銀の狐と幻想の少女たち 第109話 東方地霊殿 与太話   

「とある哀れな神々のカタチ」





 この幻想郷には、現代社会からは失われてしまった古き佳き日本の原風景がある。
 幻想郷に移り住んで早数ヶ月、神古志弦がその事実を改めて強く噛み締めたのは、幼女を愛でても犯罪者扱いされないと気づいたときだった。
 故に、こう、口が動く。

「はあ、幼女最高」
「ぬくー……」

 ちなみに真面目な話である。
 過日、地底を未曾有の異変が襲い、月見らが死力を尽くして戦っていたとは――まさか露も知らず。
 志弦は膝の上に諏訪子を乗せ、神社母屋にてこたつでぬくぬくと暖を取っていた。

「平和だねえー……」
「ぬくぬくー……」

 守矢神社は妖怪の山の頂近くという高所に位置しており、窓からの景色には、遠く人里であがる煙の揺らめきがうっすらと映り込んでいる。今年一番の大雪が積もった幻想郷は白一色だが、だからこそ人里では、今日も子どもたちがあちこちを跳ね回って遊んでいるだろう。冬の寒さも吹き飛ばす持ち前の元気で、大人たちからお菓子をもらったり、遊び相手をしてもらったり、或いははしゃぎすぎて叱られていたりしているであろう。
 それは現代社会から消えようとしている、かつてあった日本の姿なのかもしれない。
 自分も昔――幼すぎてまだ普通の子どもとして生きていた頃――は、里の子どもたちのように、近所のお兄ちゃんやお姉ちゃん、おじさんおばさんに遊んでもらっていた気がする。単車に乗せてもらってそのへんを走り回ったり、お下がりのおもちゃをもらったり、家でご飯をご馳走してもらったり。いま振り返ってみると信じられない。『友達のご両親』ならまだしも、『名前も知らない近所の大人』だったのだから。名前も知らない大人を遊び相手にするなんて図々しいにもほどがあるし、よくわからない子どもの遊び相手をするなんて、大人たちはみんなお人好しだった。
 でもあの頃は、楽しかった、と思う。
 今の外は、道を尋ねようと子どもに声を掛けただけで不審者扱いされた、なんてニュースがまことしやかに囁かれる時代。かつて存在した『大人と子どものつながり』と呼べるものが、外の社会では次第に失われてきているのではないか。未成年を犯罪から守ろうと敏感になるあまり、大人が子どもを信用しない時代になってはいまいか。今の子どもたちは、親戚でもなんでもない近所の人に遊んでもらったりなんて、果たしてするのだろうか。
 人々から忘れられたものが最後に行き着く楽園――幻想郷。
 ならば外で忘れられつつある『人と人のつながり』は幻想入りし、里人たちの中に息づいている――のかも、しれない。
 志弦の目からしてみれば、現代人よりもここの人々の方がよっぽど豊かな生活をしているように見える。ならば、郷に入っては郷に従え。志弦もその豊かさを存分に享受し、存分に幼女を愛でるのである。
 以上、大変大真面目な話である。

「諏訪子の髪はサラふわだねー。女として羨ましいぞチクショー」
「あーうー、くすぐったいよー」
「わしゃわしゃ」
「あー」

 天使。
 諏訪子のサラサラでふわふわな髪を手櫛で堪能すると、人間離れした極上の手触りに、志弦はだらしのない恍惚の表情になった。そして実際、諏訪子は人間ではない。志弦の膝の上にすっぽりと収まっているこの、外の世界であればピカピカのランドセルを背負って小学校に通っているであろう幼女が、何千年という悠久の時を生きてきた由緒ある神様だというのだから、幻想もここに極まれりである。ねえ志弦、お前は近い将来、神様を膝の上に乗せて一緒にこたつでぬくぬくするんだよ――なんて幻想入りする前の自分に言っても、生暖かい眼差しで頭の神経を疑われるだけだったに違いない。
 幻想郷には、諏訪子のように見た目幼女でも何百歳、何千歳という合法幼女がゴロゴロ転がっている。そして、みんな天使である。というか幼女でなくとも、幻想郷の女は皆一様にかわいらしく、美しく、天使であり、志弦の雀の涙みたいな女のプライドを、もう百回くらいは木っ端微塵に粉砕している。みんなの迸る女子力に比べたら志弦などいっそ男に分類すべき有様であり、しかしそんな志弦の顔を見に参拝客がやってきたりするのだから、幻想郷の男にはつくづく物好きが多いらしい。
 とは、いえ。雪がもりもりと降り積もった銀世界の中、まさか守矢神社まで山登りしてくる奇人変人がいるはずもなく。

「平和ですねぇー……」

 同じくこたつでぬくぬくしている早苗は、リラックスしすぎて半分溶けた餅みたいになっていた。しかしそんなだらしのない姿がまた志弦の頬を緩ませるのだから、かわいければなんだって許されるのだ。

「ほんとにねー……定年退職後は田舎でのんびり暮らしたいって人の気持ち、なんだかわかるような気がするなー」

 もちろん、不便といえば不便だ。正直に言えば、ネットも最先端の家電製品もない幻想郷の生活を舐めていた。自分一人だったらご飯も満足に食べられなかった。早苗たちや月見に助けてもらえた自分は、本当に幸運だったのだと思う。
 はじめは知らないことばかりで、大変だった、けれど。
 知らなかったことが少しずつできるようになって、日々の生活に慣れてくると、ここで流れる時間は外よりもずっとゆるやかだった。きっと、学校のテストや大学受験、卒業論文や就職活動といった、人を生き急がせるものが幻想郷にはほとんどないからなのだと思う。将来への漠然とした不安から解き放たれ、天使な女の子たちと一緒にのんびり気ままな田舎暮らし。幻想入りして本当によかった。
 早苗のみならず、諏訪子も段々ととろけてきた。

「でもこの前は、ちょっと麓の方が騒がしかったっけねえ……」
「月見さんが、またなんかやってたんじゃなーい?」

 本人の前で言うとまこと遺憾な顔をされるだろうが、月見は幻想郷屈指のトラブルメーカーである――月見の周りに集まる少女たちがいつも騒動を巻き起こす、という意味で。八雲紫が春までの長い眠りに就いた分、今は少しだけ落ち着いているけれど。

「あっはは、そうかもねー。……月見といえば、尻尾モフりたくなってきたなあ」

 諏訪子の呟きに、東風谷早苗という名の半分溶けた餅がぴくりと反応した。

「あー、いいですねー。こういう寒い日に、月見さんの尻尾で優しく包んでもらえたら……そのまま死んでもいいですよねぇー……」
「早苗ー、私を置いて逝かないでよーぅ……」
「じゃあ……志弦も一緒に死のう?」
「わーい早苗ったらヤンデレラー」
「そういう志弦はツンデレラー」
「べ、べつにあんたのためじゃないんだからねっ」

 ほう、とため息。こたつの恐るべき魔力で神経中枢をやられて、志弦も早苗も諏訪子も次第になにも考えられなくなってくる。確か時間はそろそろお昼時で、お腹もそこそこ空いてきているはずなのに、昼食の準備をしようという気がまったく湧いてこない。動きたくない。諏訪子の頭に顎を載せる。緑豊かな森の香りがする。そのまま誰がなにを言うでもなく、満場一致でお昼寝タイムに、
 襖が開いた。

「――うーさむさむ、ただいまー……うわあ、みんな溶けてる」
「こたつの魔力っスよー」

 志弦は半分まどろみながら答えた。
 帰ってきたのは、朝からお出掛けしていた八坂神奈子だった。マフラーを巻いて、鼻とほっぺたをほんのりと赤くして、冬の味わいあるなんとも艶めかしい出で立ちをしている。本人は「私にそういうのは似合わないってえ」と自虐しているが、素材の良さはどう足掻いてもわかってしまうものなのだ。

「ああ、今日は寒いからねえ。やっぱ日本に生まれたなら、冬はこたつに限るよねえ」

 そう言って神奈子は、マフラーも脱がずにこたつにもぞもぞと入り込む。その途端、ほああ……と実に幸せそうなため息が口から広がる。こたつが秘める強大な魔力は、数千年の歴史を背負う偉大な神々をも骨抜きにするのだ。
 諏訪子が半分とろけたまま問うた。

