いかなにかだろうか。
 どうしよう、ちょっとしにたい。そこの柱に思いっきり頭を打ちつけたらぜんぶ夢にできるかな、なんて早まったことを考える。ああ、酔っ払うほど呑んでしまったのならいっそのことあと一歩、記憶を失うところまで行ってしまえばよかったのに。

「ち、ちなみに月見さん……昨夜のこと、覚えてますか?」
「? ああ、もちろん」

 そうだよなあ、なら月見さんの方が呑みすぎて忘れてればと思ったけど、覚えてる限りちゃんとペース調整してたっぽいしなあ。あはは。
 泣きそう。

「……月見。どうして衣玖がここで寝てるの? 昨日、なにがあったの?」
「いやなに、衣玖が酔っ払って」
「へぁゃいっ!?」

 衣玖は素っ頓狂な声をあげて月見の口を塞いだ。頭がくらくらするほどの勢いで激しくかぶりを振って、

「ダメですダメです忘れてください忘れてくださいっ!? それが無理でもせめて誰にも言わないでくださいお願いします後生ですからぁっ!!」
「……ちょ、ちょっと待って! 衣玖が酔ってどうしたの!? なにがあったの!?」
「も、黙秘権っ! 黙秘権を行使しますーっ!!」
「言えないなにかがあったのー!?」

 言えるか言えないかで言えば言えません。
 天子が血相を変えて、月見から衣玖を引き剥がしにかかる。

「月見大丈夫!? 衣玖に変なことされたんじゃないよね!? 大丈夫だよね!?」
「たぶん総領娘様が想像してることはしてないですっ!」
「変なことはしたの!?」

 泣きたい。

「月見っ、お願い教えて!!」
「だだだっダメですダメです絶対にダメですっ!? 月見さんお願いします本当に!!」

 右から天子に、左から衣玖に詰め寄られて月見は若干仰け反ったが、ほどなくしてから口端を曲げ、くつくつと喉で笑うと、

「悪いね、天子。どうやらこれは、私と衣玖だけの秘密らしい」
「む、むぅ……っ」
「月見さんっ……!」

 天子は頬を膨らませ、衣玖は涙ながらに安堵した。失敗をしたのは不幸だが、失敗を見られたのが月見だけだったのは幸いだった。月見なら、面白がって吹聴して回るような心ない真似だけは絶対にしない。衣玖の世間体は守られたのだ。

「ありがとうございます、月見さんっ……! あ、あのっ、本当に誰にも言わないでくださいね!? 二人だけの秘密ですからね!?」
「ああ、わかったよ」
「……………………衣玖」
「総領娘様、そういうわけでこの話はおしま――なぜ緋想の剣を!?」

 眉を開きながら横を見たら、天子がいつの間にか緋想の剣を抜いていた。その全身から迸る不穏なオーラも然ることながら、またあの、肌が粟立つ恐ろしい無表情で、

「ねえ衣玖、弾幕ごっこしよ?」
「……あ、あの、」
「私が勝ったら、なにがあったかぜんぶ教えて。ね?」
「総領むす」
「月見と二人きりの隠し事なんて、ダメだと思うの。ね? ね?」

 ――ああ総領娘様、あなたは本当に変わりましたね。まったくもっていろんな意味で。
 虚空を見つめて現実逃避している場合ではない。

「じ――――――――……」
「……、」

 目の鼻の先から天子のジト目が突き刺さる。あっこれ見逃してもらえないやつだなーと空気を察した衣玖は、ひく、と頬をひきつらせて、
 三秒、

「――ごめんなさああああああああああい!?」
「待ちなさあああああああああああああい!!」

 結論、逃げた。もちろん怒涛の勢いで追い回され、衣玖と天子はしばらくの間、水月苑上空で竜巻みたいに猛烈な追いかけっこをする羽目になった。しばらくして捕まったが、それでも意地と根性とヤケクソの黙秘を貫き通し、なんとかかんとか見逃してもらった。
 無論、今回の事件で生まれた『衣玖と月見だけの秘密』は、天子に見事危機感を抱かせることに成功したのだけれど。
 思っていたのとなんか違う現実に、衣玖は家に帰ってからこっそりと枕を濡らすのだった。





