銀の狐と幻想の少女たち 第110話   

「けだものぶっとばすがーるず」





 月見が地霊殿で怪我の療養を始めて、三日が経った。
 月見があちこちを勝手に徘徊――本人は散歩だとかたくなに言い張っている――して回ったり、守矢の神々が映姫と藤千代の最恐コンビに油を搾られたりしてバタバタしていた日常も、四日目にもなればもうすっかり落ち着いていた。地霊殿の住人たちは異変が起こる以前の生活へと戻り、各々の仕事を全うしたり、思う存分趣味を満喫したり、なにもせずのんびり羽を伸ばしたりして平和な日々を謳歌している。
 そして今まで通りの日常に戻ったからこそ、地霊殿一地霊殿に詳しいと自負する古明地さとりの目には、異変の前と後で生まれた変化が鮮明に映し出されていた。
 気のせいではない。やっぱり、地霊殿は変わった。さとりがぼんやりと感じていた通り、それぞれにそれぞれの変化が生まれて、地霊殿の日常が鮮やかに彩られ始めていた。
 そんな一日を、地霊殿で過ごした時間なら誰にも負けない、ひきこもりなさとりの目線から見て行こうと思う。





 ○


 まず、なによりも目に見えて変わった人物としてこいしを挙げるべきだろう。
 今までと違って、外をぶらぶらと放浪しなくなったのだから当然だ。少なくとも異変が終わってからは勝手にいなくなったりせず、地霊殿でお燐やおくうと一緒に遊んだり、怪我が治りきらない月見の手助けをして回ったりしていた。
 本人は、気づいているのだろうか。

「お姉ちゃーん」
「なに?」

 こうしてこいしの方から、さとりの部屋を訪ねて来ることも多くなった。ノックふたつで部屋に入ってきたこいしは、両手にさとりの本を持っていて、

「月見が、本読み終わったってー。新しいのちょうだい」
「え、もう? 昨日貸したばっかりよね?」
「そうだけど……読み終わっちゃったんだって」

 早いなあ、とさとりは思う。月見には、簡単な散歩を除いて外出の許可を一切出していない。本人はもう出歩く分には問題ないと言っているし、実際腕や脚の軽い火傷は完治しているが、ともかく一番大きな背中の傷と尻尾が治らぬうちは外出なんて絶対にダメなのだ。月見は、この地霊殿で、最後までしっかり傷を癒やさなければならないのだから。
 そういう次第なので、月見が地霊殿でやることといえば、こいしたちの遊び相手をするか、静かに本を読むかのどちらかくらいなものだった。一日も経たぬうちに本を一冊読み終えたとしても、そう驚いた話ではないのかもしれないけれど。

「……この調子じゃあ、私の本はすぐ読破されちゃうわね」

 冗談めかして笑う。本当に冗談のつもりであり、さとりの本棚が読破される日はきっと来ないだろう、と思う。月見が本をすべて制覇するのと彼の傷が完治するのとでは、どう考えても後者の方が早い。そして月見は怪我が治り次第、元の地上の生活へ帰っていくだろうから。
 こいしに次の本を手渡し――そのついでで、さとりは問うてみた。

「ねえ、こいし」
「んー?」
「あなた最近、前みたいに外へ出て行かなくなったようだけど……」

 こいしがくるりと目を丸くした。どうやら自覚はまったくなかったようで、

「え、そうかな? ……うーん、そうかも?」

 首を右に左に傾げている。

「そうよ。……変な意味じゃないのよ。こいしがウチにいてくれて、私は嬉しいもの。お燐やおくうもそう思ってるわ」
「そ、そう?」

 えへへ……とこいしはこそばゆそうにうなじを掻いて、

「ええと……最近は、心の中がすごく晴れやか……っていうのかな? 無意識になってるときは、ぼやーって靄がかかってるような感じになるんだけど、そういうのはぜんぜんなくて」

 やっぱりそうなのか、とさとりは思う。仮面にも似た笑顔を張りつけ、さとりの力を以てしても掴み様のなかったこいしの心に、芯とも呼ぶべき確立した感情が芽生えた予感はしていたのだ。恐らくは、この前の異変が関係しているのだろうとは思うが。
 けれどあいかわらずこいしの心は読めないままだし、彼女の第三の目は深くまぶたを下ろしている。

「能力は……今まで通り使えるの?」
「うん、使えると思うよ」

 こいしが、さとりの本棚をごそごそと物色している。

「たぶんねー、前みたいに能力が暴発? っていうのかな。そういうのがなくなったんだと思うっ」

 もしもこいしの言葉が本当なら、彼女の能力はまさしく、『無意識を操る程度の能力』になったのかもしれない。暴発などなく彼女の意のまま、無意識の世界へ自由自在に出入りを行う能力に。

「ずっと一緒だって、約束したもんね。だから、もう勝手に出て行ったりしないよ!」
「……そう」

 さとりは、思わず小さくほころんだ。今までとは見違えるばかりな妹の言葉が、ついつい心の琴線に触れたのだ。
 或いは異変を乗り越えたこいし自身の心の変化が、能力をよい方向へ導いたのかもしれない。存在の比率が精神に偏っている分だけ、さとりたち妖怪は心の状態に人間よりも大きく影響を受ける。月見の地上の知人にも、心の力で『狂気』に打ち勝ったという吸血鬼の少女がいたはずだ。

「あ、でも、月見が地上に帰っちゃったらどうかなー。またこっそり遊びに行っちゃうかも」

 打って変わってさとりは嘆息。この自由奔放すぎる妹は今までも何度か、能力を悪用して勝手に地上へ遊びに行っていた。月見の屋敷にお邪魔したのはもちろん、温泉まで堪能したというのは実に羨ま――いや、けしからん話だと思う。

「もう……こいし? 映姫さんにバレたらまたお説教されるわよ?」
「ぶーっ!」

 唇を尖らせたこいしは走り出し、扉の前でふっとさとりの方を振り返った。やけに神妙な顔つきで、さとりが手渡した本ともう一冊、薄いノートを両腕で抱えていて、

「……やっぱり能力、今まで通り使えるみたいだね」
「? どういう――って、」

 気づいた。おいちょっと待てあのノートってまさか

「――お姉ちゃんの小説、月見と一緒に読もーっと!」
「こいしいいいいいいいいいいっ!!」

 古明地さとりは、修羅となった。
 なるほど――思い返してみればなるほど、確かにこいしはさとりの本棚を物色していた。さとりは気づいていながらも、無意識のうちに見逃してしまっていたのだ。それこそが、こいしが今まで通りに能力を使えるこの上ない証明であろう。
 が。

「こおおおおおいしいいいいいいいいいいっ!!」
「あははははは♪」

 もちろん、楽しそうに逃げるこいしをさとりは全力疾走で追いかけた。これはさとりの持論だが、小説を書いているなんて趣味は、その道を本気で志している者だけが、志を本気で理解してくれる人だけに話すべきものだと思っている。(いたずら)に他言し、させていいようなものでは断じてない。
 あまつさえ作品を読まれるなんて、以ての外である。特に、月見に読まれるようなことだけは絶対にあってはならない。もしも彼に読まれてしまったら、たぶん、さとりは挫けてちょっと生きていけなくなってしまう。
 さて。さとりは、自他ともに認める筋金入りのひきこもりだ。異性の友人なんて、月見を除けばまさに皆無と言って差し支えない。今までは、本の中に登場する『男』だけが、さとりが日頃の生活で触れる異性の姿だった。
 しかしある日、さとりの前に月見が現れた。読心の能力をまるで恐れる素振りもなく、今や地霊殿の一員と呼んだって構わないほどかけがえのない存在となってしまった。それはすなわち、さとりにとって最も身近な異性になったということを意味している。
 であれば当然、参考(・・)にする。目に映る月見の姿から、『男』のなんたるかを読み解こうとする。
 今のさとりにとっては、月見こそが『男』という存在の一般項である。そしてこいしが持って行ったのは、ここ最近のさとりの作品を収めた一番新しいノートである。
 つまるところさとりは、
 最近自分が書いている小説の中で、
 月見をモデルにしたキャラクターを登場

「ふにゃあああああああああああああああっ!!」
「えっちょっと待ってお姉ちゃん怖むぎゅっ!?」

 半狂乱に陥ったさとりはひきこもりにあるまじき野獣の疾駆でこいしを捕らえ、脳天幹竹割りを叩き込んでノートを奪い返し、部屋に戻るなり鍵を掛けて用意周到に隠し場所を変更した。
 それから、ベッドで丸くなってちょっぴり泣いた。妹の存在を、無意識を操る能力を、今日ほど恐ろしいと感じたのは生まれてはじめてだった。これでは、気がついたときにはこいしにぜんぶバラさせているなんて可能性も大袈裟ではない。

「……ぐすっ」

 最近書いている作品は誰にも見せていないし、決して見られてはならない。
 ペットたちに頼んで、金庫でも買ってこさせようかと。朝っぱらから悶々と悩む、いろいろとフクザツな趣味の少女なのだった。





 ○


 とはいえ、それでいじけて一日を終えるわけにも行かない。気を取り直したさとりはノートの隠し場所を再確認してから部屋を出て、月見のところまで足を運んでみた。ノックで許可をもらってから彼の部屋に入ると、そこではお燐とおくうが、持ち込んだ布団の上にトランプを広げて遊んでいた。
 裏返しで散らばっているところを見るに、神経衰弱でもしていたらしい。二人の真剣勝負を月見がベッドから見守り、更に隣ではこいしが、彼の腕にひっついてなんともご機嫌に座っていた。さとりに気づくなりぱっと顔を上げ、

「あ、お姉ちゃん。いいところに来たね!」
「……いいところ?」
「とにかく見てってよ!」

 こいしが元気に手招きをしてくる。さとりとしては先ほどの件について心ゆくまで話し合いがしたい気分なのだけれど、月見がいる前でそれはあまりに危険なので、とりあえず素直に招かれておく。
 よほど真剣な勝負をしているようで、お燐もおくうも手元のトランプを見下ろしたまま一心不乱の形相で黙り込んでいる。二十枚程度のトランプが裏返しで無造作に散らばっているから、やはり神経衰弱で間違いはなさそうだが。
 つい、小声ながら口に出してしまっていた。