「どうだったの、例の話の方はー」
「ん、もうめっちゃいい感じさ」

 例の話とは、神奈子が河童たちと共同で進めている新技術の開発計画のことだ。なんでも、とある神様のありがたーい御力を利用して、今の幻想郷にはない新エネルギーを生み出し、技術革命によって生活水準を飛躍的に向上させるのだ――と、やたら壮大なサクセスストーリーを描いているらしい。もちろん、最終学歴が事実上の高校中退な志弦に口を挟める道理もないので、計画が持ち上がった当初からずっと傍観させてもらっているけれど。

「河童との話もかなり煮詰まってきたし、地底のあいつも、そろそろいい感じに力に慣れてきただろうし。頃合いは近いよ」
「ふーん。じゃあ、あとは藤千代をどうするかってことか」
「ふふん、ここまで外堀を固めたんだ。さすがのあいつだって、そう簡単に断ったりはできないはずだよ」
「へー。そのお話、是非とも詳しく聞かせてほしいですねー」

 神奈子の赤ら顔から、一瞬ですべての血の気が失せた。
 一体いつからだったのか、神奈子のすぐ真横に座って、件の藤千代がこたつでぬくぬくと暖まっていた。
 体の芯まで氷結していた神奈子が、こたつの熱でゆっくりと再起動を始める。青い顔でぷるぷる震え、テーブルに突っ伏し、ぐすっと大きく鼻をすすって、

「……死んだかと、思ったっ……!」
「むー、どういう意味ですかあ」
「死ぬほどびっくりしたって意味だよこのバカぁっ!!」
「でも私、神奈子さんが河童の里を出たあたりからずっと後ろにくっついてたんですよ?」
「ひいいいいいっ!?」

 あいかわらずだなー、と志弦は苦笑した。巷では鬼子母神の名で――あくまで二つ名であり、本物の鬼子母神様とは一切関係ないらしい――、あらゆる妖怪からいろいろな意味で畏れられている少女、藤千代。神出鬼没が服を着て歩いているような彼女にとって、気がついたら真横にいたなんてのは日常茶飯事である。
 そして涙目で震えあがる神奈子が、この世で最も苦手としている相手でもある。

「やっほー、藤千代ー」
「やっほーです、志弦さんっ」

 しかし新参者の志弦にとっては、なんてことはない、幻想郷に数多くいるかわいい女の子の一人だった。小柄な体に淑やかな着物姿、しゃらしゃら小気味よく揺れる藤の髪飾りと、ちょこんとキュートに生えた二本角の調和が実に愛らしい。加えて誰にでも敬語を欠かさない親しみやすい性格でありながら、ひとたび(かいな)を振るえば幻想郷で比肩する者なしという壮絶なギャップまで兼ね備えている。境界を操る神が如き力を持っていながらも比較的ぽんこつな八雲紫と並んで、幻想郷の深遠を全身で余すことなく体現している少女だと志弦は思っている。
 こたつの魔力で神経を麻痺させられている影響もあってか、早苗も諏訪子もまったく驚いていない。

「いやー……藤千代さんはあいかわらず、突然ひょっこりと出てきますねー」
「もう慣れたよね。まあ藤千代だしって感じで」

 月見だって言っていた――「あいつは私たちとは生きている世界が違うから、やること為すことをいちいち気にしてたら疲れるよ」と。冬眠前の八雲紫だって言っていた――「あれを幻想郷の基準にしたりしないでね。ぜんぶぶっ飛んでるから」と。天魔様だって言っていた――「どうして天はあのような生命体を創りたもうたのか……」と。
 そういう扱いなのだ、彼女は。頭の先から足の指先まですべてが『非常識』『規格外』『破天荒』という概念で構成され、幻想郷屈指の大妖怪たちから揃って匙を投げられる。それが神も涙目で震えて恐れをなす、鬼子母神こと藤千代という少女なのである。

「まあ、私なんかのことは置いておきましてっ。それより神奈子さん、さっきのお話なんですけど」

 藤千代に笑顔で覗き込まれて、神奈子が真逆の方向に顔を背けた。当てもなく泳ぐ目線、ダラダラ流れる冷や汗、引きつる頬の筋肉、落ち着きなく揺れ動く体、「え、えーっと、それはね!」とやたら明るくも歯切れの悪い口振り――どこからどう見ても完璧な数え役満だった。

「なんというか、その……まだちょっと心の準備ができてないというか! 時期尚早って感じで!」
「ところで私も、今日は神奈子さんに用があってきたんですよ」

 藤千代がこたつを出て、小動物みたいなかわいらしい動きで神奈子の目線の先に回り込む。また顔を背けようとした神奈子の肩をぐわしっと掴み、打って変わって、なにかオソロシイ魔物めいた不穏なオーラに神奈子は、

「旧都」

 ぴく。

「地獄鴉」

 ビクッ。

「八咫烏」

 ビクンビクン。
 スリーアウト。

「――というわけで、連行しまーっす!」
「ちょっと待ってえええええ!? それであんたがここに来るってことは……まさかっ!?」
「はい、暴走して大変なことになりました」
「んぎゃああああああああああ!?」
「さあさあ、れっつごーっ!」
「ひいいいいいいいいいい!!」

 藤千代が片手で、いとも簡単に神奈子をこたつから引きずり出した。なんだかよくわからないが、『旧都』とは確か地底にある妖怪たちの住処だったはずだから、どうやら地底でなんらかのトラブルがあったらしい。
 志弦は、神奈子と藤千代の会話の断片から更に推測する。『地獄鴉』は、文字通りに地獄の鴉という意味であれば、地底は元々地獄の一部だったというから、『地底にいる鴉』くらいの意味だろうか。『八咫烏』は、神奈子が今回の計画で活用しようとしていた神様が、確かそんな名前だった気がする。そして、『暴走』――この言葉を使う以上、どう楽観的に考えても大変な事件があったのは間違いあるまい。
 極めつけに、藤千代が神奈子を重要参考人として連行しようとしていることから――。
 あ、なんとなくわかりました。

「姐御……ご愁傷様」
「し、志弦が早くも見捨てる眼差しに!? 幻想郷の生活に慣れてきてるみたいで私は嬉しいよチクショウ!」

 あらゆるものを受け入れる幻想郷で大切なのは、あらゆるものを受け入れる広く深い心なのです。
 的外れではあるまい。恐らくは神奈子の進めていた計画が知らず識らずのうちに狂ってしまっていて、地底でなにか事件が起こったのだ。例えば、神奈子が新エネルギーの供給元として活用しようとしていた『なにか』が暴走し、地底に大きな被害を与えたとか。それで地底世界の代表である藤千代が、責任を持って神奈子を連行するため自ら出陣した。たっぷりと雪が降り積もった冬真っ盛りの日に、地底から遥々山登りしてくる理由となればそれくらいしかないはずだ。我ながら名推理な気がする。
 諏訪子が、テーブルの上に伸びたままからからと笑う。

「あっははは、だから言ったでしょ神奈子ぉ。もしものことがあっても私知らないよって」
「なに言ってるんですか、諏訪子さんも連行ですよ」
「嘘でしょお!?」
「ガッ」

 跳ね起きた諏訪子の脳天に顎をカチ上げられ、志弦は後ろに引っくり返った。

「ああっ、ごめん志弦……大丈夫っ?」
「ふ、ふふふ、だいじょーぶだよぜんぜん」

 志弦は震える親指をまっすぐに立てて、精一杯の笑顔を返した。なにも問題はない。痛みの代償として志弦は今、幼女に馬乗りで心配されるという大変貴重な経験をしているのだから。お腹のあたりに感じるこの確かな重みとほのかな柔らかさは、そのテの連中を一発で仏に変える驚異の殺戮兵器であろう。

「……と、ともかくちょっと待ってよなんで私まで!? 私、無関係だよ! あれこれやってたのはぜんぶ神奈子だよっ!」

 藤千代は表情を微動だにもさせない。ただ首を少し横に傾けて、

「でも、神奈子さんがやってること、ぜんぶ知ってたんですよね?」
「そ、それは、そうだけど」
「知った上で止めなかったのなら――それはもう、賛同していたのと同じですよね?」
「……あ、あの、」
「そうだよ諏訪子のやつ『へーいいじゃん面白そうだし』って言ってたもん!!」
「ちょっと神奈子おおおおおおおおおお!?」
「はーい連行でーっす!」
「神奈子のバカああああああああっ!?」
「私一人だけ連れ去られて堪るかああああああああっ!!」