 ○


 水月苑上空で少女二人がわーわー飛び回る喧騒を聞きながら、月見は衣玖に貸していた布団をそっと畳む。
 その口元には微笑ましい記憶を想起する楽しさにも似た情が浮かんでいて、月見はそっと一言、

「――それにしても衣玖が、酔っ払うとあんな風になるなんてなあ」

 大変面白いものが見られたという意味で、衣玖には悪いが、あの酒を置いていった萃香には礼を言うべきなのかもしれない。
 酔っ払った永江衣玖が、果たしてどのようなものだったのかは――幻想郷でただひとり、銀の狐だけが、知っている。









2017.06.04(日) 21:00  /  COMMENT(30)  /  TRACKBACK(0)

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3712/ Re: モフっ狐さん

モフっ狐さん>
 たぶんこの狐の真の能力は「人を残念にする程度の能力」に違いない。
 まったく、残念美人は最高ですね!
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.11.05 11:58 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3681/

月見の周りにはほんと残念美人が多いですねえ。
はっ、もしや月見の正体が残念美人製造機だからなのでは…?


2017.10.29 07:09 / モフっ狐 #- / URL[EDIT]
3335/ Re: 秋風紅葉さん

秋風紅葉さん>
 残念美人!
 衣玖さん……パーフェクトですよね! 美人ですしスタイルいいですし、きっとふとした瞬間に残念な姿を晒したりするのです。衣玖さんヒロインもっと増えろ。
 酔った衣玖さんは、落ち着いた大人な女性のイメージとはだいぶ違った感じになるに違いなしですナ ・w・)≡3 具体的にどうだったのかは……妄想してくださいませ!
 また出番があったときも是非ともわたわたさせt(バチバチ
 ではでは、コメントありがとうございました。

P.S.
 来る者は拒まず、しかし裏切り者には血の制裁を……そんなファンクラブです(光のない目


2017.06.18 12:43 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3334/ Re: 衣玖さんマジ天女!クラブ・副長さん

衣玖さんマジ天女!クラブ・副長さん>
 ふ、副長! こんなところまでお疲れさんでございますッ!(深々
 さておき、残念美人!
 こんな感じで、出番の少ないヒロインに番外編で活躍してもらうのもありですね! 次回は本編に復帰しまして、ひっさしぶりの地上のお話となります。
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.06.17 21:05 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3332/ Re: 翁。弁当さん

翁。弁当さん>
 想像するのです。酔った勢いで異性にも馴れ馴れしくなっちゃってる衣玖さんを……! ・w・)≡3
 やはり女の子の残念な姿は、見る者の心を癒してくれますね。とても幸せで素晴らしいことです。やはりこれからも書き続けなければなりませんね……!
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.06.17 19:59 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3331/ Re: 日の倭御狐さん

日の倭御狐さん>
 「私は間違っていないっ。私には残念美人を世に布教する使命があって、その通りに行動しただけです!」などと供述しており。
 ふむ、ぐーぐるマップで調べてみるとそれらしいのが出てきますね。ここの狐が残念美人量産機であることを考えると……ま、まさか残念美人を作っている会社!?(名推理 ちょっと入社試験受けてきます。
 御狐さん……こう考えるんですよ。わたわたする衣玖さんが見られる上に、びりびりまでしてもらえるのだと! 我々の業界ではご褒美ではありませんか!(鼻息
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.06.17 19:48 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3330/ Re: 卍白狼卍さん

卍白狼卍さん>
 衣玖さんは美人系のイメージが強いですけど、かわいい路線もよいですよね!なお話でした。ふふふ、衣玖さんは酔っ払うと馴れ馴れしくなるというか……意外と距離感近い感じになるに違いないです。これから衣玖さんには毎日酒を呑ませましょうあばばばばばb
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.06.17 18:49 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3329/ Re: 最果てのカウボーイさん