「でもおくう、神経衰弱は……」

 大の苦手だったはずではなかったか。おくうは鳥頭で、細かいことを覚えるのがとにかく下手で、つまりはどの数字のカードがどこにあるかなんて覚えられるはずもなく、神経衰弱などもはや勝負にもならないのだ。というか神経衰弱に限らず、ババ抜きや七並べなどトランプを使うゲーム自体が苦手で、大富豪あたりまで行くとそもそもルールを覚えられないという有様だったはず。こいしとお燐にコテンパンにされ、涙目でさとりの部屋に飛び込んできたのは一体いつの話だっただろうか。
 月見が同じく小声で、

「私もはじめはそう思ったんだけどね。でも、結構面白いことになってるよ」
「……これっ!」

 そのとき、おくうが動いた。残り二十枚程度のカードの中で一枚だけ、『7』のカードが表になっている。これでもう一枚『7』を引き当てられればいいわけだが、まあおくうのことだし十中八九ハズレで

「……や、やった! こいし様っ、またやりました!」
「うにゃあああああまたやられたあああああっ!!」
「おくうすごーい!」

 ――なん……ですって……?
 おくうが、見事『7』のカードを引き当てていた。おくうが興奮気味に喜んで、お燐が布団をぼふぼふ叩いて悔しがっている。そこでさとりはふと気づく。おくうが取ったカードとお燐が取ったカードの山を見比べると、ほぼ互角――否、おくうの方がわずかだが多い。
 さとりは目の前の光景が信じられない。神経衰弱で、おくうがお燐に勝っている? あのおくうが? 自分が一回前に引いたカードの絵柄すら忘れてしまうようなおくうが? 単なる偶然という言葉で片付けるには、少しばかり出来過ぎてはいないか。
 しかも、これで終わりではなかった。その後おくうは更に三組のカードを連続で引き当て、お燐との差を一気に広げ始めてしまった。おくうは興奮でふんすふんすと鼻息が荒く、お燐はおくうに負けるかもしれない危機感でふぬぬと体を震わせていた。
 さとりは目を丸くするばかりである。

「……い、一体、これは?」
「おくうね、すごいんだよ! さっき、ババ抜きでもお燐に勝ったの!」

 もうなにがなんだかわからない。ババ抜きなら偶然勝つこともあるかもしれないが、神経衰弱を運ひとつで切り抜けるのはいくらなんでも無理だろう。これではまるで、おくうの頭が突然よくなったみたいではないか。

「もしかすると、私がおくうに降ろした神――宇迦之御魂神の影響かもしれないね」

 月見が言う。

「八咫烏を宿したおくうが、熱を操る力を得たように。これは、宇迦の力なのかもしれない」
「それで、おくうの頭がよくなったということですか?」
「頭がよくなった……とは、少し違うんじゃないかな。宇迦の力は、災いを福に転じる力だ」

 さとりはおぼろげに思い出す。宇迦之御魂神は五穀豊穣から家内安全、果ては病気平癒や芸能上達など、非常に幅広いご神徳を持つ神様だと。それはすなわち、他の神には類を見ないほど多くの災いから人々を守る、と言い換えることができる。

「簡単にいえば、神通力の類いだね。それを、おくうに少しだけ貸し与えてくれているのかもしれない」

 つまりおくうは、決して頭がよくなったわけではなく、

「どのカードを引けばいいのか、なんとなくわかっている……ということですか?」
「たぶんね」

 本人も無意識のうちに、自分にとって災いとなる――つまりはハズレのカードを直感的に察知している。だからこそ本来対等に闘えるはずのない神経衰弱で、おくうがお燐相手に接戦を繰り広げている。
 月見は、音もなく笑った。

「そこまでやってくれなんて頼んじゃいないから……もしかすると宇迦も、おくうのことが気に入ったのかもしれないね」
「勝ったあああああっ!!」
「負けたあああああっ!?」

 おくうが歓声を上げて万歳をし、お燐が悲鳴を上げて崩れ落ちた。神経衰弱勝負はまさかまさかの、中盤で差をつけたおくうの大勝利という結果に終わった。

「さとり様っ、こいし様! 勝ちました! なんかよくわからないけど勝ちましたあっ!」

 いつぞや涙目にされた雪辱を見事果たしたおくうは、それはもう満点の笑顔で大喜びだった。これほど諸手を挙げて喜ぶおくうもそうそう見られたものではない。興奮のあまり顔が赤くなっていて、翼はぴこぴこと忙しなく動いている。「よくわからないけど」と自分で言っているあたり、本当に直感だけで勝ってしまったらしい。

「見てたよー! おくうすごーい!」
「ありがとうございますっ」

 こいしがすぐさまおくうにジャンプし、お互いの両手を合わせてきゃいきゃいと喜びを分かち合う。そして負け犬ならぬ負け猫なお燐は、えぐえぐと鼻をすすりながらさとりに飛びついた。

「さ、さとり様あっ! おくうに負けたってことは、も、もしかしてこれ、あたいがペットの中で一番ばかってことですか!?」
「そ、そんなことないわよ。……たぶん」
「うにゃあああああ――――ん!!」

 もしもおくうが本当に神通力に目覚めてしまったのなら、地霊殿ペットにおける知力のヒエラルキーは激動の時代を迎えるのかもしれない。

「だ、だいたいなんで、おくうは突然こんなに強くなったの!? 前なんて、自分が一回前に引いたカードすら忘れてたのにっ!」
「それはねー」

 かくかくしかじか、こいしが先ほど月見から聞かされた説明を繰り返す。もちろん、真実を知ったお燐は尻尾を針みたいに逆立てた。

「ず、ズルい! つまりおくうには、どれを引けばいいかわかってたってこと!?」
「……うーん」

 おくうは疑問符とともに首を傾げ、

「どれを引けばというか……これは引かない方がいいかな? って、なんとなく……嫌な予感っていうか」
「うにゃーん!!」
「これが、月見の式神になったおくうの新しい力なのですっ」
「おにーさん! あたいもおにーさんの式神になりたいっ!」

 月見は苦笑、

「よしてくれ。おくうだけでいろいろと手一杯なんだ」
「むぅ……っ」

 適当なことを言って受け流したわけではなく、本当に無理なのだ。だって月見は、おくう一人を助けるためだけに、妖力の半分以上を対価として捧げているのだから。
 おくうが、なにかを確かめようとして胸に手を当てている。八咫烏の力が宇迦之御魂神によって鎮められ、胸元の赤い瞳も、無骨に変わっていた脚も、今やすべてが消えて元のおくうの姿に戻っている。見た目はごくごく普通の鴉の少女であり、その身に神を二柱も宿しているようには絶対に見えないし、さとりだって未だ半信半疑に思っている部分がある。けれどどうやらおくうだけは、そうすることで宇迦之御魂神の存在をはっきりと感じ取れるようだった。

「そっか……これが……」
「月見っ、おくうすごかったでしょ! 月見も褒めてあげてっ」
「はぇ!?」

 突然こいしに月見の前まで押し出されて、おくうはあっという間に平常心を失った。どうすればよいかわからずおろおろするおくうに、月見はやんわりと微笑んで、

「私も見ていたよ。すごいじゃないか、おくう」
「う、うにゅ……」

 ちなみに月見からの褒め言葉は、いろいろとフクザツな心理状態のおくうにとって、いろいろと効果抜群である。さとりが予想した通り、一歩後ずさったおくうはじわじわと赤くなって、込み上がってくる嬉しさと恥ずかしさをもじもじと耐え忍び、苦し紛れのようにぷいとそっぽを向くと、

「お、お前のために勝ったわけじゃ……ないもんっ……」

 当然ながら、さとりもこいしもお燐も、みんなにこにこした。
 口ではまだ素っ気ない態度を崩してはいないものの、このところのおくうは少しずつ、少しずつ月見に対して心を開き始めている。はじめは本当に飲み物を運ぶ程度だったが、今はなにかできることがないか自分から訊きに行ったり、なにもなくとも彼が散歩のときなどは後ろをついて行ったりしている。
 そういえば、とさとりはふと考える。月見の怪我は順調に快方へと向かっており、さとりたちがどんなにせがんだとしても、あと数日もすれば月見は地上へ帰っていくだろう。十二月ももう半ば過ぎ、地上で年越しの準備だってしなければならないはずだし。
 そのとき、おくうは一体どうするのだろう。
 打ち明けた話さとりは――月見の式神として地上についていくという選択肢も、あるのではないかと思っている。
 もちろんおくうは、さとりとこいしが地底へ下る原因となった地上の人妖を、今でも快く思っていない。行きたいと、自分から言い出すような真似は絶対にしないだろう。
 そして同時に、なんの未練もなくすんなりと月見を見送る真似だって、絶対にしない。おくうにとっての月見は、さとりとこいしに次ぐ三人目のご主人様なのだから。
 もしもおくうが、ほんの少しでも、彼とともに行きたいと願うなら。
 さすがに来年まで留守にされてしまうと困るが、年の瀬あたりまでなら、行かせてもいいかもなとさとりは思う。なにもおくうだけに限った話ではない。暗く寂れた地底で生まれ育ったペットたちは、太陽の眩しさも緑豊かな自然の美しさも本の中でしか知らない。みんなが一度は地上の世界を経験できたなら、それはどれほど素晴らしいことだろうか。
 今までの地霊殿は、さとりが閉じこもるための箱のようなものだった。月見や藤千代を除いては近づこうとする者もおらず、旧都の中にありながらも、旧都からはどちらからともなく切り離された空間だった。
 それもこれからは、変わっていくかもしれない。
 なぜなら今の地霊殿には、毎日誰かしら必ず、外からお客さんがやってくるのだから。