 神奈子を引きずり諏訪子を志弦の上から引きずり下ろし、藤千代はまるで、仲のいい友達を連れて遊びに行くかのようだった。

「それでは、ちょっと二人をお借りしますねっ」
「あはは……ほどほどにしてあげてくださいねー」

 早苗はこたつでぬくぬくしながら苦笑いを浮かべるだけで、引き留める素振りはまったくない。『幻想郷では常識に囚われてはいけない』。外来人として一年ばかり先輩である早苗が、かつて志弦に贈った至言である。

「心配しないでください、ちゃんと生かして帰しますからっ」
「「そんなの当たり前だよ!?」」
「知ってますか? 旧都って……元々地獄だった場所なんですよね」
「「知ってるけどなんでそれを今言うの!?」」
「ではでは、れっつごーっ!」
「「いやああああああああああ!?」」

 あっという間だった。藤千代は少女二人を軽々引きずって外に飛び出し、スキップをするように白い空の向こうへ飛んでいってしまった。フェードアウトで遠ざかっていく神二柱の悲鳴が、冬の木枯らしと一緒に寒々と山に響き渡っていった。
 それが完全に聞こえなくなってから、志弦はむくりと起き上がって、じんじんと痛む顎をさすった。

「顎、大丈夫?」
「ん。いやーしかし、あいかわらず藤千代が来るとあれだね。なんかすごいね」

 八雲紫とはまた別のベクトルで、嵐みたいな少女だと思う。
 早苗はまったりと頬杖で頷いて、

「今日のお夕飯、私と志弦の二人分でいいかもねー」
「あ、やっぱそういう流れだったの?」
「まあ藤千代さんだから、本当にひどいことはしないはずだよ。ただ……」

 そこで早苗は遠い目つきになり、ふっと静かな吐息を以て、

「トラウマのひとつやふたつくらいは、抱えて戻ってくると思うけど……」
「……そっかー」

 それって充分『ひどいこと』な気もするけど――と感じてしまうのはきっと、志弦がまだ幻想郷に馴染みきれていないからなのだろう。私もまだまだ修行が足りないなあ、と思う。
 お腹が鳴った。

「……それじゃあ、そろそろお昼にしよっかぁ」
「ういーっす」

 諏訪子に顎をカチ上げられた痛みのお陰で、こたつの呪縛から解き放たれていた。また神経を骨抜きにされてしまわないうちに抜け出し、志弦は早苗と一緒に昼食の支度へ向かう。
 ちょっとは心配してよバカああああああああああ!! と。
 そんな神様の悲鳴が、遠い冬の空の彼方で木霊したような気がした。





 ○


「――みーなさーん! 連れてきましたよーっ!」
「「あばばばばばばばばばば」」

 藤千代が稲妻みたいな勢いで帰ってきた。エントランスの扉をブチ抜く音、地霊殿の廊下を駆け抜ける音、両足でブレーキを掛ける音の三段階を華麗に踏んで、月見の部屋の手前で彼女はぴたりと立ち止まった。馬手で神奈子、弓手で諏訪子を引きずっている。兎さながら跳躍し一息で月見の傍までやってきて、着地のさなか床に叩きつけられた二柱の神が、ゴフッと哀れな悲鳴をあげる。そんな彼女たちを、月見は緩いため息ひとつで歓迎する。
 地霊殿の、月見に貸し与えられた空き部屋である。ベッドに腰掛ける月見の他に、面子はさとり、こいし、お燐、おくう、更には映姫までが集まっている。みんな揃って藤千代の帰りを待っていたのだ。
 なぜか。こいしが早速、びくんびくんと痙攣している神奈子を指差して言った。

「あ、そうそう! この神様だよ!」

 異変が終わり、地底はすっかり冬の気候に戻っていた。窓から望む旧都の町並みは、薄暗い中でもはっきりとわかる純白の雪化粧で染まっている。部屋の窓を開ければ、もしくは地霊殿を一歩外に出れば、厳しい真冬の冷気が肌を刺すだろう。着流し一枚の雑な恰好でも月見が快適な生活を送れているのは、元の落ち着きを取り戻した灼熱地獄跡が、床暖房の役目を果たしてくれているからだ。
 なにもかもが元通りとは、さすがに行かないけれど。
 おくうは再び家族の輪の中へと帰り、こいしと『博麗』の因縁もひとまずの決着を見た。辛い異変だったけれど、だからこそその過去を乗り越えて、地霊殿は新しい日常へと歩み出してゆくだろう。
 たったひとつ、残されたままになっていた最後の問題を除いては。
 その解答を、こいしが口にした。

「この神様が、いきなり私に声を掛けてきて……神様の力に興味はないかって!」

 そもそもの話、すべての根本的なきっかけ――おくうに八咫烏の力を与えたのが、一体誰だったのか。異変が無事に終わった安堵からか、月見もすっかり忘れてしまっていたのだが、少し前にふと思い出してこいしに尋ねてみたところ、一発で犯人がわかったのだ。

 ――えっとね、私も名前は聞いてなかったんだけど……背中におっきな注連縄を背負ってたよ!

 そりゃあ、もちろん。というか打ち明けた話、あいつなんじゃないかと月見は薄々感づいていた。
 そんなわけで今、月見の目の前で、おっきな注連縄を背負った神様こと八坂神奈子がびくんびくんと痙攣しているのだった。

「おくうは覚えてる?」

 こいしに問われたおくうは膝を折り、ぐるぐるおめめな神奈子をじーっと観察した。首をひねり、ほどなくして頷き、

「ぼんやりとですけど……確かに、こんな感じの注連縄だったような?」

 幻想郷の中でもとりわけ個性的な恰好をしているせいで、神奈子は注連縄でしか他人から識別されていないフシがある。かく言う月見も、頭の中では『神奈子=注連縄』の図式が成立している。だからこそ、こいしの話を聞いて一発で犯人がわかったわけで。
 神奈子は間違いなく黒。では、その横でばたんきゅーな諏訪子はどうだろうか。

「こっちの小さい方の神様は知ってるか?」
「んーん、こっちは知らないよ。へー、こういう神様もいるんだー」

 こいしが諏訪子の横腹を面白そうに指でつついた。おくうもふるふると首を振っている。二人が諏訪子を知らないのなら、おくうに力を与えたのは神奈子一人の仕業と見るのが妥当だろうか。
 だが、同じ守矢神社で生活していて神奈子の動向を知らなかったはずはあるまい。藤千代も、そう考えたからこそ諏訪子まで漏れなく引きずってきたのだろう。
 諏訪子が起きた。

「――はっ!? あれっここどこ!?」
「やあ、諏訪子」

 目を白黒させ困惑したのなどほんの一瞬で、彼女は月見に気づくなり太陽の笑顔で、

「あっ月見だー! わーい尻尾モフらせグエ」
「ふふふ。諏訪子さんったら、はしゃいじゃダメですよぉ」

 藤千代にホールドされた。お腹をミシミシと圧迫する不吉な圧力に、諏訪子はいま自分が置かれている状況を思い出したようだった。顔面蒼白で慌てふためき、

「ち、ちちちっ違うんだよ私なにもしてないっ! 確かに神奈子がなにやってるかは知ってたけどそれだけで、ってかそういえばなんで月見がここにいるの!? ぎゃー閻魔様までいるうううううッ!?」

 諏訪子の大声で神奈子も起きた。

「う~ん……あれ、ここは――ひいいいっ!? 閻魔様あッ!?」

 仰け反る二人に映姫は目を眇め、

「あなたたち、揃いも揃って人の顔を見るなり悲鳴をあげるとは……失礼極まりますね」
「「ごめんなさいっ!?」」
「まったく……。ですが、まあいいです。今は、それよりも重要な話がありますからね」

 咳払いひとつで声の調子を整える。閻魔が故の職業病ともいうべきか、彼女は早くもこの場を執り仕切るつもりらしい。

「さて、八坂神奈子、洩矢諏訪子。なぜこの場に連れて来られたか、言われずともわかっていますね?」
「「……、」」

 閻魔様の途方もないプレッシャーに、神奈子も諏訪子も為す術なくその場に正座した。二人とも、早くも泣きそうだった。「藤千代だけならまだしも、閻魔様までなんて反則だよおおお……!?」と、彼女たちの表情は震える唇の代わりに甲高く悲鳴をあげていた。