最果てのカウボーイさん>
 残念美人!
 衣玖さんいいですよねえ。あんな天女みたいな御方が残念な目に遭って顔真っ赤になってるとこを想像したら……ふう。
 衣玖さんも恐らく、正直になれなかった自分にあとでそっと涙するタイプでしょうねえ……素直になれないというより、変に空気読んじゃって中途半端に距離を取ってしまいそうな。
 お酒の力で既成事実を作るしかないですね。はあ衣玖さんに既成事実作られt(落雷
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.06.11 23:16 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3328/ Re: 蒼牙さん

蒼牙さん>
 残念美人!
 やはりぽんこつ化はいいものですね! 大人なお姉さんがぽんこつ化するもよし、元々ぽんこつ気味な人が更にぽんこつ化するもよし。まさしく最強の属性に違いないです。
 おっと、凄まじい存在感を放っておりましたか……そろそろ皆さん慣れてきて息をするようにスルーし始めるんじゃないかと笑
 電撃を怖がっているようじゃあまだまだ初心者ですね。紳士の道のりは長く厳しいのです。
 最強の変態紳士……まさか幻想郷には、藤千代の一撃すら「ありがとうございます!」で済ませてしまう猛者がいるんでせう? ゆかりんは幻想郷のなにを管理しているのか。

>………チラッ
 サッ(目逸らし

 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.06.11 23:14 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3327/ Re: 因幡の物置さん

因幡の物置さん>
 残念美人!
 まったくもって因幡の物置さんの言う通り、デキる女はみんなお酒で失敗するべきです! そして周りから微笑ましい目で見られて、顔真っ赤でぷるぷるするべきなんです! ・w・)≡3
 この狐に対しては、案外一歩引いた立ち位置の方が美味しい思いができるのかもしれませんね。しかし恐らく、それで横からかっさらって行くのは無理。本文に書いた通り鬱陶しいくらいグイグイ行く必要がありますが、そんな相手ほどこの狐は雑に扱う(例:ゆかりん)という……。
 美味しい思いをする代わりに距離を詰められず終わるか、雑に扱われるのを覚悟でグイグイ距離を詰めていくか……この狐面倒くさいな。
 ではでは、コメントありがとうございました。残念美人!

P.S.
 世の中には、献身的なお世話をするあまりダメな男を作り上げてしまう、「ダメ男製造機」なる言葉があるようですね。それと対になる感じで、いい子だけどちょっぴり残念な少女を作り上げてしまう「残念美人製造機」という言葉があってもおかしくはないはず。そんな製造機にやられた少女たちが一生懸命通い妻する様を、私は庭の陰からこっそりと盗撮したいなって心の底から思います。
 要するに、見ていて楽しいので別にヒモでもいいんじゃn\ピチューン/


2017.06.11 23:12 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3326/ Re: 桐領さん

桐領さん>
 こんな長い作品を一から読み返していただけるとは、光栄でございます(´ω`)
 拙作の構成に関しては、さながら薄氷の上を渡るように奇跡的に上手いこと行ってますね笑 プロットとかありませんので、基本的にその場の思いつきです。後付けのオンパレードです。それでなんとか形になっているんですから、これもひとえに残念美人のお陰ですね!(確信
 いつも通りの紳士共についてはなにも言うことなどないとして、衣玖さんかわいいですよね。実はとんでもないヒロイン力を秘めているんじゃないかこの人……そこに残念成分が合わさったなら、まさに最強に違いないです ・w・)≡3
 これからも楽しんでいただけますよう、頑張って参ります。
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.06.11 23:08 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3325/ Re: トミーさん

トミーさん>
 残念美人!
 一見しっかりしてる人がたまに残念になるギャップは素晴らしいですね。まあ私は、年中無休四六時中で残念なゆかりんタイプの女の子も大好きですけどねっ!
 やはり酔うと馴れ馴れしくなるのは鉄板ですね。そして普段は隠している本音を曝け出しちゃったりして……むふふ。
 ちなみに実際はなんt(雷撃
 幻想郷は美少女づくしですからね……他にもいろんなクラブがあったっておかしくないです。『ゆかりんマジぽんこつ!クラブ』とか……ね?(入会者募集中
 ではでは、コメントありがとうございました。