 ○


「うわあああああ――――ん!! 月見ーっ疲れたよおおおおお!!」
「疲れたよおおおおおおおおっ!!」
「ごふっ」

 その代表が、洩矢諏訪子と八坂神奈子である。二人は月見の部屋に通されるなり砲弾みたいな勢いで突撃し、勢いそのままで彼をベッドに押し倒した。男相手に恥も外聞もなく全身で覆い被さり、子どもみたいに足をバタバタさせながら叫んだ。

「もうやだよおおおおお!! 神社でのんびり暮らしたいよおおおおおっ!!」
「こんなの無理だよおおおおお!! うわあああああ――――ん!!」
「……げっほげっほ」

 咳き込む月見が頑張って起き上がろうとする。しかし、諏訪子と神奈子がグイグイのしかかって泣いているせいで上手く行かない。いくらか試行錯誤したのち結局一度諦め、

「……諏訪子、神奈子。とりあえず離れてくれ、これじゃあ話も聞いてやれない」
「「……ぐすっ」」

 二人が鼻をすすりながら月見から離れる。月見はのそりと起き上がり、気を持ち直すように首の裏を掻いて、そこでどうすればいいかわからず突っ立っているさとりに気づいた。

「すまないねさとり、騒がしくして」
「あ、いえ……事情はわかってますから……」

 さとりは小さく手を振って返した。諏訪子と神奈子の二人とて、なんの理由もなく嫌がらせで騒いだりしているわけではない。神としての威厳を失いぴーぴー泣き喚いてしまうだけのれっきとした事情が、今の彼女たちには課せられているのだ。
 月見は諏訪子と神奈子に目を戻し、

「……それで? どうだい、仕事の方は」
「終わるわけないよあんなの!!」
「絶対無理だよおおおおおお!!」

 びえええ!! とまた泣き出す二人に、月見は重く深いため息をつき、さとりは曖昧に口端を歪めて笑った。
 なにが、『終わるわけない』のか。
 過日の異変で崩壊した大地の修復である。
 修復なのである。あの、どれだけの規模が崩壊してしまったのか目測も利かないくらいの。
 さとりだって十二分に承知している、過日の異変は諏訪子と神奈子ばかりが悪いわけではなかった、さとりたちや月見にも原因の一端はあったのだ――が、まあ細かいことはいいのでとりあえず直してくださいね? と藤千代と映姫の最恐コンビに言われてしまえば泣くしかない。以来この神らは毎日地上から地底にやってきて、朝から晩までさめざめと大地の修復に勤しんでいるわけなのである。
 ぶっちゃけ非常に同情している。
 そしてそんな神々唯一の癒やしが、ここで月見に苦労を慰めてもらうことなのだった。今回は二人とも完全に幼児退行しているので、ここに来ていろいろと限界がやってきたのかもしれない。神奈子に至ってはなんだか背が縮んでいるような気さえするし。

「泣くなって。外の世界でも人里でも、人間たちはそうやって朝から晩まで働きながら生きてるじゃないか。神様のお前たちがたった二日三日で根を上げてどうするんだい」
「ううっ……それはそうかもだけどぉ……っ!」
「でも、いくらなんでも無茶苦茶すぎるよぉ……!」

 神様の奇跡だって万能ではない。彼女らは中でもとりわけ強い力を持つ由緒正しい神様だというが、それでも難しいものは難しいのだ。さとりも、あれだけ大規模に崩壊してしまった大地が易々と修復される光景は逆立ちしたって想像できないわけで。
 諏訪子が涙ながらに訴える。

「ただでさえたくさん力を使わなきゃいけなくてキツいのに、神奈子がほとんど役に立たなくてっ……! 私一人でやってるようなもんだよ!」
「し、仕方ないでしょ!? 大地創造は専門外だって何度も言ってるじゃない! それでも、私なりに精一杯やってるんだからね!?」

 おくうを暴走させてしまった原因の一端として、諏訪子と神奈子の苦労については責任を感じないわけでもない。さとりはぎこちない愛想笑いを自覚しながら、

「え、えっと……とりあえず、休憩も兼ねてなにかお菓子でもいかがですか? お茶もありますから……」
「「さ、さとりっ……!」」

 二人から返ってくる視線は、地獄の中で仏を見たかのようだった。

「ううっ。さとり、あんた本当にいいやつだねっ……!」
「覚妖怪は性格悪いって言い伝わってるけど……やっぱり噂話なんて当てにならないね……!」
「あ、あははは……」

 感涙に咽ぶ二人の顔を、さとりはちょっと直視できなかった。
 ともかくお燐を呼ぼうと、さとりは逃げるように後ろを振り向いて、

「――さとり様っ!」
「きゃっ」
「うにゃっ」

 ドアが目の前で突然開いた。勢いよく飛び込んでこようとしたのはお燐で、まさか入っていきなりさとりがいるとは思わず仰け反って驚きつつも、

「さ、さとり様っ。よかった、ここにいたんですね」

 やけに慌てた風である。

「……ええと、なにかあったの?」

 問いかけた途端、お燐の心に浮かんだ記憶でさとりはすべてを察した。

「ああ、映姫さんが来たのね」
「「ひっ」」

 諏訪子と神奈子が、哀れなほど青い顔でびくりと縮こまった。
 地獄の閻魔様こと四季映姫も、最近になってよく地霊殿を訪ねてくるお客さんの一人だった。月見から聞いた話によれば、彼女は今までも仕事の合間を縫って、しばしば水月苑まで足を運んでは几帳面に月見の世話を焼いていたという。今は月見が地霊殿で生活しているので、必然、映姫が訪ねる先もここに変わったというわけだ。
 まあそのお陰で、諏訪子と神奈子のみならず地霊殿のペットまでもが、いつ降りかかるとも知れないお説教の恐怖に戦慄していたりするのだけれど。

「映姫さん……よっぽど月見さんのことが心配なんですね」

 冗談めかして言う。迂闊に失礼な真似さえしなければ、映姫は極めて常識的で話のしやすい少女だった。地霊殿までわざわざ足を運んでくるのも、ひとえに月見の経過を気遣ってのことだとさとりは知っているので、恐れるどころか意外と可愛げのある少女だと思ったりしている。
 月見も、それは重々承知していた。苦笑混じりに、

「何回大丈夫だって言っても、ぜんぜん納得してくれないんだから」

 やっぱり閻魔様は、説教好きなのが玉に瑕だけれど、それさえ目を瞑れば普通にいい人なのだ。
 とはいえ、説教されるようなやましさを抱えている者にとっては、純粋な恐怖の象徴であるのは変わりない。諏訪子が月見の袖に縋りついて、

「ど、どどどっどうしよう月見!? こんなところでサボってるんじゃないかって疑われたら、またお説教!?」

 神奈子も涙目でぷるぷるしている。月見はゆるやかな吐息を以て、

「ちゃんと訳を話せば大丈夫だよ。あいつもそこまで頭でっかちじゃないさ」
「そ、そうですよ。私からも説明しますから……」
「「月見っ……さとりっ……!」」

 ああ、二人からまた仏を見る眼差しが。
 やっぱり私は、人から極端な好意を向けられるのが苦手なんだなあと痛感しながら。

「お燐。私はお茶となにかお菓子を用意してくるから、映姫さんをここまで案内してあげて」
「わ、わかりました……」
「ほら、そんなにビクビクしないの。根は面倒見がよくていい人なのよ、映姫さんは」
「そ、それはあたいもわかってますけど……やっぱり、どうしても身構えちゃうというか……」

 スリッパをぺたぺたと鳴らして、さとりは小走りでお茶の支度に向かう。こんな具合で今の地霊殿では、突然の来客にばたばたするのも珍しい光景ではなくなった。映姫や諏訪子たち以外にも、藤千代や勇儀、果ては町で有名な居酒屋の看板娘まで。お遣い担当のペットたちによれば、さとりを恐れて地霊殿までは近づかないが、月見の心配をしている妖怪はなかなか多いらしい。鬼の古い知り合いという来歴、そして地底をあわやの危機から救ったという結果で、月見は旧都の妖怪たちからも認められ始めている。
 もしかすると地霊殿のみならず旧都も、これから少しずつ変わっていくのだろうか。

 ちなみに映姫だが、はじめは諏訪子と神奈子がいることを大層訝しんだものの、月見が丁寧に説明したところ「あなたがそこまで言うのなら……と、特別ですからねっ」と納得してくれた。
 やっぱり閻魔様は、よく見てみるとちょっぴりかわいい。





 ○


「さとり様っ! あたい、勉強します!」
「はい?」

 閻魔様直々の監視の下、諏訪子と神奈子が泣く泣く仕事に戻ったあとの地霊殿で、お燐が突然そんなことを言った。
 いきなり部屋に飛び込んできて、何事かと思えば。
 さとりはお燐の心の声を聞き、すぐに納得した。お燐は、神経衰弱でおくうに負け、もしかしたらペットの中で一番ばかかもしれない疑惑に並々ならぬ危機感を抱いたのだ。
 さとりは基本的に、放任主義でのびのびとペットを育成している。お燐やおくうをはじめとする妖怪化したペットについては、最低限の一般常識と、地霊殿の仕事をする上で必要な規律程度の教育はするが、それだけ。お燐は生まれも育ちも灼熱地獄な元野生少女なので、当然、『学』と呼べるだけの素養は皆無に等しい。
 それで、勉強、らしい。

「そういうわけなので、なにか勉強できるやつを用意してもらいたくてっ」
「勉強できるやつって」

 さとりは少し思案して、

「……『さんすうドリル』とか?」
「はいっ」

 そんなんでいいんだ。
 なにか方向性がズレているように感じつつも、しかしまあ、いいかと思った。お燐がせっかくやる気になっているのだから、いろいろとやってみるといいのだ。さとりとしても、ペットが賢くなって困ることはいないのだし。

「……じゃあ、明日までになにか用意しておくわね」
「お願いします!」

 やるぞーっ! とお燐が元気いっぱいさとりの部屋を飛び出していく。ぱたぱた遠ざかっていく軽快な足音を聞きながら、さとりはそっと笑みの息をつく。
 勉強をしたいだなんてペットから言われたのは、はじめてだろうか。お燐もまた、今までの自分から一歩前へ進んで、新しい場所に手を伸ばそうとしているのだ。……伸ばす先が決定的にズレているような気がするのはさておいて。