「このたび、あなた方が霊烏路空に与えた八咫烏の」
「はい! やったのは神奈子で、私は無関係ですっ!」
「ちょっと諏訪子おおおおお!?」

 諏訪子がいきなり保身に走ったが、映姫はまったく取り合わない。

「黙りなさい。あなたも八坂神奈子の計画を知った上で、反対しなかったのでしょう。それは賛同と同じです。つまり同罪です」

 諏訪子が涙目で閉口し、神奈子は小さくガッツポーズをした。そのやりとりを見て、月見は神奈子と諏訪子のそれぞれの立ち位置を、おぼろげながら理解した。
 こいしの話によれば、おくうに八咫烏の力が与えられたのは、灼熱地獄の熱をエネルギー源として『サンギョウカクメイ』を起こすためだったという。今の灼熱地獄はかつての役目を終えており、精々が地霊殿の床暖房としてひっそりと役立つ程度でしかない。だから手始めに八咫烏の力で、灼熱地獄を本来の猛々しい姿に戻してほしいという話だったわけだ。
 そして、その計画を主導になって進めていたのは神奈子だ。諏訪子は恐らく、守矢神社から動かず机上で計画をサポートしたか、一人であれこれ暗躍する神奈子を傍観しているだけだった。だから諏訪子は己の潔白を切実に訴え、神奈子は死なば諸共で道連れにしようとしているのだろう。
 映姫は話を続ける。

「その八咫烏の力が、今回暴走し、地底に大きな被害をもたらしました。地上にもある程度の影響が及び、博麗の巫女がこれを異変と認め、解決に動くほどでした」
「私もその流れで地底に来て、まあいろいろあって今も戻ってないんだよ」

 神奈子と諏訪子が同時に目を剥いた。お燐によって送り込まれた妖精たちは妖怪の山を中心に騒ぎを起こしたが、守矢神社はその頂上付近に位置しており、ある意味で下界から切り離された秘境ともいえる場所。二人ともまったく気づいていなかったか、「今日も麓の方が賑やかだなあ」程度にしか考えていなかったのだろう。

「つきましてはあなた方から、詳しく話を聞かなければなりません」
「およそのところはこの子から聞いたけどね。灼熱地獄のエネルギーを使って、幻想郷の技術に革命を起こすつもりだったんだって?」

 神奈子がカクカクと素早く頷く。

「そっそそそ、そうなんだよ。所謂自然エネルギーの有効活用ってやつで、決して悪いことを考えてたわけじゃなくてねっ?」
「ですが、結果としては異変の引鉄となり、大きな被害をもたらしました」
「……ぐ、具体的にはどれくらい?」

 諏訪子の質問には、藤千代が答える。

「地底の大地が、かなり大規模に崩壊しちゃいましてー。幸い旧都からは離れていたので、私たちの生活に支障は出ていませんが……あ、あとで直してくださいね」
「直ッ……!? ちょっと待って、どんくらい崩壊しちゃったっての!?」

 藤千代が両腕をいっぱいに広げ、体ぜんぶを使って大きな円を描いた。それから頬が引きつる諏訪子に笑顔で、

「でも、諏訪子さんの能力ならお茶の子サイサイですよね?」
「た、確かに大地を創るのは得意だけどっ……信仰使うから疲労が……それになんで私だけなのさ神奈子もやってよ! むしろ神奈子がやってよ!?」
「無理だよ!? 私、大地創造は専門外だって!」
「神奈子だって由緒正しい神の一柱でしょ! 大地創造くらいちょっとでもできないと恥ずかしいよ!?」
「うるさいですよ。誰が無駄口を叩いていいと言いましたか」

 諏訪子は泣く泣く黙った。神奈子はほっと胸を撫で下ろし、

「安心なさい。あなた方二人の罪については、私がきっちり裁いてあげますから」

 ひっく。

「……それに、被害があったのはここの土地ばかりではありません」

 映姫はつと月見を一瞥し、

「……この狐も、少なからず、傷を負いました。順調に快方へ向かっていますから、心配は要りませんが」
「えっ――月見、怪我したの!?」

 神奈子が腰を浮かせた。今の月見は、治りの早かった顔や手足についてはすでに包帯を外していて、着流しである以外は至っていつも通りの恰好に見える。しかし傷の深かった背中にはまだぴっしりと包帯が巻かれているし、尻尾も治りきっていないため妖術で隠したままだ。
 一拍遅れて、諏訪子も膝立ちになって叫んだ。

「待って! そういえば月見、尻尾どこ行ったの!? ……まさかっ!?」

 月見はとりあえず、尻尾を一本だけ二人の前に出した。半分ほどが元の銀の毛並みを取り戻し、しかしまだ半分が黒く焼けたままとなっている中途半端な尻尾を見て、諏訪子の顔つきから一切の感情が消失した。
 ――ところで諏訪子はあの(・・)早苗以上に月見の尻尾が大好きであり、その度が過ぎた程度たるや、「尻尾がない月見は月見じゃない!」などと大声で宣うほどである。
 諏訪子の小さい体から突如暗黒のオーラが噴き出し、さとりとこいしが「ひっ」と小さく悲鳴をあげて後ずさった。お燐とおくうが、獣の動きで部屋の隅っこまで逃げた。
 たとえこの中で一、二を争うほど幼い見た目をしていても、洩矢諏訪子はかつて土着神の頂点を極めた神の中の神である。ぐゥるり――と、幽鬼、もしくは怨霊が如く神奈子へ振り向いて、月見も未だかつて聞いたことがないドス黒い声音で、

「神奈子ォ――第二次諏訪大戦、しようか……」
「まままっ待って待って落ち着いて!? 荒御魂出てる、荒御魂出てるって!?」
「祟り神を統べる私の恨みを買うってこと……思い知らせてあげるよ」
「ひいいい!?」

 暗黒のオーラが蛇のようにうねってあたりへ散らばる。洩矢諏訪子が何百、或いは何千年か振りに見せた祟り神としての姿は、映姫ですらわずかに気圧され、咄嗟に口を挟めなくなるほどだった。
 しかし荒ぶる諏訪子の怒りを鎮める方法は、八咫烏とは違って実に簡単だ。

「諏訪子。尻尾はもう数日もあれば治るし、治ったら思う存分触っていいから。だから落ち着」
「ほんとに!? わかった落ち着くっ」

 月見が言い終えるよりも先に諏訪子はコロッと笑顔になり、暗黒のオーラは露と消え去った。
 空気が一気に弛緩した。

「「「…………」」」
「あれ? なんだろこの空気」
「……なんでもないさ」

 洩矢諏訪子の御魂を慰める最高の供物は、獣のモフ尻尾なのである。
 軌道修正。

「それはそうと、あんまり神奈子ばかりを責めないでやってくれ。今回の異変については、私たちの方にも少なからず原因はあるからね」

 そもそもの問として、『神奈子が妙な計画を企てたりしなければ異変は起こらなかったか』といえば、まあその通りではあるのだろう。しかしながら、『では異変が起こったのは神奈子が妙な計画を企てたせいか』と問われれば、それは少しばかり違うと月見は思うのだ。
 なぜなら神奈子は、決して充分とはいえないまでも、八咫烏の力が暴走しないように一定の配慮を見せていたのだから。おくうが、正直に話してくれた。自分には本来、力をセーブするための『制御棒』なる道具が与えられていて、能力を使う際は必ず身につけるよう厳命されていた。しかし霊夢や魔理沙と戦う中で自分は、暴走の危険を承知の上で、自らそれを捨ててしまったのだと。
 たとえその理由が、『こいしを守るため』という已むを得ないものだったとしても。わかった上でやったのなら、責任が問われるべきは約束を破ったおくうの方であり、神奈子ではない。
 更に言えば、制御棒とやらを捨てて間もない時点で、おくうはまだ暴走してはいなかった。ギリギリの一歩手前で耐え忍んでいたのだ。そこから彼女を暴走まで追いやってしまったのは、他でもない自分たちだったのだと月見は思う。