P.S.
 天界の超神聖な桃なので、しばらく地上の空気に置いて破魔の力を取り除いている設定ですが……人間ならそんなことしなくてもいけますね! 体も刃物が通らないほど丈夫になって、まさにいいことづくしでございます。


2017.06.11 23:01 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3324/ Re: みあさん

みあさん>
 残念美人! 更新タイミングはだいたい隔週日曜日の夜なので、そのあたりを狙って覗くといい感じかもしれません。
 ふふふ……酔った衣玖さんがどうだったかは、想像するのです! さながら東方原作の設定に対して想像を広げるように……笑い上戸になるも泣き上戸になるも甘え上戸になるも残念上戸になるも、みあさん次第でございます。
 良妻……まさに天子ちゃんと咲夜さんにこそ相応しい。たぶんゆかりんや輝夜には一生無縁の言葉だと思(スキマ
 違います、こんな天狗しかいないわけじゃないんです。こんな天狗しか登場させてないだけなんです。だって普通のモブなんて書いてもつまんないじゃないですか!
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.06.11 22:59 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3322/ Re: ぶるさん

ぶるさん>
 他にもいろんなクラブがあるかもしれませんね。私はモチロン、『天子ちゃんマジ天使!クラブ』にも『衣玖さんマジ天女!クラブ』にも『けしからんことを考えてさとりんを涙目にし隊』にも入っています。当然でしょう?
 酔った衣玖さんですが、猫みたいに慣れ慣れしくなる衣玖さんもいいですし、陽気になって敬語が消し飛ぶ衣玖さんもいいですし、クールなところはあまり変わらないもののちょっとダイタンなことを言ったりするようになる衣玖さんもいいですし、本当に皆様のお好きな衣玖さんでよいのだと思います。ぶるさんは、どんな衣玖さんがお好きでしょうか。
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.06.10 23:13 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3321/ Re: アセロラジュースさん

アセロラジュースさん(非公開コメント)>
 残念美人!
 たまには誤字がない話があったっていいじゃない。物書きだもの。
 さて今回のノー誤字記録はどこまで続くのか……(´-`)
 あるゲームで一度見たことあります、死んだアイツの頭脳がAI化してて主人公を助けてくれてる展開。今の技術では無理でしょうけど、そのうちだいぶいいとこまで行くんじゃないですかね。少なくとも医療の分野ではすでにAIが活躍してて、どんな医者にもわからなかった病気をズバリ当てたりしてるみたいですよ。現実も、もう半分は小説みたいになってるような気がします。
 ふーむ、現役陸上部の足を以てしても二時間ですか……やはりキツいですね。でも登りたい! テレビで見た、あの異世界のように幽玄な空気を味わってみたい……! いつか必ず ・w・)≡3
 ちなみに誤字ちゃんですが、すでにビジュアル化されていたりします。銀髪ロングのジト目幼女です。無口なので手に持ったスケッチブックで筆談しますが、幼女なので大抵誤字ってます。銀髪セミロングのはわわ幼女である脱字ちゃんという妹がいます。二人とも物書きが誤字ったり脱字ったりすると出現するので、ひっ捕らえてprprするといいと思います。ん、なにやらサイレンが……。
 ではでは、コメントありがとうございました。残念美人!


2017.06.10 23:11 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3317/ Re: 蝉丸さん

蝉丸さん>
 残念美人!
 衣玖さんかわいいですよね! このかわいさに緋想天編の頃は気づいていなかったなんて……私はなんてダメなやつなんだ……(なめくじ
 普段クールな、というか、クールだろうがなかろうが女の子が真っ赤でわたわたしている姿は至高ですね! 衣玖さんみたいなクールな女性がわたわたしてもよし、妖夢みたいなドジっ娘がわたわたしてもよし。人間は不完全なものにこそ美を感じるって西洋美術も証明してますし、やはり残念美人が素晴らしいのは世界の真理に違いないです。
 ゆかりん……こんなに長い間出番のないメインヒロイン(笑)が未だかつて存在しただろうか。
 地霊殿編の間は、天子ちゃんが頑張ってわたわたしていた気がしますね。これからのお話では誰がわたわたするのでしょうか。誰かしら、抜かりなくわたわたさせていきたいと思います ・w・)≡3
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.06.10 23:03 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3315/

残念美人!