「……」

 それにしても。
 無事に平和な日常が戻ってきて、こいしにもおくうにもお燐にも、大なり小なりなんらかの心の変化が生まれた。
 では、自分はどうだろう。

 さとりはあの異変を経て、なにかが変わったのだろうか。








 というわけで、さとりも新しいなにかに挑戦してみようと思った。
 具体的には――今までずっとペットに任せきりだった買い出しを、自分でやってみようと決意した。
 ちょうどお燐と、勉強道具の用意を約束したからというのもある。押し入れの奥で眠っていたバッグを何十年振りかに引っ張り出し、慣れない手つきで身嗜みを整えて、さとりは地霊殿のエントランスまでやってきていた。

「……」

 外に出るのは、異変のとき以来だ。とはいえあのときは、幸いにも旧都の妖怪とほとんどすれ違わなかったし、一瞬すれ違った相手もなにより驚きが勝って、それ以上なにかを考える余裕もない有様だった。
 けれど今回、『買い出し』という目的で外に出てしまえば、間違いなく多くの妖怪と顔を合わせることになるだろう。もはや驚かれるだけでは済まない。ひょっとすると、さとりが地霊殿にひきこもるきっかけとなったあのときと、また同じ思いをする羽目になってしまうかもしれない。
 足が、止まった。
 どうしてそんな真似をする必要があるのかと、脳裏から問うてくる自分がいた。外に出なければ、傷つかないで済むのに。『みんなが変わっているから』なんて熱に浮かされたような理由で軽々しく外を歩いて、もしもなにかがあったら、こいしたちだってまた嫌な思いをするだろうに。こいしがなぜ力を願ったのか。それはさとりが、旧都の妖怪たちに遠ざけられた過去があったからだ。

「…………」

 違う。違うのだ。
 旧都の妖怪が、さとりを遠ざけたのではない。
 遠ざけたのは、むしろ――

「――こーんにーちはーっ!」
「……!」

 さながらスキップを踏むような挨拶とともに、目の前のドアが高く軋む音をあげて開いた。こうも気さくで元気いっぱいなお客さんは一人しかいない。旧都で最も古いさとりの友人――藤千代は、一歩入ってすぐさとりと鉢合わせしたことに目を丸くした。

「おや、さとりさん?」
「あ……いえ、その、これは」

 さとりは慌ててバッグを背中に隠した。だが明らかに遅すぎたし、そもそも、大きめのバッグを持ってきたせいでさとりの背中では隠しきれていない。

「え? さとりさん、まさかお買い物……」
「あ、あの、」

 しかも、悪いタイミングというのは重なるものであるらしい。

「あれ、お姉ちゃん?」
「……!?」

 さとりが色を失って振り向くと、廊下の方からぴょこりとこいしが出てきたところだった。更に追い打ちを掛けるとするならば、こいしの位置からはちょうど背中に隠したバッグが丸見えであり、

「……どうしたのお姉ちゃん、バッグなんか持って」
「こ、これは、その……」

 胡乱な視線の挟み撃ちに、さとりは静かなパニックに陥った。いくらなんでもタイミングが悪すぎだった。ああ、どうせ悩むならエントランスではなく自分の部屋で悩むべきだったのだ。行くと決めたはずだったのに、いざ外へ出ようとすると足が止まってしまった意志薄弱な己を恨む。
 そうこう煩悶しているうちに、藤千代がさとりのバッグを指差しながら、

「なんだか、お買い物に行こうとしていたように見えましたけど……」
「え!? お姉ちゃん、それ本当なの!?」
「あ、あう……」

 白旗をあげる他ない。
 当然、こいしに血相を変えて怒られた。

「急になにしてるの!? 外に出てったら、また旧都のヤツらにひどいこと言われちゃうかもしれないんだよ!?」
「そ、その……私もちょっと、新しい自分を探してみようかなって……」
「なにそれ!」

 大変もっともなお言葉でございます。

「とにかくダメだよっ! 今まで通り、ペットたちにお願いすればいいじゃん!」
「そ、それはそうなんだけど……」

 ううっ、とさとりは答えに窮する。やっぱり、少し思いつきで行動しすぎただろうか。一度落ち着いてゆっくり考え直してみろと、遠回しに神様が警告してくれているのかもしれない。

「……さとりさん」

 一方で、藤千代の表情は静かだった。だがその凪いだ眼差しが反って嵐の前の静けさを彷彿とさせて、さとりの胸の奥から言い知れぬ不安がせり上がってくる。思わず呼吸を止めて身構えるさとりに、藤千代はやはり静かなまま、

「無理にとは言いません。……でも、もしも許されるのであれば、教えてほしいんです」

 その時点でさとりは、藤千代から投げ掛けられる問いを漠然とながら察したというべきかもしれない。

「旧都のみんなは。さとりさんに、どんな『ひどいこと』をしたんですか?」

 ――ああ、やっぱり。
 それはさとりが、藤千代はおろか、こいしたち家族にすら隠し続けてきたことだった。大丈夫、大したことじゃないのと強がって。話すべきことではないと思ったのだ。その結果としてこいしは、さとりが旧都の妖怪たちにひどくいじめられたのだと誤解し、やがては過日の異変へとつながっていった。
 もしもさとりが、正直にすべてを打ち明けていたならば。
 そう考えたのが一度や二度でないのは、素直に認めるけれど。

「――お姉ちゃん。私も、知りたい。お願い、教えて」
「ぅ……」

 こいしのまっすぐな眼差しを、さとりは受け止められない。知りたいと言われて「わかったわ」と教えられるなら、誰もはじめから隠し続けたりなどしない。決して、いじめられたわけではないのだ。むしろあれは、仕方のないことだったのかもしれないと思っている。人気のない地上の山奥を離れ、地底へ下り、旧都という町の中で暮らし始めれば、遅かれ早かれ直面する運命にあった必然だったのかもしれない。

「お姉ちゃん」

 こいしが、さとりの袖を強く握った。打ち明けてもらえない辛さを、耐え忍ぶ表情で、

「もう、そういうの、やめようよ」

 きっと――きっと、甦るあの異変の記憶に、脳裏を襲われながら、

「話してくれなきゃ。私たち、支えられない。なにも、してあげられないよ……」
「……」
「仕返しとか、そんなの、しないから。だから……」

 あの異変は、或いは必要なことだったのかもしれないと考えてしまうときがある。さとりが、こいしが、おくうが、乗り越えなければならないものを乗り越えるための、試練だったのではないかと。
 こいしは、乗り越えた。
 今だって、乗り越えようとしている。
 そしてさとりだけが、逃げ続けている。一人で抱え込まず、打ち明けるということ。その大切さは、さとりだってあの異変で痛感したはずなのに。偉そうな口で、おくうを張り飛ばして、叱りつけたのに。

「……」

 もしかすると。
 自分も、前に進みたいと。そう願ってさとりがすべきなのは、恐怖を克服して強引にでも外を歩くことではなく。
 勇気を振り絞って、まずは、話すことなのではないか――。

「……そうね」

 目の前が、豁然(かつぜん)と開けていくような心地だった。

「……そうよね。もう、やめなきゃダメよね。こういうのは」

 みんな一緒だと。一緒に、乗り越えていくのだと。そう信じようとしていたのは、他でもない自分ではなかったか。
 妹に諭されてようやく気がつくなんて、姉の面目も形無しだ。さとりは静かな吐息とともに心を解し、こいしと藤千代を順番に見遣った。

「……お話しします。なにがあったのか、すべて」
「さとりさん……」
「ですが、ひとつだけ。条件、というか、お願いしたいことがあるんです」

 この期に及んで女々しいと言われるかもしれない。けれどさとりは、さとりであるが故に、これだけはどんなに頑張っても譲ることができないのだ。

「月見さんにだけは、内緒にしていてください。絶対に」
「……どうして?」
「……ど、どうしても」

 こいしの疑問はもっともであり、藤千代も口にはしないまでも、眉をひそめて訝しんでいる。

「話せばわかる、と思います。だから、お願いします」

 月見を仲間はずれにするわけではない。ただ、もしもこの話が月見の耳まで伝われば最悪、彼との関係が根底から破壊されてしまうかもしれないとさとりは恐れている。
 月見なら大丈夫だと、信じたいところなのだけれど――でも、月見だって、男なわけだし(・・・・・・)
 冗談や悪ふざけではないと伝わったのか、こいしも藤千代も半ば流されるように頷いた。お願いしますね、とさとりはもう一度だけ念押しをして。

「じゃ、じゃあ……ちょっと、こっちの隅の方で」
「……お姉ちゃん、別にそこまでしなくても」
「い、いいからっ」

 実は月見が近くにいて聞かれていた、なんて可能性も否定できない。憂いの芽は徹底的に摘み取るのだ。
 こいしと藤千代をエントランスの隅に集め、三人揃ってこそこそと丸くなって、

「……ちょ、ちょっと、誰もいないか確認してくるわね」
「……お姉ちゃーん?」
「い、いいからぁっ」

 それでもどうしても不安が拭いきれず、さとりは廊下の方まで走って行って、本当に誰もいないことをじっくり確認してからようやく、

「……ふう。そ、それでは……」
「「……」」

 こいしも藤千代もだいぶ怪訝な顔をしている。辛い記憶なのはわかっているけれど、そんなに月見に知られたくないのか――そう考えているに違いなかった。
 腹を括るしかない。