「……あ、あのっ」

 恐らくは、今までずっとタイミングを見計らっていたはずだ。
 さとりが、神奈子に向けて深く頭を下げていた。

「本当に、申し訳ありませんでした……! 月見さんの言う通りで、その……暴走してしまった原因は、私たちにもありまして……!」
「……えーっと、」

 いきなりの謝罪に面食らいつつ、神奈子がさとりとこいしを見比べる。こいしを指差し、

「……こっちのお姉さんかなんか?」
「はい。古明地さとりといいます……ほら、こいしも謝ってっ」
「う……」

 さとりに問答無用で前に出され、こいしは今にも消えてなくなりそうなほど小さくなって、

「ご、ごめんなさい……私、神様の力を……その、勝手なことに、使おうとしちゃって。それで……」

 見た目が非常に幼いこいしから、よくわからぬまま一方的に謝られて、反って神奈子の方がバツが悪そうにしていた。

「いや……別にちょっと好きに使うくらい、よかったんだけど……」

 首を振り、

「それよりも、なんで暴走なんかしちゃったのさ? まさか、制御棒を外したりしたわけじゃないでしょ? 外しちゃダメだって、ちゃんと言ったもんね、私」

 部屋の隅っこで、おくうがびくりと体を震わせた。
 神奈子が気づいた。

「……ねえ。いや、まさかね? まさかとは思うんだけど……」
「う、ううっ……」

 おくうが、お燐の腕を掴んでその後ろに隠れようとする。しかしさとりに「ちゃんとしなさい」と鋭い目線を刺され、進退窮まったおくうは意を決して、

「ご、ごめんなさいっ……実は制御棒、捨てちゃ」
「なあああああんで捨てたのおおおおおおおおおお!?」
「「ごごごっごめんなさいごめんなさいごめんなさい!?」」

 神速で詰め寄っていった神奈子の剣幕に、おくうとお燐が揃って腰を抜かした。

「捨てた!? 本気で言ってるの!? なんでどーして!? そりゃあ暴走するよ、制御できなくなるよ!! どこに捨てたのッ!?」
「あ、あの……しゃ、灼熱地獄」
「なああああああああんでえええええええええええええええ!?」
「「ごめんなさいいいいいいいいいいい!?」」

 ああ、今度は神奈子の荒御魂が。
 血の涙を流して荒ぶる神奈子の鬼神が如き形相に、おくうとお燐はお互いひしっと抱き合って、涙目でガタガタ震えていた。ぶっちゃけお燐はとばっちりだと思う。

「神奈子、落ち着いて。そういうわけだから、お前ばかりが悪いわけじゃないって、私はちゃんとわかってるよ」
「つ゛、つ゛ぐみ゛ぃ……!!」

 神奈子が感極まって瞳を潤ませる。そう、月見はちゃんとわかっている。おくうをずっと苦しめ続けていた月見に、神奈子を悪し様に言う権利などありはしない。
 神奈子だけが悪いわけではない。
 つまりは――神奈子も、ある程度は悪い。よって月見は笑顔で、

「――まあ、千代にすら黙っていろいろ勝手なことやってた点については、フォローしないけどね」
「はう!?」

 神奈子が胸を押さえてよろめき、

「それに、暴走を危惧して制御棒なる道具を与えておきながらも、その後監視もつけず、霊烏路空らを実質野放しにしていたのは浅慮と言わざるを得ません」
「ふぐうっ」

 映姫の追撃で崩れ落ち、

「――というわけで、別室でもうちょっとお話しましょうね?」
「……………………ひっく、」

 藤千代にガシリと肩を掴まれ、チェックメイトであった。
 同じ神社で祀られる仲間を見向きもせず見捨てて、諏訪子が抜き足差し足忍び足の逃走を開始している。

「……じゃ、じゃあ私、とっても忙しいから先に帰るね。お疲れ様でし」

 映姫に襟首を掴まれた。

「いやだあああああっ放してええええええええええ」
「ふふ、そんなに急ぐことはありません。あなた方には、たっぷりとお話したいことがありますからね」

 映姫も藤千代も、身の毛もよだつ魅力あふれる大変ステキな笑顔だった。たぶん子どもが見たら泣くな、と月見は思う。実際神奈子と諏訪子は泣いていたし、おくうとお燐は抱き合ったまま真っ青に震え上がっていた。

「ではではさとりさん、ちょっと空き部屋をお借りしますね!」
「……はい。どうぞ」

 さとりはもう、真顔でそれしか言えない。
 映姫と藤千代に引きずられ、必死の抵抗空しく部屋から消えていった神々の姿は。
 とにかくただ一言――哀れ、としか、言い様がなかった気がする。

「「「…………」」」

 なにも言えないでいる少女たちを尻目に、月見は窓から空を見上げ、太陽があるわけでもないのに眩しく目を細めて呟いた。

「いやあ……改めて、平和な日常が戻ってきたって感じがするね」
「待ってください、今の光景を見てその感想なんですか!?」

 さとりが驚愕している。地上を離れ長年地底暮らしをしている彼女なら、無理もない反応かもしれないけれど。

「慣れたもんだよ。地上じゃあ、あれくらいはぜんぜん珍しくないしね」

 なんてったって、天狗の長である天魔が常日頃から部下(もみじ)に引きずられていく世界なのである。少女一人二人が涙目で連行されていく光景如きに動揺していては、地上に安息の地など存在しないのだ。
 お燐にこの世ならざるモノを見る目をされた。

「おにーさん、地上で一体どんな生活してるの……?」
「普通の生活だとも」
「普通……? 今のが、普通……?」

 「普通って……なに……?」と価値観が崩壊していく少女たちに、月見は是非ともこの言葉を贈りたい。
 ――幻想郷じゃあ、細かいことをいちいち気にしちゃいけません。
 月見も幻想郷に戻ってきてからの約半年で、それを心底学んだのだ。

「「――たすけてええええええええええっ!!」」

 幻想郷は、本日も平和の一言である。
 平和ったら、平和なのだ。









2017.05.07(日) 20:30  /  COMMENT(38)  /  TRACKBACK(0)

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3258/ Re: 翁。弁当さん

翁。弁当さん>
 テストお疲れ様でしたっ。
 まーいろいろとキツい異変でしたし、最後くらいはね。そんな感じです。

>ゆかりんの扱いは安定だからもうこの際置いといて。
 (´・ω・`)そんなー

 いいタイトル思いつかないしもう前回を使い回す感じでいいんじゃね?と若干投げやりだったのはヒミツ。カッコいいタイトルを閃ける才能がほしい。
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.26 07:27 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3236/ Re: Sea Octopusさん

Sea Octopusさん>
 残念美人!
 なるほど……つまりGWが九連休だった私は、都市伝説になったということですね! これは深秘録的幻想入りワンチャンあるで!
 さておき、毎度のことながらお忙しい中でのご感想ありがとうございます。皆様のコメントと残念美人が雨宮の養分になります。
 冬にこたつでアイスを食べるという発想、私にはよくわかりません。アイスは夏に食べるものですよね?(じゅんすい
 ところでこれは私めのご想像なのですが、海蛸様は忙殺されすぎてお憑かれになってしまっていることと存じます。コメントのHENTAIっぷりが平素にも増して凄まじく、以前の黒歴史コメントを遥かに凌ぐ精神の暴走が伺えます。加えて今回は公開コメントですから、以前のようにわたくしめの胸に収めておくことができず、閲覧者の方々が「うわあこの蛸やばいわあ」となっている可能性が否定できない状況でございます。
 しかし、ご心配には及びません。前々から「この蛸やばいかもなあ」となっていた閲覧者の方々が、「やっぱりやばいじゃないですかー!」になっただけでございます。わたくしがなにをするでもなく、自ら変態残念蛸さんのイメージに突っ込んで参りますその手腕、感服する他ございません。
 げふん。
 やっぱり物書きってやつはみんな変態ですね! まったく、やはり清く正しい一般人は私だけということですか……(シリアス顔
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.21 22:36 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3235/

テストが終わったので覗いて見たら更新されてるじゃないですか、ヤダー。

今回の話を読むとアレですね。荒御魂の恐ろしさが見事に消し飛びますね。
涙目の神奈子様かわええ。

ゆかりんの扱いは安定だからもうこの際置いといて。

タイトルが前話と絡んでいるのはお洒落だなぁと思います。


2017.05.20 22:24 / 翁。弁当 #- / URL[EDIT]
3232/ Re: 通りすがりの迷子さん

通りすがりの迷子さん>
<i>>疲れたから動物形態で送って</i>
 この前はハズブロ製の躯体とか言ってましたし、迷子さん……一体何者なんだ……(ゴクリ
 まあ、このブログに来てくださっている方の中でも人間を辞めている方は多いですしねっ。なんだ、まともな常識人は私だけということですか……。
 さておき、もうそろそろ諏訪神奈のことは許してあげてください! この通り涙目になってぷるぷる震えてますので!(恍惚
 銀狐も然ることながら、原作も原作で結構キケンな異変でしたよね。そりゃあ幻想郷が滅びる二次創作も生まれるわけですわ……。
 でも、それでも霊夢たちが解決して何事もなかったかのように平和になってるんですから、幻想郷は本当に素晴らしい世界だと思いますっ。
 普通とは……平和で、残念で、女の子がたくさん涙目になって顔真っ赤にしてる世界かなって思います(明後日の方角に目を細める
 ではでは、コメントありがとうございました。残念美人!