更新お疲れ様です!(*´∀`)
パーフェクトだ、雨宮さん!(満面の笑み
いやぁ…酔った衣玖さんはどんな感じなのでしょう?
妄想が止まりません!(血迷った目
ふふふ…慌てる衣玖さんも最高に可愛いかt(ビリビリ



P.S「衣玖さんマジ天女!クラブ」ってまだ入れます?


2017.06.10 18:19 / 秋風紅葉 #wLMIWoss / URL[EDIT]
3314/

残念美人! 今回もおもしろかったです!
やっぱり衣玖さんマジ天女ですね! 次回も楽しみにしてますわ


2017.06.10 07:37 / 衣玖さんマジ天女!クラブ・副長 #- / URL[EDIT]
3312/

やっば衣玖さんが酔ったらどうなるのかすげえ気になる。

普段しっかりしてる人が慌ててる姿はとても残念で幸せな事だと思うんです。


2017.06.06 21:13 / 翁。弁当 #- / URL[EDIT]
3311/

朝の通学電車降りたタイミングでよんで笑ってしまって変な目で見られました…そしょう
…最近通学中の電車の沿線に月見工業所なるものがあり、何を作ってるのか気になって仕方がない御狐です…
いくさんは慌てるとビリビリするのかー…慌てるいくさん見たいけどビリビリはされたくないなー…雨宮さん、いい方法ないですかね?
…このコメント打ちながら歩いてたら段差につまづいて笑われました…そしょう


2017.06.06 07:45 / 日の倭 御狐 #- / URL[EDIT]
3310/

どうも更新お疲れ様です。

いやぁ~衣玖さんは可愛いなぁ~可愛いらしい美女はいいものですね~
後酔うと、場合によっては密かに隠していることを曝け出してしまったり、本来の性格が逆になったりしますからね~衣玖さんの場合はイメージですが、酔う前とは逆で慣れない異性に奥手なりまくる性格では無くて、異性に対して甘えまくって来る。甘え上戸なって気がします。月見さんに「もっと構ってください」擦り寄って甘えまくるんですよ正直羨ましいですね~…ってあれ?衣玖さん?なにを顔を紅くしているんですかあぁアあアァババババババ!!!???


2017.06.06 00:53 / 卍白狼卍 #- / URL[EDIT]
3309/

キャーイクサーンキャーイクサーンキャーイクサーンキャーイクサーンキャーイクサーン


…発狂申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます。

という訳で残念美人!
うん、確かに衣玖さんはヒロイン力高い。つかかわいいじゃないですか…。涙目衣玖さんたまらん。

あ、ぶれそうになりました。危ねぇ危ねぇ。

でも衣玖さん正直になれなさそうと言うか…そこが可愛いんですけど(電撃を受け畳へ突っ伏しながら

ではでは、次話も楽しみにしております。
更新お疲れ様でした!


2017.06.05 22:44 / 最果てのカウボーイ #0WaaQNmw / URL[EDIT]
3308/

残念美人…っ!
ああ…良いですね、いつもは余裕を感じるお姉さん的な人が大慌てしてポンコツ化するのはっ!
…癒されますねぇ…

そして、いつもどうり凄まじい存在感の天狗(男)達…
まさか初心者とかもいるとは…はっ!まさかその内最強クラスの変態紳士天狗が出てくる…!?
…変態紳士達が己の主義を掲げて戦争している図が頭に浮かびました…
それもかなり少年漫画チックな熱血で…
…あ、これって無茶振りのテーマになる…?

………チラッ


2017.06.05 19:49 / 蒼牙 #- / URL[EDIT]
3307/

 残念美人!

 衣玖さんメインの番外編ですが、デキる大人の女性がお酒で失敗するというシチュエーション、大好物です!
 なんというか、衣玖さんは内に秘めた想いを外に出すことが少なく、何かのきっかけがあれば大爆発するのでしょう。ラヴァーズでは無いけれど、ふとしたことで横からかっさらっていきそうです。

 ではでは、残念美人!!