「じ、実は――」

 ぽそぽそぽそ、と。
 今度こそ三人で丸くなり、細心の注意を払った小声でさとりは真実を語って、そして、

「……ふふっ」

 藤千代が、微笑んだ。
 見る者の背筋も凍る、オソロシイ笑顔だった。

「なるほど、なーるほどー。そういうことだったんですねー」
「……あ、あの、」
「――ぶっ飛ばしますか。久し振りに」

 うわああああああああ。
 顔で笑い、しかし声で一切笑わぬ鬼子母神の手を、こいしがひしっと握り締めて言った。

「鬼子母神様、私の分もお願いしますっ」
「まっかせてください!」
「こいし!?」

 こいしはふっと儚く吐息し、

「あのね、お姉ちゃん。私は仕返しなんてしないって言ったけど……」

 そして、藤千代がやる気満々で腕まくりをしながら、

「私もしないとは、一言も言ってないですよねっ」

 ああ。
 嗚呼。
 なんだろう。さとりの胸に去来するこの、天地すべてが空白に覆われた世界でぽつんと佇むような虚無の感情は。

「それに、これは仕返しじゃないですよ」

 藤千代がぶんぶんと腕を振り回す。かわいらしい小さな掌を何度か握って、開いて、最後にかすかな妖気とともに鉄拳へ変え、

「――制裁です。安心してください、根絶やしにしてきますから」
「ひ、ひええ……」

 助けてもらう立場であるはずのさとりが震え上がるとは、これ如何に。

「それでは、行ってきますねっ」
「いってらっしゃーい!」
「あ、あははははは……」

 一陣の風となって出撃していく藤千代を、こいしは無邪気に手を振って、さとりはひくひくと乾いた笑顔で見送った。
 思う。――なんかごめんなさい、旧都の皆さん。いや、あなたたちの自業自得なんですけど。
 藤千代を元気に送り終えたこいしが、打って変わって若干グレたような顔つきで床を蹴飛ばした。

「あーあ、なんで男ってそうなんだろ。単細胞っていうかさあ」
「し、仕方ないわよ。そういう生き物なんだもの……」
「まあ、納得したけど。そりゃあ、外に出たくもなくなっちゃうよね」
「……こいしも、そういうのはキラい?」
「だいっきらい!!」

 さとりはほっと吐息した。こいしも、さとりとはまた別の意味で吐息した。

「はあ。月見がそういうオトコじゃなくて、ほんとよかったー」
「……そうね」

 まああのお狐さんの場合は、単純に長生きしすぎたというのが一番大きいのだろうが。
 妖怪の中でも最年長クラスなので、周りの少女たちがみんな娘か孫のように見えているのだ。それがさとりにとっての幸運であり、同時に、一部の少女たちにとっての不幸でもあるのだろう。
 こいしが、さとりの腕を勢いよく引っ張った。

「みんなのとこに戻ろ! やっぱり、お姉ちゃんは外に出ちゃダメだよ!」
「う……で、でも」
「ぜ――――――――ったいダメッ!!」

 問答無用だった。まるで姉妹の立場が逆転したみたいにぴしゃりと叱られ、さとりの一念発起は呆気なく頓挫と相成った。
 今までは自分の意思で閉じこもってきたが、なんだかこれからは、家族たちによって地霊殿から出してもらえなくなるような気がする。
 外に出るのって、こんなに難しいことだったんだなあと。こいしにずりずり引きずられながら、さとりは今更のように実感するのだった。





 ○


「――すみませーん」
「あれ、藤千代サンじゃないっすか。どうしたんすか?」
「ちょっと訊きたいことがありましてー」
「俺にですか? いいですけど、一体なんで」
「『けしからんことを考えてさとりんにゴミを見る目で見られ隊』」
「……………………………………いやあのっ、そいつはなんというか一時の気の迷いというか若気の至りってやつでそう逆に考えるんですよ、心を読まれるのなら読まれちゃってもいいさって」
「そおーい!」

 鬼その一は星になった。

「さて、次はー……」
「まままっ待ってください藤千代サン俺は違いますよ俺にはそんなマゾっちくて卑しい嗜好なんて欠片もないってもんで」
「そうですか。じゃあ、『けしからんことを考えてさとりんを涙目にし隊』ですね」
「……………………………………ぶっちゃけ申し訳なかったと」
「そおーいっ!!」

 鬼その二は星になった。

「お前ら逃げろおおおおお!! つ、遂に藤千代さんにバレたぞおおおおおおおおっ!?」
「「「うわああああああああっ!!」」」
「――おや。あんたたち、そんなに急いでどこに行くんだい?」
「あ、ゆ、勇儀姐さん……。こいつはその、いろいろと緊急事態ってやつで」
「なんだい情けないねえ、こんなに浮き足立ったりして。男なんだからもっとどっしり構えなよ」
「い、いやあ、申し訳ないっス騒がしくって」
「ほんとだよ。――男らしく罪を認めれば、らくーに楽にしてやるよ?」
「」

 鬼その三が地面に埋まる。
 過日の異変で、なぜこいしが力を求めたのか。どうしてさとりの力になりたいと願ったのか。なにゆえ、さとりは地霊殿にひきこもってしまったのか――。
 その諸悪の根源ともいうべきものが、かつて地上の天狗たちと仲良く、逞しく、大いに間違った方向へと成長していったケダモノどもであり、

「さて――久し振りに、ブチ抜き組手と行きましょうか」
「藤千代ぉ、悪いけど私も交ぜてもらうよぉ」
「いいですよっ。一緒にひねり潰してあげましょう!」
「……あの藤千代サン、勇儀姐さん、マジで謝りますのでどうか御慈悲を」

 悪は滅びた。
 後に、この騒動を旧都の外から目撃していたある橋姫は語っている。
 みんながわいわい騒いでいるのを見て、ちっともさっぱり妬ましくなかったのははじめてだった――と。





 ○


「? ……なんだか、随分と外が騒がしいね。なにかあったのかな」
「知らなーい。なんだろうね、どうしたのかなっ」
「あは、あははははは……」

 月見が「ああ、千代と勇儀が騒いでるのか。じゃあ気にしなくていいね」と納得し、さとりが再び世の常識を問う十秒前。









2017.05.21(日) 22:30  /  COMMENT(38)  /  TRACKBACK(0)

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3320/ Re: 剛さん

剛さん>
 相手の腕に引っついて寝ちゃう衣玖さんでもよし、急に馴れ馴れしくなる衣玖さんでもよし、敬語が消し飛ぶ衣玖さんでもよし、幼児退行する衣玖さんでもよし……衣玖さん、なかなか恐ろしい潜在能力を秘めとりますぜ!
 なお少女たちが水月苑を訪ねる口実がなくなってしまうので、脱ヒモを目指すのはダメな模様。はあ、私にもしばしば家を訪ねてきてアレコレ世話を焼こうとしてくれる通い妻系残念美人ができないかなあ……(´-`)
 いつか家庭を持つんですかねえ、この狐は。どうあれ、本編の中でそこまで書くことはないでしょう。想像したい方にご自由に想像してもらえればわちき満足。
 というわけで次回は、久々にあの少女たちが再登場となります。ゆかりんももしかしたら、そのうち登場するかもしれませんね(冬眠から起きるとは言っていない
 ではでは、コメントありがとうございました。

P.S.
 眼鏡スーツな女教師お燐ちゃん……いいですねえ! 是非ともお姉さんぶろうとだいぶ無茶した感じで保健体育の実技を教えてほs(灼熱地獄の燃料


2017.06.10 23:08 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3301/

更新お疲れ様です!
いやぁ、いつも落ち着いてる衣玖さんが酔っ払うといったいどうなるんでしょうねぇwwやっぱりこの作品の女の子は可愛くてニヤニヤが止まりませんww
というか相変わらず月見のヒモ感、羨ましいったらありゃしない。誰でもいいから家庭を持たないかなぁ…と思いつつ、このまま進んでほしい感もあるこの葛藤、どうしましょ?
それはそうと次は久々の地上、時を止めるメイド長とか、苦労人の九尾の狐とか、色々すっ飛んできて色々ありそうですが、幻想郷の賢者が目覚めた時が楽しみですww(まだ起きてませんでしたよね?💧)

p.s
おりんちゃんにはメガネだけでなくてスーツも付けて見た目キリッ!としてるけど中身ポンコツな教師に致しましょう!


2017.06.04 21:59 / 剛 #- / URL[EDIT]
3293/ Re: 翁。弁当さん

翁。弁当さん>
 真面目な話、心を読む相手に対するひとつの有効な対処法ですよね。そう、つまり彼らは彼らなりの方法で覚妖怪に対応しようとしたのです。従って、さとりんを涙目にしようとするのは決して変態的な所業ではなくちゃんとした意味のあることなのです(確信
 おにゃのこの涙目を愛でるという健全極まる趣味をHENTAI呼ばわりとは、まったく言いがかりも甚だしいですよねっ。そうですそうです、涙目の女の子が可愛いのは世界の真理なのです。世界の真理がHENTAIであってたまるものですか!(星になりつつ
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.06.03 21:28 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3289/ Re: リンさん

リンさん(非公開コメント)>
 残念美人!
 私の方で遡ってみますと、拍手SSSにいただいたコメントがちょうど一年前ですね。本編へのコメントなら、去年の三月振りであります。
 というわけで、受験お疲れ様でありました! 無事第一志望に合格とのことで、天晴でございます。私も大学生活は遊んでましたねー。今思い返せば勿体無いことしてたなーと思いますが、残念ながら、学校の大切さに気づくのって社会に出てからなんですよね笑 できるならもう一回通い直したい……(´-`)
 なにはともあれ、素敵な大学ライフを送れますように ・w・)人
 しかし、まさか私の作品が国語の成績に影響を与えていた(?)とは……なるほどこれはつまり……残念美人万歳ってことですね!? 残念美人ってすげえや!!(じゅんすい
 ふふふ、礼など不要です。残念美人を信仰してくれさえすれば! 残念美人推進委員会として、それ以上言うことはありませんとも……!
 それにしても、中学生のときから読んでくださってる方が今はこうして大学生活……時の流れは速いですね(トオイメ
 今後も楽しんでいただけるよう、おくうちゃんについては是非ともツンツンさせまくって行きたいと思いますです。
 ではでは、コメントありがとうございました。

P.S.
 リンさん……天才ですかアナタは!?
 実に妄想が膨らみます。お母さん役を探すフランちゃんが咲夜さんのところに突撃し、「月見のお嫁さんになって!」とだいぶ一言足りないセリフを炸裂させた日には……大変なことになりそうですね?
 サクッと書けそうなので、拍手用SSSにいいかも……と言っておきながら、本編を書いているうちに忘れてしまうのがいつものパターンなんですよね(白目) 他の方からも素晴らしいネタをいただいていた気がするんですけど、なんだったかなあ……(´-`)
 とりあえず、こいつは忘れないようメモに取っておこうと思いますφ(・ω・。) 次の拍手SSSは決まりですネ!