2017.05.20 19:24 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3231/ Re: みあさん

みあさん>
 残念美人!
 いえいえ、こちらこそ返信が遅くて申し訳ないです。このところ、平日は仕事が忙しいもので……( -"-)
 さておき、女の子がふぎゃーふぎゃーと残念可愛く騒いでいる光景は間違いなく平和に違いないです。ガチ制裁はさすがに可哀想ですし、(映姫様のお説教も喰らってない月見と比べて)不公平な感じも出てしまうので、笑って済ませられるような具合を意識しましたっ。……やっぱり、女の子の涙目ってとっても微笑ましいですよね? まさに世界の真理。
 ではでは、コメントありがとうございました。

P.S.
 『吼拳』一発ぶっ放すだけで幻想郷がヤバいですね……これはゆかりんが涙目になるに違いないです。ゆかりんの涙目……涙目ゆかりん……うふふ……(危ない目


2017.05.20 19:22 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3230/ Re: 最果てのカウボーイさん

最果てのカウボーイさん>
 地霊殿編はめちゃくちゃ文量ありましたからね、むしろ見落としのある方が自然でしょう。私も前半部分は記憶がおぼろ……
 というか、七回も読み返していただけているとは……ふぐぐ、ありがとうございます(ノω`)ホロリ 今後とも銀狐をどうぞよしなにっ……。
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.20 19:20 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3225/

 残念美人!
 ここ最近ずっと忙殺されてて全く読めてませんでした……黄金週間とはなんだったのか。9連休? 都市伝説ですね。

 さておき、遅ればせながら更新お疲れ様です。そして地霊殿編完結、重ねましてお疲れ様でした。
 やはり雨宮さんのシリアスは良いですね。その後に来る残念ほのぼのな雰囲気が、更に増して濃厚な味わいになっている様に感じます。例えるなら豪雪の帰路を乗り越えた先に食べるこたつアイス、と言ったところでしょうか。やめられないとまらない。
 今話の目玉はお仕置き&一件落着でしたけれど、序盤の志弦とロリ神様諏訪子様のサンドイッチが大変うらやまゲフン微笑ましくてニヤニヤしました。これはもう二人の間に挟まりなさいという龍神様からのお告げに等しいのでは?

 ところで、最後に神奈ちゃんと諏訪ちゃんが藤千代&えいきっきに引きずられて行きましたが……もしや藤千代にお尻ぺんぺんされながら四つん這いで長時間お説教されるとかいうご褒美もとい豪華プレイもといお仕置きをされちゃった訳なのでしょうか?
 んっふ。別に私は清廉潔白の身であるからにして欠片も変態ではありませんが、是非、業界の発展に寄与すべく記録としてビデオに収めさせていただきたいところですね。おや、こんな所にカメラが奇跡的に落ちてるじゃないですか。んっふ(覚悟の眼

 さてさて。今回もたくさん楽しまさせていただきました。次回より続く幕間、星蓮船編、あとパルパル短編に衣玖さん短編などなど、楽しみにスタンバっております`・ω・´)ゞ


2017.05.15 20:00 / Sea Octopus #- / URL[EDIT]
3222/ Re: 蒼牙さん

蒼牙さん>
 いやそれはそうなんですけど……月見が(もふもふを餌にして)力づくで鎮めたのは諏訪子の方ですよね? 神奈子様の方は、「落ち着いて」と言葉で説得しただけなので、別に力づくでもなんでも……。
 ……これは蒼牙さんの書き方が誤解を招くものだったと推測しますっ。私は残念ではありませんっ(ぷんすこ
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.14 22:57 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3220/ 返信への返信(ツッコミ

いやあの、加奈子様も荒御霊でてますよ?
制御棒を外した~の下りで、
加奈子様の荒御霊がでているとかの描写があるのですが…
…ああ、なるほど。
雨宮さんは自分の書いたことを忘れるほど残念と…覚えました。


2017.05.14 22:36 / 蒼牙 #- / URL[EDIT]
3217/

〜守矢神社〜
…さて、この景色も、今日で見納めだな…何故なら、今日で守矢神社は廃業になr…って、藤千代様?ソレは一体…(神奈子さんを指差し)…え?地底に連れて行く?疲れたから動物形態で送って?まぁ、いいですけど…スワッコーは連れて行かないので?何か知っているみたいで…(守矢神社から叫び声)…命拾いしたな、守矢ァ!(負け惜しみ)

…おはこんばんにちは、そんなこんなで地底に戻って来ました迷子です。…守矢の二柱?縄で結んで引きずって来たらボロボロになってました。何があったんでしょうか?(目逸らし)

…え?閻魔様を見たら悲鳴をあげる?そりゃぁ、月見さんにデレないから皆怖がって(殴

…産業革命、だと?そんなことの為に幼女を誑かし…ゲフンゲフン、幻想郷を異変に巻き込んだのか⁉︎
そんなことやらかしたら、自然無くなる→妖精絶滅→妖怪もいなくなる→人「この世に神なんていない」→神様絶滅…になるんだぞ⁉︎わかっているのか⁈お前達は幻想郷を滅ぼすところだったんだぞ⁈
…は⁉︎すみません、少々取り乱しました。(平謝り)

荒ぶる諏訪子様、その怒りをもって神奈子様を滅ぼしてくれないかな…(期待の表情)

神奈子様、諏訪子様…安心してください。説教は痛くはありませんよ?ただ、心が砂になる音が聞こえるようになるだけです。(経験者は語る)

普通って何か?か…哲学的ですね…自分の考えですけど…家族が居て、友人が居て、好きな人がいる…そんな日常ではないでしょうか?(銀弧のヒロインズはほぼ該当する)

ではでは、残念美人っ!


2017.05.14 21:26 / 通りすがりの迷子 #- / URL[EDIT]
3215/ Re: 蒼牙さん

蒼牙さん>
 こんな感じでコメディチックにおしおきするのが限界な気がしますね。あまりやりすぎると、映姫様や藤千代が悪者に見えてしまいますから。
 神奈子様? 諏訪子様でしょうか。諏訪子の荒御魂はもふもふで鎮められますよっ。それはもうごろにゃんと……はあ、私も諏訪子様にごろにゃんされたい。でももふ尻尾もごろにゃんもしたい。うふふ。
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.14 18:54 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3213/ Re: 因幡の物置さん

因幡の物置さん>
 残念美人!
 予想……いや、予想なんて言葉は生ぬるい……期待というか圧力というか、「当然おしおき回ありますよね?」みたいな空気を私は感じておりましたよ(ゴクリ
 ええ、そうだったんですか……ぜんぜん気づきませんでした。今度おくうの曲を聴く機会があったら、ちょっと注意してみようと思います。
 制御棒、見た感じ木でできてるのでありえそうですね。でも木だとロックバスターしたら焼けちゃうような……それとも守矢神社が誇るオンバシラは、炎の熱にも耐えるのでしょうか。
 このあとは、いつものようにほのぼのパートに戻ります。また思う存分残念美人を書いて、ヒロインを涙目にしていきたい所存 ・w・)≡3
 ではでは、コメントありがとうございました。残念美人!