P.S. 外聞は悪いですが、月見を端から見ると『ヒモ』と言われてもおかしくないですね。まぁ、こんなこと言ってると月見ラヴァーズにピチュられるのでしょうけど。

 って、あれ皆さんそんな顔してどうしたんですか……\ピチューン/


2017.06.05 13:09 / 因幡の物置 #- / URL[EDIT]
3306/

雨宮さん更新お疲れ様でございます。

取れた休みで一から銀狐読み返していたら読み返していた日に衣玖さん編が来て勢いで読みきってしまいましたw

読み返してみて雨宮さんの構成力が凄い(凄いとか月並みな感想であれですがw) 月見・藤千代・操などオリ登場人物やそれに伴うオリジナルの展開、原作キャラとの関係性が違和感無く展開されており、毎回文章の質の高さに驚かされています。

いつも通りの天狗共は置いて。衣玖さんはやっぱ可愛い、それにギャップ萌えが合わさってもっと凄まじい物に見える。

長文失礼いたしましたー次回の更新心待ちにしております。


2017.06.05 07:40 / 桐領 #- / URL[EDIT]
3305/

残念美人‼︎ 更新お疲れ様です(^o^)

テンパって能力暴発してビリビリしてしまう衣玖さんマジ天女。
衣玖さんのように普段きっちりした大人の女性がパニックでワタワタしちゃう姿って何故かグッときますよね‥‥ナイスギャップ萌え(´∀`*)

想像できますよ、ベロンベロンに酔っ払った衣玖さんが月見にしなだれかかって「私の酒が飲めないんですかぁー?」と絡んでる姿が‥‥‼︎
‥‥‥‥実際どうだったんですか衣玖さn(電撃

というかほんっとに相変わらずですねこの天狗共w
天子に関してはいつも通りですし、さとりのトラウマも上司だった鬼達が原因でしたし‥‥幻想郷にはファンクラブがない女の子がいないんじゃないだろうか(戦慄

ではでは今回はこれにて。
次回も楽しみに待ってますー( ̄^ ̄)ゞ

PS 天子から貰える桃なら例え積み重なっても完食できる気がします(集中線


2017.06.04 22:58 / トミー #- / URL[EDIT]
3304/

どうもこんばん残念美人、みあでございます。今回は早めに気づけたやった。

番外編執筆、お疲れ様です。今回は衣玖さん短編ということでどんなものかと思っていましたが、予想の斜め上を行く。可愛い一面が見れるのかと思ったらまさか酒関連とは。可愛かったですけど、酔った時の衣玖さんの様子が凄く気になってしまって困った。

嫌いな奴にはビリビリ、焦って天子にもビリビリ。「自分に対してではなく月見に対してビリビリしようとしたこと」に対して怒る天子ちゃんは良妻だと思うの。そして山の天狗はこんなんばっかりか。

ではでは。次回も楽しみにしております!


2017.06.04 22:47 / みあ #- / URL[EDIT]
3303/

更新お疲れ様です。

天子クラブだけでなく衣玖クラブまであったのですか。(笑)
さすが天狗勢、期待を裏切りませんな。

次回も楽しみにしてまーす。
(酔った衣玖さんめっちゃ気になる・・・)


2017.06.04 22:45 / ぶる #- / URL[EDIT]
3302/ 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます


2017.06.04 22:13 / # / [EDIT]
3298/

残念美人!
更新お疲れ様です。衣玖さんが可愛くて大満足です。\キャ-イクサ-ン/

普段クールな大人の女性がテンパっているのを見るとギャップ萌えでやられるのは仕方ないですよね。あー私も衣玖さんが慌ててるのを見てニヤニヤしたいなぁ(電撃

しかし銀狐の女性陣はみんな可愛いですねぇ。特にワタワタしてる時なんかはニヤニヤしちゃいますね。いつもニヤニヤさせてもらってます。
…あれ?いつもニヤニヤしているということは、いつも誰かが慌てているということ…一体誰が…あっそうかゆかりんが(スキマ

ではでは、次回も更新楽しみにお待ちしています!


2017.06.04 21:38 / 蝉丸 #- / URL[EDIT]

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