2017.06.03 21:21 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3284/ Re: 蒼牙さん

蒼牙さん>
 残念美人!
 結構前からダメでしたよ! 月見がはじめて地底にやってきたときとか、きょぬーひんぬー論争してましたしね!
 主人公や霖之助以外にわざわざ普通なやつ書いても……つまらないゲフゲフ、これもまたひとつの残念の形ですよ。残念万歳!
 おくうは能力だけみればなかなか強いですが、問題は精神面ですね。元々、戦いが嫌いで八咫烏の能力に恐怖心を持っている設定なので……そのあたりは後々のお話で絡めていければいいなあ。
 神様の御力って……便利ですよね(目逸らし
 兎にも角にも、次回は地上のお話を書くつもりです。久し振りに地上の様子が書けてわちき嬉しい。もっとも、その前に衣玖さんの短編を投げるでしょうけれども。
 ではでは、コメントありがとうございました。

P.S.
 その話はいけません……死人が出る(光のない目


2017.06.01 21:17 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3281/

お前らか……天狗共……

イヤでも待てよ、変な事を考えてさとりんを涙目にするというのは比較的良く使われている手ではないか?
そして涙目に萌えると言うことは……まさか私達はこのHENTAI共と同類なのではないか?

まあでも涙目の女の子が可愛いのは世界の真理なんで、私は一向に構いませんがね。


2017.05.29 23:51 / 翁。弁当 #- / URL[EDIT]
3277/ 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます


2017.05.28 22:52 / # / [EDIT]
3275/ Re: ぶるさん

ぶるさん>
 久し振りにHENTAIが書けて楽しかったです(´ω`)
 体が頑丈ですし、ギャグ補正のお陰ですぐ復活しますからね! なるほどその歴史が未曾有の変態どもを生み出してしまったわけですな……。
 七の段が言えず不貞腐れてしまうお燐にゃんをなでなでしたいです。最近猫触ってないなあ……(´-`)
 ではでは、コメントありがとうございました。

P.S.
 そうですね、なので問題は輝夜や咲夜さんのメインヒロイン陣がご無沙汰なことです。そろそろ出してあげたいですね。
 ただしゆかりんはダメです。ふふふ春まで涙目で待つがよい。


2017.05.28 21:20 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3274/ Re: 内村カミーユさん

内村カミーユさん>
 おはこんばんちはでございます。
 久し振りにはっちゃけて楽しかったです(こなみ
 そうですね、あくまで直感が上がっただけなのでお遣いとかはできません。「あれ、なに買うんだったっけ……?」という二次でありがちな光景になります。実際お燐ってどれくらい賢いんだろう……買い物くらいは普通にできそうですけどね。
 しかし現実的に考えると、こいしちゃんが第三の眼を閉じた理由についてはこのあたりも視野に入ってきそうですよね。ふふふ、この展開が予想できたカミーユさん……「気持ちはわかるが」と言っているところを見ても、ひとつどうですかね「けしからんことを考えてさとりんを涙目にし隊」に試しに入隊してみるというのh(血の海
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.28 21:18 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3273/ Re: アセロラジュースさん

アセロラジュースさん(非公開コメント)>
 残念美人!
 ふふふ……実はなろうの方でも、以前アセロラジュースさんと「今回は誤字ないですね!」とか言ってた話で誤字報告されましてね。やっぱり私と誤字ちゃん(幼女)は、切っても切れない縁で結ばれていたんだなあって!
 誤字ちゃん(幼女)の方からそんなに言い寄ってくるなら……仕方ないですし合法ですよね! うわ警察がなんの用ですかやめr
 しかしアセロラジュースさん、遂に病みましたか……。これはアセロラジュースさんの脳を抽出してAI化すれば素晴らしい誤字検出ソフトができあがるのでは……日本の全物書き待望の……(早まった目
 さておき、おおーっ頂上まで行ったのですね! さすがです!
 ちなみに何時間くらい掛かりましたか ・w・)? なんか大人の足でも二時間だか三時間だかと聞いたことがあって、わたくし足が弱いので微妙に不安なんですよね。意欲だけはあるんですけど。
 聞こえる言葉が外国語ばかりって場所は多いですねー。私が今住んでるとこなんて、町中がすでにその状態ですもの。日本人がいないというより、複数人で集まって大声で話しながら歩いてるのってほとんど外国人なんだと最近気づきました。日本人しずか。もはや日本人全員がさとりん気質なのでは……。
 ご、誤字報告なんて、別に待ってなんかないんだからね!(需要のないツンry
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.28 21:15 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3272/ Re: みあさん

みあさん>
 残念美人!
 確かに、言われてみるとトランプは長らくやってない。やるような相手もいなゲフゲフ。
 地霊殿のみんなとトランプできたら楽しそうですねえ。くっそう、どうにかしてさとりんをボコボコに打ち負かして涙目にしたい……やはりここはけしからんことを考えて混乱させるしかないか……(シリアス顔
 まあ変態紳士だけが黒幕とも言いづらいですが、(本人らが夢にも思っていないとはいえ)こっそり一枚噛んでた感じでしょうか。主だった原因だけでも、神奈子様の計画、月見の存在、さとりたちとおくうのすれ違い、そして今回の変態紳士ども……なんかごちゃごちゃしてた異変だったなあと今改めて。
 ではでは、コメントありがとうございました。

P.S.
 ふふふ、順調に紳士たちが己の趣味をカミングアウトしているようで……計画通りです! これで、相対的に私が限りなく健全な一般人ということn(衝撃波に巻き込まれる


2017.05.28 21:12 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3271/ Re: Sea Octopusさん

Sea Octopusさん>
 残念美人!
 ふふふ……シリアスとギャグのバランスとか特に考えたことないですけど、なんか絶妙になってるなら結果オーライってやつですね! け、計画通り……(冷や汗
 なにかと世話を焼こうとしては失敗する残念美人どもを丁寧に叱りつけて涙目にしたいだけの人生でした。

>至極健全なコメを投下した次の話で
 おやおや海蛸さん、変態と健全を打ち間違えてますよ。おっちょこちょいですねっ。

 もうシリアスは終わりましたからね! ここから先はコメディのターンなのです。
 それにしても、涙目にするばかりでなく記録に収めようとするとは……やはり変態か。塩ゆでもいいですが、私はきゅうりと和えて酢の物に……美味しいですよねっ。
 ではでは、コメントありがとうございました。

P.S.
 おっと、海蛸さんも無茶振りに興味があるのですか? 海蛸さんほどの実力者となれば、きっと素晴らしい作品ができあがるに違いないです。さあ試しに一作やってみましょうか(マドハンド
 ええ、諏訪子のお尻ペンペンやさとりんの涙目を記録に収めようとするアナタは紛う事無き(変態)紳士の鑑です。真実だから風評じゃあないですね!(微笑み


2017.05.28 21:08 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3270/ Re: 秋風紅葉さん

秋風紅葉さん>
 残念美人!
 やっぱりほのぼのはいいですよね!(ぶっ飛んでいく鬼たちを眺めながら
 地霊殿編のヒロイン枠はおくうなのです。素直になりたい気持ちとなれない気持ちの間でたくさんツンツンさせたいなって思います。
 ふっ……同志よ。やはりさとりんには涙目こそ相応しい。是非共にけしからんことを考えてさとりんを涙目n(消し飛ぶ
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.28 21:04 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3269/ Re: 因幡の物置さん

因幡の物置さん>
 残念美人!
 帰ってまいりました、この幻想郷に。地霊殿編シリアス突入以来の話なので、およそ半年振り。いやはや長く苦しい戦いでした。
 私は特に意識してませんが、シリアスもコメディもいい感じに引き立っていれば非常に幸いです。シリアスもコメディも書ける物書きに、私はなりたい。
 地霊殿編はメインでスポットの当たるキャラが多かったですからね……。今までで一番書いてて大変なお話でしたが、その分書き終えた感慨もひとしおでございます。地霊殿編だけでこれなら、銀狐を完結できた暁には……頑張ろう。
 原作だと完全に鬼>天狗のようですけどね。銀狐においてはやはり仲良しに改変されるさだめにあるのです。
 ではでは、コメントありがとうございました。残念美人!