P.S.
 幻想郷に染まると残念になる……なにそれステキ。
 やはり、幻想郷のトップな賢者(笑)からして残念だからでしょうか。それともどっかの狐のせいでしょうか。うふふ。


2017.05.14 18:39 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3212/ Re: 内村カミーユさん

内村カミーユさん>
 おはこんばんちはでございます。これにて地霊殿編完全終了でござい。
 藤千代は、気がついたら隣にいたり噂話をしてたら突撃してきたりってのがデフォになってきてる気がします。でもそれがキャラとして受け入れられているようなので、本当に使いやすい御方ですわあ。
 神奈諏訪ばかりが悪いわけではないとすると、こんな感じのコメディなおしおきが限度かなあと思います。しばらくほのぼのが……続けばいいですね(目逸らし
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.14 18:37 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3211/

こんにちは残念美人。いやはや、投稿からコメントが遅れまして申し訳ありません。

えーきさまつよい。
藤千代さまつよい。
でも何よりもそんな光景を見て平然としてる月見さまとてもつよい。

なんだかんだでこんなのも平和の一部だったりするんですよね。
まあ今回は本当にえげつない異変だったので元凶?の二柱が裁かれるのは仕方ないと言えば仕方ないんですが。
けして怖がったり涙目になったり逃げ出そうとしたりする二柱が可愛いなんて思ってイマセンヨ?イヤホント。

それでは。次回も楽しみにしています!

P.S.
第二次諏訪大戦……幻想郷でやるとなったら本当に崩壊の危機に陥るので止めてください諏訪子様(主原因の鬼の方をチラリと見つつ)


2017.05.14 14:14 / みあ #- / URL[EDIT]
3210/ Re: トミーさん

トミーさん>
 残念美人!
 去年の段階からすでに期待されていましたからね。いやはや、皆さんが残念かわいそうなヒロインを求めてくださっているようで私は嬉しいです(´ω`)
 ヒロインが不憫な目に遭って悲鳴をあげる……なるほどいつも通りですねっ(慈愛の微笑み
 正直志弦より出番に恵まれていないヒロインって結構ゲフゲフ。はあ、私も幻想郷の残念天使たちに囲まれた生活を送りたいです。あと尻尾。
 衣玖さんの短編はほぼ書き終わったので大丈夫。パルさんは……ちょっと時間が掛かるかもしれませんね。星蓮船編に向けて、なくなったストックをまた蓄えておきたいのです。
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.14 00:22 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3209/ Re: nikoさん

nikoさん>
 さあ宴会だ!
 と見せかけて、次回はもう一話だけ日常回を挟みます。これもぜんぶ、地霊殿編の風呂敷を広げすぎたせいなんや……(痙攣
 というか、nikoさんのコメントが諏訪神奈に辛辣すぎてビビりますわあ……基本みんな仲良しですからねっ、案外平和な宴会になるかもしれませんゾ。
 平和とは――女の子が残念な目に遭って涙目で震えている世界のことです(病気の目
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.14 00:21 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3208/ Re: 卍白狼卍さん

卍白狼卍さん>
 女の子が涙目で不遇な目に遭っている――それこそが銀狐における幻想郷の日常なのですっ。残念が満ちているのですっ。そんなお話をまた思う存分書けるようになって私は嬉しい。
 二人のOHANASHIが終わったとき、二柱の神は砂になっていたとかいなかったとか。映姫様はその後、月見のところでまたツンツンしてから仕事に戻っていったことでしょう。
 藤千代が捕らえ、映姫様がお説教をする。即死コンボかなにかでしょうか?(じゅんすい
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.14 00:20 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3207/ Re: アセロラジュースさん

アセロラジュースさん(非公開コメント)>
 残念美人!
 古き良き、私も調べてみました。その限りだと、「古き良き」の方が一般的に使われているような印象を受けました。なので別にこのままでいいんじゃないですかねっ。
 ――と思ったのも束の間、「そういえば今までの話ではどっち使ってたんだ?」と思って調べてみたところ、「古き佳き」でした。はい、直しましょう(
 ですが勘違いしないでください……これは誤字ではないっ。私のノー誤字記録はまだ続いているのです……!
 そして二つ目の『深遠』ですが、これは、個人的に『深淵』と使い分けています。
 『深淵』ですが、アセロラジュースさんが「底知れないこと」と書かれている通り、深い深い穴を覗き込むような、暗くて不気味な『奥深さ』だと思ってます。一方で『深遠』は、見たこともない遥か彼方の景色を思い描くような、空想的で神秘的な『奥深さ』というのが私の定義です。『深淵』はマイナスの意味で、『深遠』はプラスですな。
 この分類が正しいかどうかはわかりませんが、まあよほどの拘りがあるということで笑、『深遠』のまま行こうと思います。
 そしてこれも誤字ではない。ノー誤字記録は更新中ですよ……!
 おくうの姿ですが、一応本編中に書いてはいます。ですが本当にさらっとなので、見落としてしまっても正直無理ないかと思います。地霊殿⑫に『八咫烏の荒御魂が恙なく鎮まり、おくうは身も心も元の姿を取り戻した。』と書いてありまして、これが要するに八咫烏の力を得る前の、赤の目も融合の足もない本来の姿に戻ったということで……わっかりづれえなこれ……(
 ……ふーむ、こっちの方は修正しつつ、後々のお話で改めて補足した方がよさそうですねえ。原作じゃあ制御棒だのなんだの付けてる状態がデフォルトなわけですし、誤解がないように強調すべきなのかも( -"-)
 そしてそして最後に、伏見稲荷ですかっ。いいなあ羨ましいなあ! ちゃんと山の上の社まで参拝してきましたか? 千本鳥居だけが伏見稲荷の魅力じゃないと私は切に訴えたいっ ・w・)≡3
 私もいつか……いつか必ず……っ!

>あ、特に残念な目には遭いませんでしたよ笑
 ちっ。

 ではでは、コメントありがとうございました。残念美人!


2017.05.14 00:17 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3206/

(; ・`д・´)ナン…ダト!? 7回も読み直した自分が見落としていた…だと!? これは夢想封印モノですな。

それはさておき本当に見落としてました。ナンテコッタイ…。
もっともっと『銀の狐』勉強せねばなりませんね。

ではでは、返信ありがとうございました。


2017.05.12 20:08 / 最果てのカウボーイ #0WaaQNmw / URL[EDIT]
3202/

…うーむ、絶対的に悪いわけでもなければ、完全に悪くないわけではない…
しかし被害は甚大ではあり、責任は問わなければならない…
となるとここが一番いい落とし所なのでしょう。
こういう問題に答えはないですからね…
とりあえず、後腐れなく終わるようで良かった良かった…

…加奈子様の荒御霊は力技で沈められるのか…


2017.05.11 02:32 / 蒼牙 #- / URL[EDIT]
3201/ Re: 最果てのカウボーイさん

最果てのカウボーイさん>
 月はアカン……月はアカンのです……バランスが崩壊する……紺珠伝、あんなの絶対おかしいよ(泡を吹く
 さておき、残念美人! こういうお話が読みたかったんでしょ! ほしがりめ!(薄い本感
 いえいえ、間違いどころか大正解でございます。本編にもはっきりそう書きましたしね笑 まあ文字数は、緋想天編と同じとはお世辞にも言えないほど膨らみましたけど……0(:3 )~ _(¦3」∠)_
 他のコメントでも見受けられましたが、志弦の登場ってそこまで久し振りでしたかね。ほんの十話振りなんですけど……やっぱり、十話にもなれば充分久し振りなのですか!?(価値観の崩壊
 月見が知る『神古』と、いま幻想郷にいる『神古』と、白蓮を封じた『神古』。ご期待に添えられるよう、精一杯妄想して参ります……!
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.10 22:02 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3200/ Re: 剛さん

剛さん>
 女の子を涙目にするのって楽しいですよね(よだれ
 はあ、ゆかりんが目を覚まして大暴走するお話を早く書きたい……でも本編が冬の間にやっておきたいネタがあるので、我慢我慢ですね。楽しみは最後に取っておくのです_(:3 」∠)_
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.10 22:01 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3198/ Re: 蝉丸さん

蝉丸さん>
 残念美人!
 地霊殿編前半のうちからコメントで散々フラグ立てられてましたからね……私自身はじめから書くつもりだったのはもちろんなんですが、それ以上に書かなきゃいけない使命感に駆られていたような気がします笑
 まったく……こんなお話を要望するなんて、ひどい読者たちですよっ(歓喜
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.10 21:58 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3197/ Re: 秋風紅葉さん