P.S.
 なるほど……当然涙目は美味しいですが、顔面真っ赤であうあうさせるのもなかなか……! 因幡の物置さん、恐ろしい方です……!(ゴクリ
 ……ん? これはつまり、さとりんを赤面涙目あうあうさせれば万事解決でh(空の彼方


2017.05.28 21:03 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3268/ Re: トミーさん

トミーさん>
 残念美人!
 このノリ、もうだいぶご無沙汰だった気がしますねえ……久し振りすぎて、「こんなノリでよかったんだっけ……?」と若干不安になってたくらいです笑
 お父さんとかおじいちゃんとか、ヒロインズよりかなーり年上なイメージの主人公って好きなのですよ。未だ少年主人公が多いラノベ界隈にも是非普及してもらいたいっ。
 ……とはいえ、あまり作中でそういうキャラを推しすぎても、読んでいて鼻についてしまいますけどね。他の二次で、作者がやたらオリ主をお父さんキャラでアピールするのに、肝心のオリ主の中身が中学生並みという、ちょっと残念なモノを見たことがあるので……やっぱり、読者の方々に自然に感じてもらえるよう心懸けるべきなのかもですね( -"-)
 今更シリアス成分増やしてもしょうがないので、ちょっとしょうもない感じのオチにしてみました。いっぺんやってみたかったので満足です(´ω`)
 またまたトミーさんもいい人ぶって……正直に打ち明けるのですっ、トミーさんだって心の奥底ではさとりんを涙目にしたいと思(お星様
 トミーさん、無茶しやがって……誰かがこそこそと書いている秘蔵の小説を勝手に読んだりしちゃダメですよ。殺されたって文句は言えないですからね(光のない目
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.28 20:41 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3267/ Re: 通りすがりの迷子さん

通りすがりの迷子さん>
 私、入院生活を体験したことが一度もないので妙な憧れみたいなものがあります。仕事しなくていい……! 執筆し放題……!(濁った目) 実際はそんないいもんでもないんでしょうけどネ。
 知り合いの前で作品朗読されたら私は喉を掻きむしって死ねる自信があります笑 小説書いてるってだけならまだしも、オリ主でハーレムでチートという完全完璧な数え役満なので、このまま墓まで持っていく所存。いつか、朗読されても問題ないような手堅い小説も書いてみたいもんですな(´ω`)
 おくうが強化されたのは賢さというよりも直感であり……ニュータイプ的な感じでしょうか? ガンダムよく知りませんけど。
 ふむ、やはりお燐ちゃんに眼鏡は似合いますか……! 三つ編みおさげだからでしょうか。長髪+三つ編みおさげ+眼鏡といえば、二次界隈で連綿と受け継がれてきた鉄板の組み合わせですしね! ・w・)≡3 果たしてさんすうドリルはお燐を救うのか。
 ……そもそも銀狐の神奈諏訪に神の威厳なんてありましたっけ? というか神奈諏訪に限らず、自分の立場に見合う威厳を保っているヒロインなんていましたっけ?(無垢な瞳
 映姫様は、相手から一気に迫られたら顔面真っ赤であうあうしながらデレてしまうタイプですね(名推理) でもこの狐は長生きしすぎて枯れてますので、つまり映姫様はこれからも末永くツンツンしていくことと思います。ツンツン映姫様を書く楽しさは異常。
 ではでは、コメントありがとうございました。残念美人!

P.S.
 そうですっ、ようやく神奈ちゃんばかりをいじめる己の過ちに気づいてくれたのですね! ……ところでこっちになんかミサイルみたいなの飛んできているんですけど一体なんd(塵と化す


2017.05.28 20:39 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3265/ Re: 剛さん

剛さん>
 このノリ、随分と久し振りに書くせいで「こんなんでよかったっけ……?」となってましたが笑、楽しんでいただけましてなによりでありました(´ω`)
 シリアスな雰囲気を匂わせてからのくっっっだらないオチ、いっぺんやってみたかったのです。いや、さとり本人にとってはぜんぜん下らなくないですけどね。人知れず山奥で暮らしていた覚が突然都会暮らし始めたらそうもなるよね、というお話でした。
 おくうはツンデレ成分増々の影響で、あんまりバカやってませんからね! 果たしてさんすうドリルはお燐ちゃんをエリートペットに導くのか……(明後日の空
 ところでお燐ちゃんに眼鏡って結構似合うと思うのですがそのあたりいかがか。やっぱり三つ編みおさげだからでしょうか…… ・w・)?
 困らせるなど生ぬるい。ここは超絶紳士的思考で是非涙目にして差し上げるべきで(大気圏突破
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.27 12:30 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3263/ Re: 卍白狼卍さん

卍白狼卍さん>
 そうですね、平和ですね(星になる鬼を眺めつつ
 ようやく、完全にいつも通りの銀狐に戻った感じがしますナ。地霊殿編シリアスに突入したのが去年の十一月なので……半年振りじゃないですかヤダー。
 くっ、卍白狼卍さんったらいい子ぶっちゃって……! あなただって心の奥底では、自分の力でさとりんを涙目ぷるぷるさせたい欲望を秘めているはずですぞ! 己の心に素直になるのです! さああなたも『けしからんことを考えてさとりんを涙目にし隊』に(消し飛ぶ
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.27 12:23 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3262/ Re: 蝉丸さん

蝉丸さん>
 残念美人!
 おお、ここにもタイトルからすべてを察してくださった方が……蝉丸さんが順調に残念に染まっているようで私は嬉しいっ。
 こういう雰囲気は久し振りでしたが、やはり変態紳士は書いていて楽しいですね……(´ω`) ほんとモブキャラと相性が抜群だと思います。YESロリータNOタッチ。ただし向こうからタッチ(殴る蹴る)してくる場合はその限りではない。両腕を広げてウェルカムなのです。
 さとりんを涙目にしたい気持ちはとてもよくわかります。一歩一歩にじり寄って壁際に追い詰めてガタガタさせt(地面に埋まる
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.27 12:21 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3261/ Re: 怠惰な奴さん

怠惰な奴さん>
 残念美人!
 いえいえ、実際のところは地霊殿の女の子たちに軟禁されながら過ごすという恐ろしい状態で……羨゛ま゛し゛い゛!!(お星様
 変態紳士の集まりである天狗の元上司だもの、やっぱり変態紳士なのさ。はじめて月見が地底に来たときに巨乳貧乳論争をやってた時点でお察し。
 次回も賑やか騒がしい幻想郷が書ければいいなあと思います(´ω`)
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.26 07:30 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3260/ Re: 最果てのカウボーイさん

最果てのカウボーイさん>
 残念美人!
 タイトルですべてを察してもらえるとは光栄の極みっ……! というわけで、完全にいつも通りの銀狐なお話でした。ずっと長いことシリアス書いてたので、この「いつも通り」がかなり久し振りに感じられたのはヒミツ。
 さとりんはギャグ要員としてもなかなかよく動いてくれますねえ。旅館の大浴場に貸切で入ってきたとか、羨まない人なんていないレベルだと思います。私もいっぺんでいいからやってみたいなあ!
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.26 07:29 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3259/ Re: nikoさん

nikoさん>
 一応そのあたりの理由も考えてましたがもはやどうでもいいですよね(開き直り
 ギャグ補正のお陰で幻想郷から変態紳士は不滅です。久し振りにこういうノリが書けたのでちょっと懐かしかった。
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.26 07:28 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3255/

残念美人!

…そうか、鬼も駄目でしたか…
幻想郷の一般の男には、普通にいい人は居ないのでしょうか…
…あ、普通に目立たないのか…どうにもなりませんね。

しかし、お空は核エネルギーと神通力による幸運という、かなりの能力を持っているのですね…
これって、普通に最強クラスではないでしょうか?
お空凄い、頭の出来を気にしなければ凄い。

そして…やっぱり地底の被害は甚大だったのですね…
よく頑張った地底をしっかり直して下さいね、加奈子様、諏訪子様。

…本当に、よく地底の地盤は耐えてくれたものです…

…兎も角、地霊殿の新たな門出に多くの幸が有らんことを…そして残念神の加護が有らんことを!アーメン。


…所でこいし様、さとり様の小説の内容を教えてくれたりは…あ、駄目ですか、ですよねー


2017.05.25 14:44 / 蒼牙 #- / URL[EDIT]
3254/

更新お疲れ様です。

天狗といい鬼といい、ろくでもない変態集団ですなあ(笑)
たぶん無駄に頑丈な体してるから、しばかれてもギリギリ耐えてしまうことでいつの間にかドM化したんでしょうねえ・・・

そしてお燐の家庭教師がしたいです。一緒に九九やりたい。

今回もほのぼの大満足でした。
次回も楽しみにしてます!

PS.志弦さんめちゃくちゃ久しぶりだと思ってたら確かにそうでもなかったですね。歳かなあ・・・。


2017.05.24 09:30 / ぶる #- / URL[EDIT]
3253/

どうもおはこんばちは、カミーユです(´-ω-`)

まぁ、なにはともあれ、大団円におわってお後がよろしいようで。お空は直感が上がったか、でもそれっておばかなのは・・・いや、この話はよそう。おりんは賢さでいえばまだかってるから大丈夫だよ。

まぁ、実をいうとさとりんがトラウマになった理由ってあの変態どものせいじゃないか?とはおもってたんだが、まさかんな安直な・・・と思ってたら、あぁまぁ気持ちはわかるがそれをやっちゃだめだろ。んでおまえらのせいでさとりんがひきこもりになったのかそうですか(ハイライトが消えた目

では、ちょっと用事ができたのでこれにて失礼。
次回更新おまちしております。


2017.05.23 13:02 / 内村カミーユ #- / URL[EDIT]
3252/ 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます


2017.05.22 23:53 / # / [EDIT]
3251/

こんにち残念美人。みあでございます。ふと覗いてみたら更新されててびっくり。

さとりん視点での異変解決後の日常生活。いやあ、ほのぼのしていていいですねぇ。トランプ……長らくやってない。最近はPCのソリティアくらいしかやってませんし、地霊殿の皆と色々してみたいです。大富豪とか。あっさとりさんダメです貴女の能力は反則です勘弁してください

鬼たちは犠牲になったのだ……。
よくよく考えたら本当の異変の黒幕(というよりは根源?)って彼らなのでは……。

それでは。次回の更新も楽しみにしております!

P.S.
まさか私が「涙目になったさとりんを優しく慰めて手籠めにし隊」とは夢にも思うまい……。
……あれおかしいな、なんだか向こうの方から衝撃波が(手記はここで途切れている)


2017.05.22 13:04 / みあ #- / URL[EDIT]
3250/

 残念美人! 更新お疲れ様であります。
 他の方々も仰っていますが、雨宮さんのシリアスとギャグのバランスを絶妙に操るその手腕、毎度ながら感服いたします。
 序盤のほんわか雰囲気にホヤンとしました。お空可愛いよお空。
 ああ、美少女に囲まれながら世話を焼かれたいだけの人生だった……。
 
 しかし、至極健全なコメを投下した次の話でまさかのさとりんトラウマ事情が垣間見えて、しかもそれが何だか怪しい雰囲気で、『おや、ひょっとしてマジ方面の変態沙汰なんでせうか?』とハラハラしましたが安定のSHINSHIだったでござる。元天狗の上司ですから是非もないよネ。
 因みに、私はけしからん思考を読まされて涙目になってるさとりんを記録に収め隊です。私は別にやましい事は考えてないですし実害も皆無なのでセーフですねってあっちょやめ(塩茹で

PS
 >清く正しい一般人は私だけということですか
 スピンスピン。チョッ! でぼろぉ。セメダインが書けるお方を一般人とは呼ばないのです(菩薩の微笑み
 こうなってくると必然的に私は一般人であり紛う事無き紳士の鑑と言う事になる訳で、風評は何の心配もないのですね(ぽじてぶ


2017.05.22 01:00 / Sea Octopus #- / URL[EDIT]
3249/

残念美人!