秋風紅葉さん>
 残念美人!
 そうですよねっ、女の子が不憫な目に遭って涙目になっている光景こそがいつもの銀狐ですよねっ。やはり残念は至高……! ・w・)≡3
 ……正直もっと泣かせたかっt(ミシャグジさま
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.10 21:58 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3196/ Re: ぶるさん

ぶるさん>
 あれ、そんなに久し振りでしたかね? 地霊殿⑤振りなので、まだほんの十話程度……。
 いや、普通は十話振りの登場だったら久し振り……なのか……?(価値観の崩壊
 さておき、藤千代のこの謎の安定感はなんなんでしょうね……。バランス崩壊級のバグキャラなので扱いづらくなるかと思ったらまったく逆という。こういうのを、デウス・エクス・マキナというのでしょうか。
 というわけで、これで地霊殿編も完全終了ですので、次回よりまたほのぼのをやってまいります ・w・)≡3
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.10 21:56 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3195/ Re: 怠惰な奴さん

怠惰な奴さん>
 残念美人!
 女の子がいぢめられて涙目になってる世界とか、なんて平和なんでしょうね! こんな平和がずっと続けばいいなあ! 怠惰な奴さんもそう思いますよねっ(じゅんすい
 ではでは、コメントありがとうございました。


2017.05.10 21:55 / 雨宮雪色 #- / URL[EDIT]
3193/

 残念美人! 

 地霊殿編のオマケ話の今回、愉快に読ませていただきました。恐らく大多数が予想していたであろう神奈子へのお仕置きでしたが、えーき様の説教だけで同情してしまう私です。

 原作関連ですが、お空のテーマって神奈子と教授のアレンジなんですよね。そこでふと思ったのが、
『制御棒ってオンバシラを材料にしてる?』
と。実際あり得なくは無いかなと。原作未プレイ勢なので勝手な妄想ですが。

 さて、いつものパターンなら中短編なので、雨宮ワールドを楽しみにしています。

 残念美人!!

P.S. 元から残念だったのに、幻想郷に染まって残念が加速した志弦ェ…………


2017.05.08 12:54 / 因幡の物置 #- / URL[EDIT]
3192/

どうもおはこんばちは、カミーユです(´-ω-`)

はい、というわけで、地底の異変Ex終了ですね。
志弦もいい感じに幻想郷に染まってますね、あとそこ変われ。にしても溶けてる早苗は是非みたい。

それはそれとして千代が神奈子の隣に気づかれずにいたのはちょっとした意趣返しかな?かなちゃん超びびってたからね。諏訪子は、まぁ消極的賛同してたわけで、結果とばっちりだけど仕方ないね。

まぁ総括として、閻魔様直々の説教と地底修復のみで済んだ分ましだと思うがね。下手したら、月見が再起不能または死亡してた場合、幻想郷崩壊の危機どころか世界がやばい。後はしばらくほのぼのが・・・続いたらいいな。

というわけで、次回更新お待ちしております(。・ω・。)ゞ


2017.05.08 03:20 / 内村カミーユ #- / URL[EDIT]
3191/

残念美人! 更新お疲れ様です!

今回は待ちに待った守矢涙目回‥‥いやーほんと笑わせてもらいましたw

気付けば隣に藤千代‥‥連行されたと思ったら目の前に映姫様‥‥。
こんなの泣いてしまってもしょうがないですよねっ。
こうして耳をすますと加奈子様と諏訪子様、あとどこぞの天魔様の悲鳴が今でも聞こえてくる気がしますねぇ‥‥、いやーいつもの日常が戻ってよかったよかった!(満面の笑み)

そして久々登場の志弦。
順調に幻想郷に馴染んでいるようで何より。
彼女とは幻想郷の天使達について是非とも語り明かしたいものです(´ω`)

それでは今回はこの辺りで。
次回の話はもちろん、衣玖さんやパルスィの短編も楽しみに待っています!

それでは失礼します〜_(:3」z)_


2017.05.07 23:56 / トミー #- / URL[EDIT]
3190/

さあ宴会だ!
地底と地上の交流再開だぜ!異変解決も含めて水月苑で饗宴と混沌と変態と弾幕の入り乱れる大宴会だっ!

どうもnikoです。宴会になったら、神様達はまともに参加出来るのかな。簀巻きにされて池に放り込まれてひめ以下魚達のエサになるのかな。それとも吊るされて弾幕の流れ弾くらいまくるのかな。
いずれにせよまともに酒は飲めなそう。延々映姫に説教されるという極刑は……宴会自体が閻魔様の餌食になるか。

幻想郷って……平和って、なんだっけ。


2017.05.07 23:19 / niko #- / URL[EDIT]
3189/

更新お疲れ様です。
いや~今回は普通(?)の日常で平和でしたね~
どこから、悲鳴のようなものが聞こえますがきっと気のせいでしょうね~
いや~お茶が美味しいですね~

とまぁそれは置いといて、とりあえず今回は守矢の二柱のお説教回でしたが、いや~様々な理由はあったとはいえ、結局は監督不届きが原因でしたからね~映姫様のお説教が栄えますね~さて今回は休憩含めて、何時間かかるかな?

そして藤千代さんはホント規格外の方ですね~能力的(身体的も含め)に絶対に逃げられないですからね。

残念、鬼子母神からはにげられない!!

大人しくO☆H☆A☆N☆A☆S☆Iをされましょうね~


2017.05.07 23:06 / 卍白狼卍 #- / URL[EDIT]
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2017.05.07 22:58 / # / [EDIT]
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今回は処刑用BGMと名高き(?)『ピュアヒューリーズ ~心の在処』をバックに残念美人!

きたぞお約束ターイム!ウオオオオアアアア 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!!
いやー笑いが止まりません。これぞ幻想郷!


さて、今回も本質的には緋想天と同じく小さなズレが積み重なって起きた異変なのかなと考えております。あくまで個人的な考えなので間違いがあればご容赦を。
でも結果的に『平和な』幻想郷に戻ってきましたね。いやー良かった良かった。ん?守矢二柱?知らんなそんなもの(すっとぼけ)
平和なもんは平和なんです。

志弦は久しぶりの登場になりましたね。相変わらず元気にやっているようで何よりです。
そう言えば星蓮船は志弦が関わってくると言うことでしたね。やっと三つの『神古』が繋がりますな。
雨宮さん期待しますよ!

ではではこの辺で。


2017.05.07 21:48 / 最果てのカウボーイ #0WaaQNmw / URL[EDIT]
3186/

地霊殿与太話=神様2人のお仕置き話、大爆笑させてもらいましたww御二方のキャラ崩壊が凄いこと凄いことww
そして相変わらずの幻想郷の謎の力関係と風景。イヤーヘイワダナー(目逸らし)
これで暫くは平和話に入りますね。とりあえずは地上に戻ったあと冬眠から覚めた紫とか心配してた藍とかその他諸々に色々言われるんでしょうね。特に紫と藍はおくうと神様2人にO☆H☆A☆N☆A☆S☆Iしに行く、もとい大暴走するんでしょうね。


2017.05.07 21:37 / 剛 #- / URL[EDIT]
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残念美人!

更新お疲れ様です。今回はお仕置き回でしたね。うん、まあこうなることは分かってた(白目)
諏訪子様と神奈子様に合掌を。あの二人の説教とか本気で受けたくないです、はい。多分死んじゃう()

ではでは、次回も楽しみにお待ちしております。


2017.05.07 21:26 / 蝉丸 #- / URL[EDIT]
3183/

残念美人!


更新お疲れ様です!
やっといつもの感じで癒されますね(*´∀`)
涙目の神奈子様最k(オンバシラが突き刺さっている


次回も楽しみにしています!(*ゝ`ω・)


2017.05.07 21:25 / 秋風紅葉 #wLMIWoss / URL[EDIT]
3182/

更新待ってました!

志弦めちゃくちゃ久しぶりの登場ですよね!?
お気に入りなのでテンション上がりました!

やっぱり千代さん登場の安心感と絶望感は異常や・・・。
ゲームなら間違いなく強制負けイベント(再挑戦不可、全ステータスカンスト)のパターンや・・・。

また次回も楽しみにしてます!
執筆頑張ってください!


2017.05.07 21:04 / ぶる #- / URL[EDIT]
3181/

残念美人!

いやー、一件落着。平和だナー(棒


2017.05.07 20:45 / 怠惰な奴 #- / URL[EDIT]

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