更新お疲れ様です!( ・∇・)
うふふ…ほのぼのとしてる感じがやっぱりいいですねw
守矢組は相変わらず涙目ですね!
涙目な神奈子様もイケます(血迷った目
ついにお空もツクミンにやられましたね!(*´∀`)






ふふっ…「けしからんこと考えて
さとりん涙目隊」だというのはまだバレてないようだ…
あっ…藤千代さんどうしたんですか?
何でそんなに笑顔なんでs(咆拳


2017.05.22 00:58 / 秋風紅葉 #wLMIWoss / URL[EDIT]
3248/

 残念美人!

 まさしく雨宮さんの描くほのぼの幻想郷の空気がようやく帰って来ました。ここまでシリアスとコメディをしっかり書き分けられる能力が羨ましいです。パルパル

 今回の異変は今まで以上に登場人物の成長が顕著な回だったかと思います。地霊殿組に始まり、主人公組に月見と、考え方の転機を迎えたからでしょうか?

 それにしても地底の鬼共は…………考えてみれば『あの天狗』の上司にあたるため、何らおかしくないのですよね。寧ろ原作よりも上下関係に厳しくなさそうです。

 次のお話も期待しつつ、いつもの挨拶で締めさせていただきます。

 残念美人!!

P.S. 私は『溢れんばかりの愛情を言葉と心で伝えて、さとりんを真っ赤な顔で俯かせ隊』です。


2017.05.22 00:26 / 因幡の物置 #- / URL[EDIT]
3247/

残念美人‼︎

いやーこのノリ久々ですねーw
いつもの日常が戻ってきたって感じがします。
美少女達に囲まれて看病されている月見を見ても、羨ましさより何故か微笑ましさが先に出てきますね。
お父さん‥‥というより、おじいちゃんオーラがすごい事になってますねw(徘徊とか言われてるし)

というかさとりのトラウマの原因がw
てっきり鬼達に悪口を言われたとばかり思っていたので‥‥いい意味で裏切られましたねー(吹っ飛んでいく鬼達を見ながら)
まぁ私は『古明地姉妹の笑顔を優しく見守り隊』ですので、問題ないでしょうね(目逸らし)

それではこれからさとりが書いた小説をこっそりと拝見しようと思うので今回はここで‥‥あれ?
さとりさん?いや違うんですよ?ちょっと本を借りようとして、いや、ちょっ、まっry(ピチューン


2017.05.22 00:08 / トミー #- / URL[EDIT]
3246/

〜地上、にとりのラボ〜
にとり「…これは、ちゃんとバラして整備しないと使えそうにないね…」(躯体の整備をしながら呟くにとり)
迷子「…整備はいつまでかかりそうだ?」
にとり「他の仕事やこれ以外の躯体の整備もあるから…早くても夏までかかるね。こいつは六段変形だから機構も複雑になっているからね〜」
迷子「となると、未調整のやつを除けば、デクストップ型とFMG型か…手間をかけるな…」
にとり「いいよいいよ、こいつらから色々勉強させて貰っているからお互い様ってね」
迷子「…その結果が、多脚派や履帯派という訳か…」(ため息)
迷子「まぁ、これからも頼りにさせてもらう。この方法でしか私は幻想郷に踏み込めないから、な…」


…おはこんばんにちは、前回の異変で使った躯体が損傷した為、小型の躯体で失礼します、迷子です。
…やべェ、2m前後→1.5mに縮んだせいか周りに違和感が…けふんけふん。

月見さん…確かに、入院中だと読書か散歩か寝るかの三択になりますからね…読む速度も上がりますよね〜

…こいしちゃん、姉の負の遺産を掘り起こすのはやめなさいって。白の守護女神様だって、妹や友人に自作小説読まれて赤面してたんだから…(目逸らし)

…お空の賢さが上がっている。だと……⁉︎
と思ったら、某機動戦士的な能力を会得したのか…ヤバくない?応用が効くとしたら、弾幕ごっこで当たらなくなりそう…(必中とか使わなきゃ…)
…お燐さん、落ち着いてください!貴女はまだ賢さで負けてはいませんよ⁈無理に賢さをあげたら…眼鏡装備になって…(イメージ中)…あれ?可愛くなってる⁉︎(混乱中)

ふむ…お空を地上に…面白い事になりそうだ。色々な意味で…

…神奈子様、諏訪子様…もう神の威厳が大暴落ですね。(ゲスい笑顔)その程度で根を上げるとは…妖夢ちゃんを見なさい、月見さんに指摘されるまで休暇が1日も無かったんですヨ‼︎(追い討ち

閻魔様…もういい加減にデレて胸中を月見さんに明かしてしまいなさいよ。祝福するつもりだから。(デレれば、の話ですが…)

…(さとりさんの話を影で聞いて)…なるほど、私は思い違いをしていたようだ…今回の異変の真の黒幕は、お空やこいしちゃんでも、守矢でも無かった。カ…(ピキピキ)

さてさて、急用が出来ましたので、この辺で失礼しますね。
ではでは、残念美人っ!


〜地底・旧都〜
…あ、藤千代様〜、星熊様〜…良かった、間に合いましたね。…いやいや、邪魔なんてしませんよ。ただ、自分も混ぜて貰おうかと…(スペカで両手持ちの狙撃銃を展開)…確かに、この小型の躯体は力は弱いですが…(銃声)野郎の大事なものを、消し飛ばすくらい、簡単ですよ?(有限実行、黒い笑顔)…それくらいなら大丈夫?もっと派手にやっていい?…わかりました。ご期待に添えるかわかりませんが…迷子、地底の屑を狙い撃ちます‼︎


2017.05.22 00:02 / 通りすがりの迷子 #- / URL[EDIT]
3245/

ああ、久々の完全にほのぼの&笑いの回、楽しませていたただきました。しかしさとりんの引きこもってた理由がwwwまあ、逃げたくもなりますよねぇ。の でも思ってたより平和な理由。やっぱり平和が一番ですよね!
おくうがおバカキャラ卒業しておりんが新たにおバカキャラになりつつある今日このごろ、払拭できる日は来るのでしょうか。
でも心読めるなら変なこと考えてからかいたくもなりますよねぇ。……俺も『変なこと考えてさとりんを困らせ隊 』にはい(ry藤「そおーい!!」

そして星になった


2017.05.21 23:41 / 剛 #- / URL[EDIT]
3243/

更新お疲れ様です。いや~今回は平和でしたね~
月見さんのおかげで地霊殿も良い方向で変わっていくことでしょう。あぁそれにしても、この緩やかな空気は久しぶりな気がしますね~さとりんは弄られながらも笑顔になりましたし、こいしちゃんはポワポワちゃんに戻りました。さらにお空ちゃんは何だかんだ幸せそうでニヤニヤできますし、宇迦之御魂神様も純粋な意味で微笑んでいますし、お燐ちゃんも嬉しそうですからね~まぁ映姫さんは相変わらずの様ですが、いつも雰囲気が帰ってきましたね~

まぁそれはそれとして…旧都の鬼(紳士)共よ覚悟はいいか!!さとりんを悲しませる奴は藤千代様によって☆になるか、勇儀さんに埋められるか、もしくはさとりんを密かに純粋な意味で応援する《さとりんの笑顔を見守り、それを守り隊》の方々にボコられるか選ぶがよい!!勿論、私も一員だからな覚悟してもらおう!!


2017.05.21 23:33 / 卍白狼卍 #- / URL[EDIT]
3242/

残念美人!
更新お疲れ様です。今回も楽しく読ませていただきました。タイトルで藤千代のことだって分かった辺り、私も大分鍛えられて来た気がします()

さてさて、遂にさとりんのトラウマが明らかになったわけですが。
もうなんかあれですね…ここの男どもはブレないですね本当に…
YESロリータNOタッチは当然ですが、それを相手に悟らせては存分に愛でることが出来ないというのに…
まあさとりんに罵られたい、あるいは涙目にさせたいという気持ちは非常によく分かるのでゲフンゲフン。

とりあえずさとりん可愛いです、はい()

ではでは、次回も楽しみにお待ちしております。


2017.05.21 23:24 / 蝉丸 #- / URL[EDIT]
3241/

残念美人!
地霊殿の美少女達に世話されながらのんびりと過ごす...だと?なんて羨ましい!(血涙

しかし、地底の鬼(男)ども、そんなことやってたのか。楽し、イエナンデモナイデスだから星にしないでください!
相変わらず幻想郷はいい意味で騒がしいなぁ。

次の更新を楽しみに待ってます!


2017.05.21 23:09 / 怠惰な奴 #- / URL[EDIT]
3240/

まずこのお話のサブタイトルを読んで一つ思いました。

『ぜっっったい藤千代さんくr(笑顔でぶっ飛ばされる

さて残念美人!

いやー今回も笑わされました。これぞ『銀の狐』!
もちろんシリアスも面白いのですよ?胃に穴が空くほどには(イミフ

しかしさとりさんのギャグ要員が鮮明になりましたね。と言うか途中でボロ出てましたね。羨ま…もう言ってるようなもんですよ。まぁ自分も羨ましいですが。

ではでは、この辺りで。次回も楽しみにしております。
更新お疲れさまでした!


2017.05.21 23:05 / 最果てのカウボーイ #0WaaQNmw / URL[EDIT]
3239/

マジでなんで覚りこわいなんて噂が流れてたんだよ。お前ら揃いも揃って頭沸いてんぞ(

過日の所業が今ここで清算される。ダイジョーブ、コメディの謎補正で絶対死なない(死ねない)から!


2017.05.21 23:04 / niko #- / URL[EDIT]

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